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Un peluche importante
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物凄くテンションの高い麗佳を前に、小淋は困っていた。全く追いつかない筆談がもどかしい。もしも喋る事が出来たらと、一瞬考えるものの、隣にいる
七音 侑
を見ている限り、例え喋れたとしても意味はないようだ。
黒猫のぬいぐるみを作っていた侑は、途中でふと猫にリンゴを持たせたら可愛いのではないかと考えた。黒い猫が持つ真っ赤なリンゴなんて、考えただけでもちょっと可愛らしい。けれど思いの他リンゴが難しくて、縫い終わりを如何すれば良いのか麗佳に聞きにきたところ、受付をしようとしていつの間にか恋愛の話になり、切り上げるタイミングがつかめずに延々麗佳の妄想を聞かされる羽目になっていた小淋と出会った。麗佳の話の矛先が、小淋から侑へと移る。
「侑ちゃんはそのぬいぐるみ、誰にあげるの?」
「うに? 自分用って思ってたけど……でも、男の子ってぬいぐるみ喜ぶのかなぁ? 確かに今月誕生日だけど……」
「彼氏ね!?」
「ぽえ? 彼氏じゃないですよー、友達だにー」
全然そういうのではないと、笑顔で首を振る。
「同じクラスで、一緒にお菓子食べたりとか話したりとか、お茶しただけですにー。あ、そう言えばこのブレスレットもその子からなの♪」
嬉しそうにハートのブレスレットを見せる侑。これは麗佳でなくとも思うところはあるわけで、小淋の頭の中にボンヤリと顔が浮かぶ。そう言えば、彼はリンゴが好きだった。
「それはもう、恋人同士で良いんじゃないのかしら?」
「だから、友達だにー」
「だってその子の事、好きなんでしょ?」
麗佳の鋭い質問に、侑がキョトンとした顔のまま頷く。
「うん、その子の事は好きだし、クラスのみんなも好きだよ?」
「いや、そういう好きではなくて……」
「そんなこと言われても、わからないにー……。浅山さんはどう思うにー?」
突然話を振られ、小淋がブンブンと首を振る。恋愛なんて、今はまだ遠い話のようで、そんな事を聞かれても分からない。困惑する侑と小淋などお構いなく、麗佳が次々に質問を繰り出していく。その男の子の年齢は? 同じ学校? どこが好きなの? 身長は? スポーツは得意なの? 最初は答えていた侑だったが、途中からは何故か小淋も巻き込まれての質疑応答になっていた。侑が答えに詰まり始め、小淋の筆談も追いつかずにどうしようかと考えているところに、救世主が現れた。
「浅山、どうしたんだ? なかなか来ないって優妃が心配してるぞ?」
深雪の登場に、これで抜け出す事が出来ると安堵したのも束の間、想像の斜め上の展開へと発展した。
「もしかして、侑ちゃんの彼氏さんって、深雪君!?」
「はぁ!?」
「うにゃ!? ち、違うにー!」
驚く深雪と侑がすぐさま否定をするが、麗佳は全く聞いていない。
「またまたー、隠さなくて良いのよ。あ、それとも周りには知られちゃいけない恋なのかしら? 侑ちゃんの御両親がお付き合いには反対しているとか? そんなの愛の力があればどうにでもなるわ! 私、侑ちゃんと深雪君の味方だからね!」
「だ、だからそうじゃないにー!」
妄想の世界へと旅立ってしまった麗佳は、侑の叫びなど聞こえていない。どんどん進んで行く侑と深雪の悲しい愛の物語に、とうとう侑の恥ずかしさが最高潮に達した。
「そ、そういうのは恥ずかしいってばー!」
顔を真っ赤にした侑が、走り去って行く。逃げる先は集中しながらモモンガを作っていた羽衣のところで、突然赤面しながら飛び込んできた友人に戸惑っているのが見える。
「あら? もしかして、深雪君と侑ちゃんってまだ付き合ってないの?」
「まだも何もナイですから!」
「それじゃあ、深雪君と付き合ってるのは小淋ちゃん?」
「違います!」
深雪の否定に、小淋が大きく頷く。しかし再び「またまたー」から始まった麗佳の止め処ない妄想に、二人は物凄く遠い目をしたまま放心したのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月10日
参加申し込みの期限
2014年03月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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