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寝子高七不思議シリーズ:存在しない教室の存在
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――ねぇ、知ってる?
時々、音楽室と準備室の間に、存在しないはずの教室が現れるんだって。
その教室の扉を開けちゃった人は…
――どうなるの?
――教室に入っちゃった人はね……
カラリ…。
音楽室と音楽準備室の間の見慣れぬ扉を開けてしまった
李 小麗
は、次の瞬間、見知らぬ教室に座っていた。
(あれ? ここ、どこなのだ?)
そう言おうとして開きかけた小麗の口を、隣の席に座っていた
神無月 ひふみ
が慌てて塞いだ。
驚く小麗に、前の席に座っていた
黒依 アリーセ
も人差し指を自分の口元に当て、小麗に静かにするようにと目配せする。
友達の姿にほっとした小麗が、分かったと頷こうとして、またひふみに止められた。
いつの間にか、首元に鈴付きの首輪が付けられていたのだ。
アリーセが、『音を立ててはダメよ』と生徒手帳に書いた文字を小麗に見せる。
小麗はひふみに促され、音が出ないよう自分の首元の鈴を握り締めながら、小さく頷いた。
前を向くと、教壇にいる
津止先生
に良く似た弁天さまが、黒板の文字をゆっくりと指差した。
『猫は音を立てずに教室から出るべし
一人出れば、また一人入るなり
弁天在る限り、教室在り』
良く分からないが、音を立ててはいけないという事は分かった。
張り詰めた空気の中、周りにいた生徒達は、それぞれ音を立てないようにしながら、この状況に対処しようとしている。
小麗が落ち着いたのを確認したアリーセは、女生徒を床へと引き摺り込んだ黒い影について考えた。
(あの黒い影、牛に見えたわ。『牛』と言えば、最近、鈴島での古代遺跡を探検した時に封印されていたモノと何か関係があるのかしら?)
アリーセは、影をもっと良く観察してみたいと思ったが、それは即ち誰かが犠牲になるという事である。
(それを望むのは、少し残酷かしら…)
そんな事を思いながら、持ち物を確認した。
アリーセのポケットには生徒手帳とリーフ柄の刺繍が施されたハンカチ、同じ柄の布製のティッシュケースが入っていた。机の上にそれらを取り出すと青リンゴに似た爽やかなアップルミントの香りがふわりと漂い、張り詰めた気持ちを和らげてくれた。
(ティッシュは使えそうね)
アリーセは、音を立てないように慎重にケースからポケットティッシュを取り出すと、細かくちぎって丸め、鈴の隙間からそれを詰めた。
何をするにしても、鈴の音を止めなくては行動出来ない。
ある程度詰めた所で、本当に音が止まったか確認する。見事に、鈴は沈黙した。
ほっとしたアリーセは、後ろの小麗と、右隣の席の
雨寺 凛
、近くの席に座る者達へとティッシュを分け与えた。
人が床に飲み込まれたのを見てショックを受けていた凛は、アリーセにティッシュを差し出されて、ようやく少し緊張が解けた。
こんな時、友達が一緒にいてくれるのは心強い。
アリーセが身振り手振りで、ティッシュを鈴に詰めるよう説明し、凛はすぐにそれに従った。
(おぅー…音を立てるなといわれると、余計に落ち着かないのだー…)
いつになく難しい顔をして静寂に耐える小麗も、アリーセの差し出したティッシュを受け取った。
(ん…なんかいいにおいがするのだ)
匂いを嗅ぐと、爽やかな香りに安らぐ。礼の代わりに笑顔を向けると、アリーセはそういう使い方ではないと小麗に訴えた。
(んん? じゃ、どうしたらいいのだ?)
小首を傾げる小麗に、アリーセは隣の凛を指差した。
(アリーセの友達か?)
凛と目が合った小麗はにっこりと笑って手を振った。凛も笑顔で手を振り返す。
アリーセはそんな2人を微笑ましく思いながら、なんとか小麗に凛を真似て鈴の音を止めるよう伝えた。
小麗が凛に倣って鈴にティッシュを詰める横では、アリーセからティッシュを分けてもらったひふみも同じようにして鈴の音を止めていた。
机の中に粘土でもあれば使えるかと思い探したが見当たらなかったので、ありがたく使わせて貰う事にした。
(見た所、私が最年長。しっかりしなきゃ…)
上履きのラインの色をざっと確認した所、ひふみ以外に3年生はいないようだ。
とは言え、バイト仲間の凛や、バイト先の『シャンテ』主催のカラオケ大会で見知った顔が多いのは心強い。
(それにしても、あの不気味な影は何かしら? 牛の妖怪といえばくだんや牛鬼、獄卒の牛頭が思い浮かぶけど…)
ひふみは、机の中からノートを取り出し、思い出せる限り、牛の妖怪それぞれの特徴を簡単に書き出した。
何かの参考になればと思い、弁財天の由来もイラスト入りで描いてみる。
『このノートを回して。意見や脱出のアイディアがある人は書き込んで!』
と書き添え、隣の小麗に渡した。
ノートが一巡するまで時間が掛かりそうだ。
待っている間に、万が一を考え、携帯電話の電源を切った。
他に何か出来る事はないかと考えたひふみは、机から別のノートを取り出すと音がしないように細心の注意を払いながら少しずつノートを破り、紙飛行機を作って、ノートが帰ってくるのを待った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青丹 よし乃
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月07日
参加申し込みの期限
2014年03月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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