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ミッドナイト・フリーキー・ショウ! ~死亡申告書、発行します
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【氏名:
塔ヶ崎 璃亜
】
ふと、浅い眠りから覚めたように、はっと我に返り。目の前で、歩行者用の信号が青く点灯しているのが見えて、璃亜はゆっくりと首を巡らせます。
見慣れた町並み。通いなれたあの道。いつも渡る交差点。
そうだ。私、信号を渡ってたんだっけ。
(……? でも、私……あれ?)
いつもと変わらない光景。いつもと変わらない人通り、車の流れ。それなのに、璃亜の心には、じくりとした違和感が広がっていくのです。
何か、大切なことを忘れているような。でも、そのことに気づけていないような。ひどくもどかしい感覚。
「あ、そっか。今日は、アルバイトがある日だ」
そう。璃亜は今日、アルバイトへ行くため、いつもよりも早起きをして、ずいぶんと早く家を出てきたのです。
(……何で、早く出かけなきゃいけないんだったっけ)
何か……とても気になることがあって。そのために早起きをして、早めに家を出て。
璃亜は必死に頭を巡らせますが、どうしても、その何か、に思い至ることができません。
急に、璃亜は自分の心臓が、妙にどきどきと早鐘を打っていることに気づきます。
どうして? 私、すごく緊張してる。何に? 一体、何がそんなに、怖い……。
「……怖い?」
璃亜は、気づきました。
目の前の信号が、既に赤へと変わっていること。
そして。
「……死亡、申告書?」
自分が一体、何に対して怯えていたのかを。
「あ、きゃあっ」
小石に足を取られて、璃亜は地面の上へ、すてんと転びます。
そして。誰かが、何かを叫んだような……とても切羽詰ったような、慌てた叫びが聞こえた気がして。
コンクリートにぺたりと座り込んだ璃亜が、その声に振り返った時には、もう。
交差点へと進入してきた大きな車が、クラクションを遠く鳴り響かせながら……目の前いっぱいに、迫ってきているところでした。
ゆっくりと、重たく震えるまぶたを開きます。
目の前に広がる交差点。煙を吹いている、大きな4tトラック。
(あれ、私、横断歩道を渡っていたんじゃ……そうだ。私、転んで)
きらり、と。何だかやけに暗い視界の端で、光るものが目に入ります。あれは。
「……っ、わた、し……の!」
口を開けたとたん、赤い液体がごぼりと喉から溢れますが、そんなことに構ってはいられません。
それは。十字架を模った、とても綺麗なペンダント。璃亜の大切な、大切な……母親の、形見の品。今は身寄りの無い、天涯孤独の璃亜の、大切な家族の思い出。
「っ、あ、う……あ?」
ぐ、と力を込めて、ペンダントへ手を伸ばし……そう、したつもりでした。けれど、璃亜の左腕は、彼女の意思に反して、ぴくりとも動かず。
あれ、どうしたんだろう。力、入らない。
冷たい地面を這いながら、今度は右腕を伸ばします。あ、今度は動く。届くかも。届きそう。
誰かが、遠くから何かを叫んで。轟音が近づいてきたかと思うと。
ぱきん。
目の前で、ペンダントは、走ってきた車のタイヤの下敷きになり。残ったのは、ばらばら、きらきら、光るかけらたち。
駆け寄ってきた人々が、口々に何か、声をかけてきます。でも、璃亜にはもう伝わることはありません。
「…………お……か、さ」
す、と。一筋の雫が、頬を流れて。璃亜はゆっくりと、瞳を閉じていきました。
【氏名:
ジニー・劉
】
暗く汚らしいその部屋に捕らえられてから、どのくらい時が経ったのか。痛む傷はずきずき。回る目の前はぐるぐる。ジニーにはもう、時間の感覚すらも曖昧になりつつありました。
ごつ、ごつと、外からもう聞きなれてしまった足音が聞こえてくると、やがて乱暴に扉が開き、見たくも無い男の顔が覗きます。
「よーう、劉、元気にしてたか? え?」
「…………うる、せえ……」
ジニーがかすれた声で言うと、黒社会でも指折りに有名なサディストらしい下卑たにやけ顔で、男は嬉しそうに答えます。
「そうかそうか! そんなに俺が待ち遠しかったか。なら、たっぷりコイツを味わわせてやらねえとなァ……」
「……あ、い、いや、待てよ、待っ……!!!!!!」
イヤな感触と共に、筆舌に尽くしがたい激痛が指先に走ります。既に何度となく味わった痛みでしたが、未だその感覚は鮮明に、ジニーをぎちぎちと苛みます。
かちかち、と赤く塗れたペンチを鳴らしながら、男はジニーに、
「ゲッハハハ、相変わらずいーい声で鳴くじゃねえか! これだからやめられねェ!」
『蠱毒』。イヤになるほど知っているチャイニーズ・マフィア。その拷問係として、ある種一定の評価を下されているこの男の洗練された手腕は、それなりに修羅場をくぐり、荒事や流血沙汰にもそれなりの抵抗力を持っていると自負するジニーをしてさえ、彼の精神力はいとも容易く削られ、砕かれ、引き裂かれていくのです。
「今ので、手のほうは全部ヤッちまったからなァ。まだ、足は残ってたよな? イッとくか、ん?」
「…………せ……」
「ああん?」
縛り上げられ。動けないまま、好きに弄ばれ。殴打。刺突。切断。水、熱、圧力、耐えられないほどの痛みと苦しみと絶望の数々。
とうに、ジニーは、折れていました。
「……っそ……いっそ、殺せっ……トドメ、を……刺せ……! トドメを…………た、頼」
どかっ。
ジニーの左胸。痩せた体躯、上着を取り払われて、刺すように冷たい空気へと晒された胸板。かつて闇の中へと足を踏み入れた証である、黒い蜘蛛。その真ん中へと突き立てられた刃。急激に溢れ出す痛み。
「ぁっ、……っ!! っ!!! ……ぁっ!!!!」
「……ふん。もう折れちまったか? 声も出ねえか? つまンねえな……ま、良く頑張ったほうか」
泣き声すらあげなくなり、がくんがくんと身を揺らすのみのオモチャに、男はもはや興味も失いかけた様子で、
「組織の顔にドロを塗った……その末路なんて、分かってたはずだろうによ」
男の言葉に、ジニーの脳裏へと、様々な遠い記憶が浮かんでは消えて行きます。
下っ端としてながら、組織の一員として働いた暗い日々。ドジを踏み、寝子島へと高飛びした一件。そこで経験した、退屈で、でもどこか心休まるような暮らし。そんなある日、突然目にした、一枚の妙な書類。
「…………う、そ……だろ?」
あの書類。A3サイズの、ちっぽけな一枚の紙切れ。
名前。死因。
そうだ。そうだ。あれには、何て書いてあった?
「さあて、劉ちゃんよ! せっかくのフィナーレだ、ド派手な最後をキメようぜ! なァ!!」
部屋の中、鳴り響く爆音。乱反射するエンジン音の中で、チェーンソーの刃が狂ったように回転し、男はにんまりと歯をむき出し。
「じょ……冗談じゃ、ねえっ! やめろっ、こんな死に方、嘘だ、やめ、お願いだやめっ……!!!!!!!!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月16日
参加申し込みの期限
2014年02月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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