this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
Un peluche importante
<< もどる
1
…
22
23
24
25
26
…
28
つぎへ >>
日菜をモデルに作るのだから、納得のいく出来にしたかった。ぬいぐるみ作りは初めてだったが、裁縫自体は得意なため、璃人は護や麗佳に少しコツを教わっただけですぐ上手く作れるようになった。日菜への想いを目一杯詰め込んで丁寧に作ったぬいぐるみを前に、璃人は小さく息を吐くと、出来上がったばかりの白頭鷺をデフォルメした小さなぬいぐるみを日菜人形に抱きかかえさせた。一方、得意な美術を活かして魔法少女バージョンの璃人の人形を型紙から作っていた日菜は、丁寧に想いを込めながら縫い進め、最終調整の為に何度も璃人と人形を見比べていた。座っている足の位置を直し、洋服の裾を直し、ふっと璃人と目が合う。恥ずかしいような嬉しいような、甘い空気に思わず目を逸らし、璃人が優しく笑うのが視界の端に映る。
「出来ましたか?」
優しい声に頷き、璃人の手元の人形に目を向ける。流石は裁縫上手の璃人、完成度はかなり高かった。完成したぬいぐるみは交換しようと約束していたのだが、上手く出来たがために日菜の心にある思いが浮かぶ。
「この子、りぃちゃんに持っていてほしいな。……ぬいぐるみでも、二人一緒がいいな、って」
二つが離れ離れになってしまうのは、悲しい。もしも自分だったら、璃人の傍にいたいし、璃人に傍にいて欲しい。だからこそ、人形の日菜の傍にも璃人がいて欲しい。
「……分かりました。離れ離れは、寂しいですもんね。ちゃんと二人並べて飾って……大切に、ずーっと大切にしますからね!」
「ありがとう、りぃちゃん」
璃人の隣に相応しい女の子になりたいと、日菜はずっと思っていた。遠いのは、分かっている。今のままで良いと言ってくれた璃人の言葉に、今はまだ甘えてもいいのかな。……いつまでも甘えてはいられないと、分かっている。けれどどうすれば彼に相応しい女の子になれるのかは分からない。いつか、胸を張って璃人の彼女だと言えるような自分になりたい。そのためには、何から始めれば良いのだろうか……?
寂しげに陰る日菜の横顔を見ながら、璃人は考えていた。前に彼女から聞いた言葉が、今でも胸に引っかかっている。璃人はありのままの日菜が好きで、日菜だからこそ大好きで、彼女でなければダメなのだ。どうしたら、この気持ちを上手く伝えられるのだろうか。今のままの日菜が好きなのだと、どうやったら伝わるのだろうか。言葉で伝え切れない気持ちはもどかしく、溢れ出しそうになる感情は行き場を失って、璃人の胸の中で渦巻いている。
日菜が、二体の人形の手を重ねる。仲の良い二人の人形を前に、璃人はそっと、机の下で日菜の手を握り締めた。
<< もどる
1
…
22
23
24
25
26
…
28
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
Un peluche importante
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月10日
参加申し込みの期限
2014年03月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!