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Melt Sinner
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眠れない夜というものもある。思い悩む夜、悲しみに染まる夜、何か大きく心動かされた日は、頭が冴えて眠れなくなってしまう。
八十八旗 信彦
もまた、日中の出来事で眠れなくなっていた一人だった。今日撮ったばかりのプリクラに物憂げな視線を落とし、周りを囲む可愛らしい五人のレディ達にそっと微笑みかける。今日は、レディ達と楽しい一日を過ごした。
夜景の見える素敵なレストランにご招待するために、高級ブランド店で洋服を購入し……ようとして、控え目なレディ達は格安ブランド店へと信彦を連れて行った。レディに使うお金を惜しむ事はないのだが、あれだけ必死な顔で「こっちのお店の方が可愛いの!」と言われては、折れざるを得ない。見た目も可愛いレディ達だったが、心まで綺麗なのだと、信彦は軽く感動した。勿論、レディを見た目だけで差別する事はないし、ちょっと気の強いレディや、素直に気持ちを言えないレディもいるということは知っているため、言葉だけでレディを差別する事もない。レディは皆レディであって、全てのレディはレディとして紳士的に接し……。
ちなみに、信彦は知らない事だが、レディ達の言った言葉は紛う事なき真実である。高級ブランド店で、他に着ていくところの見つからない大人っぽいドレスを買うよりも、比較的安価な(けれど自分ではちょっと手が出辛いお値段の)お店で可愛いワンピースを購入した方が、今後も着れて良い。レディ達の瞬間計算能力は侮れない。
洋服の後に靴も買い、ヘアサロンで髪を整え、プロにメイクを施されたレディ達と、レストランに向かう。窓際の一番良い席に腰を下ろし、最高級のコースに舌鼓を打つ。味は勿論美味しかったが、それ以上にあれだけの美しいレディ達と食事を一緒に出来たという事が、より鮮明に記憶に残っている。夜景はレディ達をより美しく見せ、レディ達の楽しい会話で料理がさらに美味しく味付けされる。素敵な日だった。今思い出しても頬が緩むくらいに、素敵な時間だった。―― だがしかし、その素敵な時間に彼女の姿はなかった。
信彦は窓を開けると、完璧な円を描く満月を見上げた。月の周囲には小さな星々が瞬いており、満月の明るさを際立たせている。ヒンヤリとした夜風が、信彦の鮮やかに染められた金色の髪を撫で、どこからともなく美しい歌声が聞こえてくる。透明感のある声は鳥肌が立つほど美しく、まるで月の女神が歌っているかのような、神秘的な響きがあった。信彦の頭の中に、三日月のステッキを持った、淡い金色の髪と白い肌の美しい美女が現れ、ゾクリとするような美しい声で『
八十八旗 信彦
、そなたの罪を告白せよ』と穏やかに命じる。信彦は女神のあまりの神々しさに、その場に跪いた。
「俺は真摯な紳士であろうと日頃から心掛けているだけなのに、こんなにも世のレディ達にモテてしまうなんて! ……ああ、俺はなんて罪深い男なのだろう!」
両手を頭の横に、苦悩のポーズ。
「俺はただ、一人でも多くのレディ達に、満点の星空の様に眩い笑顔でいて欲しいだけなのに、知らず知らずのうちに星の数ほどのレディを泣かせてしまった気がするよ」
眉根を寄せ、片手を胸に、悲しみのポーズ。
「それもこれも、俺がイケメンすぎるのが悪いんだろう。きっとロマンスの神様すら俺にぞっこんなんだろうね」
首を左右に軽く振り、前髪をかきあげ『参ったね』のポーズ。
「またレディを傷つけてしまうかもしれない! また恋の炎で火傷させてしまうかもしれない! でも、レディには優しく、紳士的にしなければならないんだ! ……ああ、あまりの罪深さに自分が怖くなってしまいそうだよ」
再び両手を頭の横に、苦悩のポーズ。
「俺の罪は未来永劫、許されないのかも知れない。でも、俺はその罪を背負う覚悟はできている……」
立ち上がって机の上の薔薇を一輪取り、キラキラを背後に、左手を胸に、ナンパのポーズ。
「月の女神様、こんな罪深い俺にも、微笑んでくれますか……?」
美しい月の女神は信彦の罪を全て包み込むかのように、柔らかな笑顔を浮かべると、透き通る声で信彦に語り掛けた。
『信彦、そなたの罪、わらわは全て許す。……全ては悲しき星の下に生まれし宿命。そなたの罪は未来永劫そなたに付き纏うであろう。しかし、わらわはそなたの罪を認め、許し、そして愛そう。そなたが、
八十八旗 信彦
である限り、永遠に……』
月の女神はそう呟くと、満月の中に吸い込まれていった(注:信彦の脳内でだけ見え、聞こえている映像及び音声です。皆さんには何も見えず、聞こえなくとも、眼科や耳鼻科を受診する必要はありません)
信彦は暫らく満月を見上げた後で、ノートを取り出すと思いのままポエムを書いた。深夜テンションで書き上げた傑作ポエムが翌朝、羞恥という名の強烈な必殺技を信彦に放つとは、微塵も思わずに。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月13日
参加申し込みの期限
2014年02月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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