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夏だ! 海だ! 大雪だ?!
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「恋は挑戦ですよ! 掴み取るものですよ!」
そう叫んで麗子の前に躍り出たのは
北 玄
だった。
彼は、凄まじく怒っていた。
もう、これ以上はないというぐらい。
(彼女は、幸せな人の足、ひっぱる人ですよ! 僕が幸せになったとき、きっと僕の足ひっぱるですよ!)
ごごごごごごごっ!
燃える怒りが書き文字になって彼の背後に見えるかのよう。
「僕、いっぱい失恋したですよ! この人しかいないって人に何度も振られたですよ!」
何十回失恋しただろう?
むしろ二桁じゃ追いつかないかもしれない。
「ショックだったですよ! でも立ち直ったですよ!」
ぐぐっと力説する玄。
けっして、どんなに辛くとも八つ当たりなんてしなかったと。
けれど麗子は冷ややかな瞳で、
「だからなに」
と言い切った。
つーーん。
吹雪もかくやという冷たさ。
その冷たさに、玄はやはりと確信する。
麗子は、玄の大切な人に必ず害をなす存在だと。
むしろ未来永劫、大切な人は出来ないかも知れないがそんな事はどうでもいい。
可能性の問題だ。
麗子の存在は邪魔。
「後顧の憂いは、今のうちに絶っておくですよ! きっちり始末するですよ!」
くわわっ。
黒目を見開き、玄は「SSATUGAIですーーーーっ!」と叫び、麗子に飛び掛る!
あまりの突拍子のなさに、吹雪を放つのも忘れて逃げる麗子。
「まぁああああてえええええええっ!」
地獄の底から響くような声で、玄は麗子を追いかける!
雪の中なぜにそんなに走れるのか。
オウガフェスでの脚力が物をいっているのか、それとも怒りの馬鹿力なのか。
眉目秀麗スポーツだって万能の麗子に、追いつく勢い。
3……2……1……!
あといっぽで、麗子を捕まえる。
「僕、平和主義ですよ! 心が広いですよ! だからオーバーキルのところ、全殺しで許してあげるですよ!」
がしっ!
玄がやばい瞳で麗子の手首をひっ捕まえた。
悲鳴をあげる麗子。
「半殺しでも十分の九殺しでもなくて全殺しですよ! 心肺と脳波が10分以上停止するくらいにしとくですよ。息の根を止めて、とどめを刺したら許すですよ!」
「許してない、許してないわよそれ?!」
ひゃっはー、SATUGAISATUGAIいぃいいいいっ!
そんな玄の喜びの叫びと麗子の叫びが吹雪の浜辺に響き渡る。
「お待ちなさい! 無益な殺生はなりません」
絶体絶命危機一髪。
麗子の危機を救う救世主、
森 蓮
が止めに入った。
「無益な殺生?! いいえ、違うですよ。これは名誉ある戦いです! すべては僕の幸せに繋がる為です!」
「それが無益な殺生でなくてなんだというのです。彼女が一体何をしたというのですか」
「カップルの幸せを妨害しているです!」
「果たしてそうでしょうか」
「え……」
「さあ、周囲を良く御覧なさい」
玄に周りを見るように促す蓮。
しぶしぶながら、浜辺を見渡す玄は、「あっ」と声を上げる。
「お分かりでしょう。カップル達の愛は壊れたりしていません。この突然の吹雪という逆境が、より一層彼女彼らの愛を深めているのです」
「そうだったですか……」
「苦難も困難も、人生にはつきものです。それを幸福と感じるか絶望と感じるかは、その人その人の心のもちようではないでしょうか」
心の持ちよう。
その言葉に、玄ははっと気づくものがあった。
幾度もの失恋を乗り越えてきた玄なのだ。
もしもこの先誰かが、麗子が、玄と未来のいるかもしれない大事な彼女をぶち壊そうとしても、二人なら乗り越えられるのではないか?
(むしろ、乗り越えて見せるですよ!)
ぐぐっと心の中で、玄はガッツポーズ。
「さあ、前をお向きなさい。明日へ向かって進むのです」
「感謝するです! 危うく、道を踏み外す所だったですよ!」
もしも玄がSATUGAIを実行できていたら、まごう事なき犯罪者。
未来の大事な彼女に会えないどころか、あえても犯罪者の彼女にしてしまう所だったのだ。
元気いっぱい笑顔いっぱいに玄は蓮に手を振って去っていく。
「さて、次はあなたに……おや?」
麗子に振り返った蓮は、首を傾げる。
いない。
いつのまにか、麗子はいなくなっていた。
玄にうっかりSATUGAIされかけた麗子は、玄の意識が蓮に向いた隙にそそくさと逃げていたのだった。
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3人まで
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恋愛
バトル
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月18日
参加申し込みの期限
2014年03月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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