this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
親父の気まぐれ鯛焼き ロシアンルーレット風味~潮風を添えて~
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
9
つぎへ >>
【突撃インタビューっ!】
「……なのですよ!」
板谷の周囲を囲み、ろっこんの発動条件について調査したり、はたまた単に変わった味の鯛焼きを楽しんだり。そんな面々の中を、元気な声が通り抜けていく。
「おおっ美咲紀ちゃんなのだ、美咲紀ちゃんもおっちゃんの鯛焼き食べに来たのだ?」
「あっ、真央ちゃんも来てたんですねー!」
後木 真央
に呼ばれたのは、今日も変わらず元気娘、射撃部の部員同士である
椿 美咲紀
。周囲を良く見れば、真央の他にも見知った顔がちらほらとおり、ふりふりと美咲紀へ手を振ったりしている。
「でも、ふふふ。今日の私は、射撃部じゃなくて、新聞部としてやってきたのですよ!」
ばばん、と美咲紀が掲げる手の中には、小さなICレコーダー。ワンタッチで録音、再生が可能な優れものである。
板谷のランダム鯛焼きの噂を聞きつけた美咲紀は、所属する新聞部で発行している学校新聞の記事にしようと、取材のために店先を訪れたらしい。
「新聞部員としては、こんな面白現象、見逃せないのです! さーっ、ばりばり取材していくのですよ!」
「まぁ、そりゃ構わんが……お手柔らかに頼むよ、お嬢さん」
美咲紀のパワーにちょっと押され気味ながらも、これが事態の解決にも何らかの役に立つのなら、と、店主板谷も許可してくれた。
レコーダーを手に、美咲紀はさっそく、意気揚々と取材へ取り掛かる。
板谷のろっこんに翻弄される面々もあれば、そんな異変については露知らず、純粋に変り種鯛焼きを楽しんでいる面々も中にはいた。
美咲紀はそんな人々の間にずずいと入っていっては、その感想を突撃インタビューっ! していく。
「お味はどうですかーっ?」
「うん? えーっとな、これは、ラズベリー味かな? おーっ、こっちのは……トムヤムクン味だっ。おっちゃん、どれもおいしいぞ!」
複雑そうな顔で、しかし苦笑いでも笑みを浮かべてみせる板谷に、どことなく犬っぽい少女、
剣崎 灯子
は無邪気に笑いかける。
「ロシアンたい焼き、おもしろいなー! なあなあ、そっちのは、何味だった?」
「これはね、酢飯味なの! こっちは苺サラダ、マヨネーズ味! 変な味なのー!」
絶妙に奇妙な味に、
橘 明里
は思わず眉を寄せてヘンな顔をしつつも、なかなかに楽しそう。手元にはたくさんのランダム鯛焼きがスタンバイしており、やる気充分、めいっぱいに堪能するつもりである。
「変な味、もっといっぱいたべたいの! あ、それ、食べられないなの? じゃあ、あかりがきっちり食べてあげるのなの! 食べ物を残しちゃいけません! なの!」
「お嬢ちゃん……あんた、天使だよ……」
ぱくぱくぱくと、さすがにこれはちょっと、と周囲の客が食べ残したものまで平らげてしまう明里に、板谷が思わずそうつぶやいたのを、美咲紀はばっちりと録音していた。
「本当に色んな味があるんですねー。あっ、そちらは何味ですかー?」
傍らの
ティナ・フォルトゥス
は、最初こそ、果汁タップリなすいか味に首を傾げていたものの。レコーダーを向けつつの美咲紀の問いに笑顔を浮かべて見せると、
「これは、チョコレート味ね。普通の餡子を想像していると、驚くけど……たい焼きとしてはアリかしら」
灯子や明里ほどの勢いでは無いにしろ、飛び出す味のバリエーションを楽しんでいるようだ。
ちなみに、ティナは内心、この現象がろっこんである可能性にも考え及んではいたのだが。少年めいて凛々しい彼女、ドライなポジティブ思考で、ここは純粋に変り種たい焼きを味わうことにしたらしい。
何を食べても嬉しそうな灯子は、豪快にぱくりぱくりと鯛焼きを口へ放り込みつつ、美咲紀へ、
「おっちゃんのたい焼きを、新聞に書くのかー? とーこも応援してるからな、たくさん書いてやってくれよな!」
「これは……メロンクリームソーダ味! こっちは、ねばねば、山芋味なの! うーっヘンな味、でも面白いのー!」
店主のしょんぼり顔を見かねて、売り上げに協力するの! という優しい明里も、板谷の鯛焼きを猛プッシュ。
「そうね、本当のところを伝えてあげるというのも、良いんじゃないかしら。解決の糸口になるかも知れないし。……これは、辛子明太子ね……」
苦笑いしつつ、ティナもそんな風に勧める。
実際、掛け値なしに美味しい味、どうにもビミョーな味、こりゃ無理だ! というヒドイ味など、諸々含めても、ここに集まった人々の感想はと言えば、概ね好評のようなのだ。それはもう美咲紀だって、記事にし甲斐があるというものである。
「はいっ、任せてくださいです! ばっちり書いちゃうのですよ~!」
と。ある程度取材を進めたところで、記事に彩りを加えるべく、美咲紀が取り出したるは、
「夏と言えば、夏野菜! トマト、キュウリ、ナスにゴーヤに、オクラにピーマン! 色々持ってきたのです、試しましょう!」
家庭菜園で採れた、自慢の野菜たち。瑞々しくつやめく畑の宝石たちには、板谷も興味を惹かれた様子。
「ほう、夏野菜……そいつは面白そうですな。ありがたく使わせてもらいますよ、お嬢さん」
何だかちょっと、本人もノってきたらしい。刻んだ夏野菜たちを嬉々として生地へ投入すると、じゅうじゅうと焼き上げていく。鯛焼き屋の矜持はもう良いのか、と思ったりもするのだが、まぁ楽しそうなので良しとする。
「甘いクリームとか、カレー味にチェンジを期待です。だって、甘いのが好きなんです!」
という美咲紀も、焼き上がった夏野菜鯛焼きをひとつ受け取り、ぱくり、もぐもぐ。
「これは……生キャラメル味! なのです!」
「はは、そいつは当たりだね、お嬢さん」
美咲紀の弾けるような笑顔に、板谷もにっこりと笑みを浮かべてみせる。
手伝いの女の子たちや、試食に臨む彼らの献身的な態度に、いくらか心を動かされたのか。頑なだった彼自身にも、どうやら少しばかり、この現象を楽しむ余裕が出てきたのかも知れない。
美咲紀もそんな板谷に、うんうんとうなずく。
「これはきっと、新味考案のための、カミサマの思し召しなのですよ。出てきた味は全部記録してますし、美味しかったものは、後でメニューとして出すこともできるのです。むしろ、じゃんじゃん試すべきですねっ!」
「神様の思し召し、ね……」
板谷の脳裏に想起されるのは、やはり、この地に伝わる落神伝説のことだろう。その神魂を授かったことで生まれたのが、この珍妙な力なのだとしたら。らっかみ様の思し召しなのだとしたら。
特に信心深いわけでもない板谷だが、何やら、感慨深くもあるというものだ。
「……お嬢さん、野菜はまだあるかい? もっと分けちゃあくれないかね?」
「はいっもちろん、まだまだあるのですよ! どんどん使って、どんどん焼いてくださいです!」
夏野菜をふんだんに使ったランダム鯛焼きは、周囲の人々にも配られ、インタビューも交えつつその味の変化を記録するのに、美咲紀はしばし奔走した。
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
親父の気まぐれ鯛焼き ロシアンルーレット風味~潮風を添えて~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
青丹 よし乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月11日
参加申し込みの期限
2014年05月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!