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おちこぼれ姫の……あっ、出ちゃった!
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【本の持ち主との再会】
「次は何を食べましょうかー」
「えっ、まだ食べるのか!?」
意欲をみせる藍に、さすがの刀も目を丸くした。
喫茶店でスイーツフェアのメニューをたいらげて、店を出るなりの発言だった。
「私はまだまだいけますよー!」
藍がソフトクリームの屋台に吸い寄せられるように近づいていくと、そこには今まさにソフトクリームを買おうとしている
御巫 時子
と
海原 茂
の姿があった。
「……あ」
「まあ、あなたは!」
茂と姫の目が合った。
茂はほっと息をつき、ここにいたのかとつぶやいた。
「よかった。ようやくお会いできましたね……。こんにちは、シャルロットさん」
「こんにちは。ええと、あなたはどなた?」
時子は自己紹介を済ませると、姫の分のソフトクリームも購入して、手渡した。
「どうぞ。一緒に食べませんか……?」
「ありがとう。いただきます」
ストロベリー味とバニラ味のソフトクリームを、時子と姫は交換しながら、周囲も交えて食べた。
「それで、ときめきは見つかったのか」
茂の問いかけに、姫は曖昧にうなずきかえした。
「もうちょっとで何かつかめそうなの。ここはいいところね、とても楽しいわ」
「そうか」
「あら、シャルロットさんったら……」
時子が、姫の口元についていたソフトクリームを指で拭いてあげると、姫は照れくさそうに微笑んで、お礼を言った。
「シャルロットさん、私たちもご一緒していいですか……?」
「まあ、もちろんよ!」
時子と茂も加わって、店舗をまわるうちに、姫はあっと声をあげてサンマさんグッズ売り場の前で立ち止まった。
「シャルちゃん、サンマさんに興味があるの?」
「しぶいな」
羽衣と藤吾が、姫と店頭のサンマさんを見比べる。
「ええ。さきほど、サンマさんのポーチをプレゼントしてくれた人がいるの。ここにはずいぶんとたくさんのサンマさんが置いてあるのね」
「よし、中に入ってみようか」
柊斗にうながされて、皆はぞろぞろと売り場へと入っていった。
「わあ、このペン、目が光るわ!」
サンマさんペンをいじって遊ぶ姫に気づいて、時子はペンを手に取った。
「気に入ったなら、記念にプレゼントしますね……」
「いいの? どうもありがとう!」
「少しでも、この島を好きになってもらえたら、嬉しいですから……」
お会計を済ませると、時子は寝子島限定のサンマさんプリクラを指さした。
「シャルロットさん、ついでにプリクラを撮りませんか……?」
「面白そう! ぜひ皆で撮りたいわ、いいかしら」
「俺は構わないが」
「もちろんだとも、ロティ」
茂と修も同意して、ぎゅうぎゅう詰めになりながら、一同はサンマさんフレームのプリクラを撮った。
「ありがとう、皆さん! とっても素敵な思い出だわ!」
人数分にきっちりと切り分けて、姫は幸せそうな笑顔を浮かべた。
(……あれは、茂くん?)
時子と姫と手をつなぎ、まんざらでもないような顔をして店から出て来た茂を見て、
青龍寺 琴理
の胸がさわいだ。
「あら? でも、あれはもしかして……」
茂の愛読書だと知り、琴理はおちこぼれ姫のシリーズを読んだことがある。
(けっこう面白かったのよね。でも、まさか……、本人なのかしら?)
本物のおちこぼれ姫だったら嬉しいなと思いつつ、琴理は茂に話しかけた。
「こんにちは、茂くん。一緒にいるのはもしかして……」
「ああ。気がついたか。そうなんだ」
茂が肯定し、琴理は姫と握手を交わした。
「本物のシャルロットちゃんに会えるなんて驚いたわ。よろしくね」
どうしてこんなところにいるのかと尋ねる琴理に、姫はいつものようにラブを探しているのだと語った。
「ときめきは女の子にとって、特別な感情だものね。そうだわ、せっかくだもの、大観覧車に乗りましょうよ!」
琴理に手を引かれ、姫はアウトレットの隣にある大観覧車を見上げた。
「大きい! これに乗るの?」
「そうよ。ねえ、茂くんも一緒に乗りましょう」
「ああ。そうだな」
人数が多かったために、何台かにわかれて観覧車に乗る。
琴理は、姫と茂と一緒だ。
「どきどきするわ」
観覧車に乗った姫が、胸を押さえてつぶやいた。
「私もよ」
ちらりと横目で茂を見て、琴理も言った。
「見て、夕暮れ時の空が綺麗よ」
昼に乗る観覧車も素敵だけれど、夕暮れ時や夜に夜景を眺めるのも素敵だと思う。
景色に見とれて、しばしの間、狭い空間に穏やかな沈黙が流れた。
一人で乗るのは寂しいけれど、好きな人と乗るだけで、ここは特別な空間となる。
(いつか恋人ができたら、一緒に乗りたいわね……)
ついそんなことを考えてしまい、琴理は姫に尋ねてみた。
「シャルロットちゃんは、今までいろんなところに行って、たくさんの男の子に出会っているけど、ときめいた人はいなかったの?」
「えっ、……ええっと」
ぽっと顔を赤らめて、姫は視線をさまよわせた。
「皆、素敵だもの……」
(あら、初々しくてかわいいわ)
「シャルロットちゃんの好きなタイプって、どんな人かしら」
琴理の問いかけに、姫は夢見がちな表情で宙を見つめた。
「そうね、優しい人がいいわ……。私だけを見てくれる、運命の人よ」
「あら、シャルロットちゃんはかわいいものが好きだから、てっきりかわいい男の子がタイプなのかと思ったわ」
女の子同士の話に、居心地が悪そうにじっとして無言をつらぬきながらも、茂が耳をそばだてているのがわかった。
そんな茂の様子に、琴理は思わず微笑んだ。
「それじゃあ、寝子島の男の子はどうだったかしら?」
「皆、とっても親切だったわ!」
「茂くんも親切よね。茂くんは、タイプに入っているのかしら」
わざとらしく茂を見つめながら訊いてみると、茂の表情にわずかな緊張が見てとれた。
「私は、みーんな大好きよ!」
くったくのない姫の返答に、茂の肩からほんのわずかに力が抜ける。
(茂くんたら)
平静を装う茂が時折見せるわずかな表情の変化を、琴理はずっと見つめていたくなった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月26日
参加申し込みの期限
2014年03月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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