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Un peluche importante
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出来上がったぬいぐるみを前に、凛は満足気に微笑んだ。初挑戦にしては、そこそこ良い感じに出来たと思う。るるかと凛は、出来上がったぬいぐるみを交換しようと約束していた。何を作っているのかは、出来上がるまでのお楽しみと言う事だったので、双方極力相手の手元は見ないようにしていた。
「凛、はい。これ、あげる。へへ、上手に出来たでしょ? 大事にしてね」
るるかに手渡されたのは、ペンギンのぬいぐるみだった。ぬいぐるみの抱えているギターは、凛が愛用しているギターとソックリだった。
「ありがとう! ギターまで持ってて、可愛い! 嬉しいなぁ♪ じゃあ、私からも! うさぎだよ! 可愛いるるかちゃんにピッタリだと思うんだ♪」
クリクリとした瞳のうさぎは、耳元にピンクの花が飾られている。るるかが「可愛い!」と嬉しそうにうさぎを抱き締め、凛がその様子を楽しそうに見守る。
「今日は楽しかったー! また一緒にお出かけしようね!」
約束。と、小指を絡める凛とるるかの隣で、美咲紀は修の姿を見つけて駆け寄った。美咲紀の手には、白ベースで所々黒い斑点模様の猫のぬいぐるみが抱かれている。手触りの良いふわふわの生地で作ったため、床に置くとへにゃんと垂れているようになる。大福と名前をつけた猫とは、今日から一緒に眠る予定だ。
「椿も来てたんだな」
修が微笑みながら、美咲紀の抱いている大福の頭を撫でる。修の動物好きは、どうやらぬいぐるみでも発揮されるようだ。美咲紀の目が、修の手元のぬいぐるみへと向けられる。麗佳からマスコットぬいぐるみの基本キットを別途購入した修は、服や髪型を独自にアレンジして茉菜そっくりのぬいぐるみを作っていた。ショートカットの可愛らしい女の子のぬいぐるみに、美咲紀の瞳が部屋の隅で一生懸命ぬいぐるみを作っている女の子へと向けられる。多分、あの子をモデルにしたものなのだろう。わざわざぬいぐるみまで作るのだから、きっと修の大切な人なのだと思う。修には、理数系の私的先生としてお世話になっているため、何かをしたくなった。
「ね、あの子の誕生日って、いつ?」
「ん? 確か5月10日だったと思うけど……」
美咲紀の誕生日が4月29日なので、星座は一緒だ。
「今日の占いで、おうし座のラッキーカラーはピンクだったの。だから、ピンクのお花の髪飾りなんて作ったら可愛いんじゃないかな」
美咲紀の提案に修が顔を綻ばせ、手早く花の髪飾りを作る。思ったとおり、髪飾りをつけたぬいぐるみはとても可愛かった。
「椿、ありがとう」
どういたしまして。と返しながら、茉菜の元へと歩いて行く修の背中を見送り、美咲紀は小さく微笑んだ。ほんの少しでも、お返しが出来たかな。そう思いながら、大福をギュっと抱き締めた。
修は出来上がったばかりの茉菜のぬいぐるみを「ノインからのお礼」と言って手渡した。思いも寄らなかったサプライズプレゼントに、茉菜が予想以上の喜びを見せる。大袈裟すぎる喜びを前に、修は困ったように照れ笑いを浮かべると、茉菜の作ったノインの頭をそっと撫でた。
優妃は確かに、王輝を慕っている。あの日、彼女に書いてもらった心のうちは、燃やせずに生徒手帳に折りたたんで挟んであった。出来上がったクマのぬいぐるみを手に、羽衣と侑の二人と何やら話している優妃の隣に座り、恩は内緒話をするように小さな声で話しかけた。
「ねぇ、知ってるかしら? テディベアは、名前をつけてリボンを首に巻き付けた日がお誕生日なの。この子にもリボンをつけて、お名前をつけてみたらどうかしら」
もし一人で決められないなら、贈る相手と決めても良いし。と続けながら、恩はピンク色のリボンを優妃に手渡した。
「そうだわ。取れないように、ちょっと後ろの方を軽く縫い付けてあげる」
ぬいぐるみの中に、メモをそっと忍ばせる。今は無理でも、いつか彼女の想いが彼に届く日が来る事を願う。きっと王輝はまだ、心のどこかに妹を思う気持ちが残っているはず。恩は、そう信じたかった。そんな淡い気持ちが、後日あっさり砕かれるとは、この時は考えもしなかった。
「そのぬいぐるみ、お兄さんにあげるんだよね。喜んでくれると良いね」
「ありがとう……。鴇波、さん……と、七音さん……は、誰かに、あげるの……?」
優妃の質問に、羽衣と侑は顔を見合わせた。二人の顔が見る間に赤くなっていき、声を合わせる。
「まだ考え中なの」「考え中だに!」
「そう……。でも、とっても……可愛く、できてるし……喜んで、もらえると……思うの……」
その言葉に、二人はさらに顔を赤くして俯いた。そんな三人の斜め前の席では、零葉がハムスターのぬいぐるみを輝いた顔でモフモフしながら、牡丹と渚砂、万里にしきりにお礼を言っていた。不器用な彼女が鯨のぬいぐるみも無事に完成する事ができたのは、三人の丁寧なアドバイスのおかげだろう。
冥も少し不細工ながらも無事にクマが作りあがり、色々と手伝ってくれた紫蓮にお礼を言っていた。
「喜んでもらえると良いね」
その言葉に、冥は大きく頷いた。このクマを見て、王輝の心が少しでも癒えれば良い。そう、願った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月10日
参加申し込みの期限
2014年03月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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