せんせいといっしょ：浅井先生編｜リアクション

せんせいといっしょ：浅井先生編

　テントや寝袋などを纏め、返却しに行くその道すがら。時子は何気なく幸太に問いかける。
「……先生、今回のキャンプは楽しかったです。先生はどうでしたか？」
「凄く楽しかったよ。最初モニターって言われたから緊張もしたが、皆でわいわい言いながら過ごせて、思いっきり遊べてリフレッシュできたかな」
　爽やかな笑みで答える幸太に、時子は微笑んで頷く。その会話を聞きながら、といきも嬉しそうに笑う。
「先生、みんな、箱根に遊びに来てくれて有難うにゃ。といきとしても、ここを気に入ってくれたらうれしいのにゃ」
「青物は実家が箱根だったな」
　幸太にそう言われ、といきは頷く。刀や礼二郎、耀、轟はそんな会話を聞きながら、ここは楽しかったな、と振り返るのだった。

　用具を返し、みんなでオーナーに「ありがとうございました」と挨拶。その後はバスにのって駅まで向う。そこから電車に乗って寝子島へと戻る。
電車に乗る前、お土産屋さんに寄れば、礼二郎は両親に、勇は近所の子供たちへのお土産を見繕っては何が喜ぶだろうか、とお菓子やキーホルダーを見て周り、其々気に入った物を買っていく。他の生徒たちも楽しげに買い物する姿を見て、幸太は来てよかったな、と頷いた。
電車の中では真央特製の燻製と朝食に残ったおにぎりを食べ、キャンプの思い出話に花が咲いた。疲れた修は思わずうとうととし、キャリーではカーキーが同じように眠っていた。

　こうして、一泊二日のキャンプは終わり、幸太は生徒たちと楽しめた、と幸せそうな顔で頷いた。

・おまけ
　修はカーキーと共に星が丘寮へ戻る。お土産は、小さな家族たちの為にドライベジタブルやひまわりの種である。
「ただいま。みんな、良い子だったかい？」

　ドアを開けた途端よって来る子猫達に微笑みながら頭を撫でる。傍らではカーキーがくぅん、と愛らしく鳴いて擦り寄った。子猫達は「次は僕たちも行きたい」と言っているようで、修は思わず頬を緩めた。

（終）

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あとがき

担当マスター：菊華伴
ファンレターはマスターページから！

菊華です。
今回は浅井先生とキャンプ！　と言う事でこのようになりました。
テストの事を忘れて思いっきり遊べたようで、浅井先生も嬉しかったようですよ。

また、キャンプ場のオープンは８月になるそうです。
オーナーもマナーが良い皆さんの行動に感心していましたし、浅井先生としても鼻が高かったそうです。

今回は全体的に「キャンプを楽しもう」というアクションのお陰で楽しく書く事が出来ました。
今後もこんなシナリオを出せたらいいな、と思っています。

それではまた縁がありましたらこれで。

おまけ
皆さんにはお土産屋にて、先生からアイスか飲み物を奢ってもらっております。
また、一部のPCさんにはキャンプに纏わる称号を配布しておりますのでお楽しみに。

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