this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
おちこぼれ姫の……あっ、出ちゃった!
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
8
つぎへ >>
【寝子島、それぞれの出会い】
「あっ」
石畳の広場で、シャルロット姫は
八神 修
とすれ違った。
「おっと。失礼、大丈夫?」
バランスを崩した姫の胴体を、修の腕がしっかりと支えた。
そのまま至近距離で、修はまっすぐに姫の瞳を見つめて、やがてうっすらと微笑んだ。
「動かないで、貴女のやわらかな髪が、俺のボタンにからんでいるから」
「まあ」
ゆっくりと髪を解きながら、修は姫の緊張を解きほぐすように冗談を言った。
「悪戯なボタンだ。貴女を引き止めたかったらしい。けど、ボタンがそう思うのも無理はないな」
姫の目を見つめたまま、自分を印象づけるように、修は告げた。
「なぜなら俺も同じ気持ちだから。俺は修。貴女の名前を訊いてもいいだろうか」
「私はシャルロットよ、修さん」
「素敵な名だ。ロティと呼んでもいいかな? 俺のことも、修と呼んで欲しい」
「ええ。わかったわ、修」
「それじゃあ、ロティ。俺に少し、ロティと過ごす時間をくれないか?」
修は姫の手を握り、一度放して、視線で彼女に許可を求めた。
「……ええ。いいわよ、もちろん」
「ありがとう、ロティ!」
ぱっと明るい顔をして、修はぐいと手を引いた。
恭しい中にも強引な素振りに、姫は異論をとなえる余地もなかった。
「こういうところに来たことはある?」
修が姫を連れてきたのは、ゲームセンターだった。
店内に響く電子音に、姫は目を丸くする。
「いいえ、来たことがないわ。とてもにぎやかな場所ね」
「ほら、おいで。こっちだ」
修が誘ったのは、二人乗りのレースゲームだ。
簡単に動かし方をレクチャーすると、姫と修はレースに挑んだ。
「あっ、やだ、ちっとも勝てないわ」
三連敗して頬をふくらませる姫に、修は手を差し出した。
「飽きちゃった? それじゃあ、向こうのクレーンゲームでもやろうか」
姫が興味を示したウサギのぬいぐるみを修が取ってあげると、彼女はぬいぐるみを抱きしめて喜んだ。
「私も、いつもはウサギと一緒に旅をしているの」
「じゃあこれでロディのウサギにも恋人ができたな」
「まあ、そうね。きっと喜ぶわ。ありがとう、修!」
恋人といえば……と見上げてくる姫に、修は首を傾げてみせた。
「ロティがこっちにいる間、今日だけでも、俺がロティの仮の彼氏になれるかな?」
ぽかんと口を開けて顔を赤くする姫に、修は手を差し出した。
「さあ、次に行こう」
ゲームセンターを出たところで、修と同じクラスの
荒海 藤吾
にばったり出会った。
「やあ」
「おう」
じろりと姫を見る藤吾が、眉をしかめた。
「……どっかで見たことあるな。確か、本屋だったか?」
「シャルロット・シャッボーネです、こんにちは」
「ああ、あの本か」
姫の素性に納得がいったらしい藤吾だったが、本の登場人物が寝子島を歩いていることに対しては納得できない。
「何でここにいるんだ? 迷子か?」
「迷子にはよくなるの……。けど今は、心が迷子なのかなぁ?」
「よくわかんねえな」
「私ね、今、ラブを探している最中なの。あなたはラブを知っている?」
「愛か、……愛、なぁ。いろんな愛があるから、一口には語れないよな」
「知っているのね、素敵! あなたにとってはどんなものなの?」
首をひねりつつも、藤吾は答えた。
「俺はそうだな……、守ってやりたいとか、そばで支えてやりたいとか思うのが、愛なんじゃないかって思う」
目をきらきらさせて見つめてくる姫に対して律儀に言葉を返しながら、藤吾の頭に、よく見知った人物の顔が浮かんだ。
(……ん?)
どうして彼女を思い浮かべてしまうのかわからずにいた藤吾だったが、すぐにかぶりを振って姫に意識を戻した。
「どうかしたの、大丈夫?」
「ああ、少しぼうっとしてて悪いな。それで、愛を探してるって話だったな。愛が足りてないっていうなら、俺も一日姫につきあってやるよ」
「いいの!? ありがとう、嬉しいわ! この島の人は、皆とっても親切ね!」
「この近くでよければ、案内するぜ」
そこへ、三人に気づいた
鴇波 羽衣
が、わくわくした様子で加わった。
「わあ、すごい! もしかして本物の、あの姫!? かわいー!」
「こんにちは」
「こんにちは!」
どうやらすぐにシャルロットがおちこぼれ姫だと気づいたらしい羽衣が、歓声をあげて姫の両手を握った。
「こんなところでどうしたの? サインしてもらってもいいかなぁ」
「ええ、もちろんいいわよ」
「やったー!」
さっそく姫にサインをもらいながら、姫のラブ探しの話を聞いて、羽衣も協力を申し出た。
「あたしもお手伝いできるかな? ねえ、シャルちゃんって呼んでもいい?」
「好きなように呼んでね、羽衣さん」
「ありがとうシャルちゃん! シャルちゃんは本で見るよりかわいくて、親しみやすいんだね、会えてとっても嬉しいよ!」
「私も、この島の人たちに会えて嬉しいの。ここならきっと、ラブも見つかるんじゃないかしら、そんな気がするわ」
「ラブかぁ……、そうだ、四人でこれから買い物に行かない? かわいい服とか小物とか、見に行こうと思ってたんだー」
尋ねてみると、修も藤吾も同意したので、四人はかわいいものを求めてショップを巡った。
「あたしね、まだ自分にどんな服が似合うのかとか、わかんないの」
姫と洋服を見ながら、おしゃれも勉強中なのだと羽衣が言った。
「シャルちゃんはいつもかわいい服を着てるよね。そういうのって憧れるけど、あたしのガラじゃないかなーって気もするし……」
「そんなことないと思うわ」
「そうかなぁ? ね、あたしはどんな服が似合うと思う?」
「そうね、羽衣さんは、優しい色や素材の服が似合いそう。触り心地のいい服や、動きやすいカットの服を着てみたらどうかしら」
普段着ないような服もいろいろと試着してみて、楽しく過ごした。
「シャルちゃんはかわいいから、何でも似合うねー!」
羽衣の感嘆混じりの声に、姫だけではなく、藤吾と修からも異論があがった。
「いや、二人とも似合ってるだろ」
「そうだな、どっちもそれぞれ素敵だよ」
次に足を運んだ小物屋さんで、修は姫にカチューシャをプレゼントした。
「ティアラも似合うけど、今日は普通の女の子だろう? だったら、こっちかな」
姫の頭のティアラを外して、修は自分の鞄にしまい、かわいらしいカチューシャで髪を飾った。
「ほら、鏡を見てごらん。服に映えるし、とても……、かわいいよ」
「わあ、素敵! ありがとう!」
鏡を覗いて笑顔を浮かべる姫に、羽衣も購入したばかりのリボンを持って来た。
「シャルちゃん、これ! あたしとおそろいで買ったリボンなの。つけてあげるね」
羽衣は鏡の前で姫の髪をすくうと、サイドの髪を編み込みにしてリボンを結んだ。
光沢のあるリボンは、やわらかな姫の髪によく似合う。
羽衣もポニーテールのリボンをほどいて、姫に新しいリボンを結んでもらった。
「私、お友達とおそろいのリボンなんて初めてよ。大切にするわね!」
「う、うん! お友達だって思ってくれてありがとー!」
「俺からも、これやるよ。似合うんじゃねぇの」
藤吾も、土産だといって姫にペンダントを差し出した。
「わあ、ウサギのペンダント! 私、ウサギが好きなの、嬉しいわ!」
姫は、藤吾に買ってもらったペンダントを首からさげると、ウサギのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめて相好を崩した。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
おちこぼれ姫の……あっ、出ちゃった!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月26日
参加申し込みの期限
2014年03月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!