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寝子島高校
カラスで腰砕け
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寝子島高校の面々は、ホースクラブから少し離れた、通り沿いのベンチにいた。皆は立っていた。座っているのはカラスと馬刺しだけだ。ホースクラブと馬刺しを結び付けられるのは上手くないので、連れてきたのだ。そこで馬刺しを広げた。
ピッツァは逃げようとはしなかった。何かを深く悟るような出来事があったらしい。フラットはレナの愛馬だった。修は苦笑した。
「じゃあ、覚悟は良いかしら」
ピッツァは石化した。
「真に分際を弁えておりませんでした。一思いにお願いします」
「あまり、カラスさんをいじめないであげて」
天吏が仲裁した。
「冗談よ、冗談」
レナは苦笑した。もちろん、全てのやりとりは時子の的確な同時通訳の賜物だ。
「これが馬刺しってものなの」
天吏がピッツァに教えた。
興味深げに覗き込むピッツァ。
「思っていたよりも薄っぺらいんだな。量も少ない。広告を見た時は、もっとどでかいもんだと思っていたが。 まあチラシと実物の印象が違うのは、人間社会ではよくあることか」
「そもそも、馬刺しじゃないとダメって言われたの? 他にもっと何かありそうなものだけど」
天吏が尋ねた。
「いや、特に何も」
「そうですよね、冷えた枝豆とか、きゅうりの漬物とか、つまみになりそうなものは色々」
時子が付け加える。
「そういう込み入った料理は人間の台所にあるだろう。忍び込むのは難しい。馬は外にいるからな」
そこまで考えられるなら、何で馬刺しにまつわる諸事情に配慮することができなかったのだろう? 二人は不思議そうに顔を見合わせた。
「まあこれを何枚か持っていけば、先方も喜んでくれるんじゃないかな」
修が提案した。
「それもそうだな。別にそうしてやっても構わない」
ピッツァは鷹揚に頷いた。
「一部を除いて、すごく大上段ですね」
加代は、ぽそっと、信彦に呟いた。
「空、飛んでるからじゃね?」
信彦は、苦笑いで応えた。
「じゃあ、これをこうすれば」
天吏はビニール袋をピッツァに括りつけた。
「これでちゃんと持っていけるわ」
「おお。悪いな」
ちゃんと礼は言えるらしい。
「ただし」
レナがピッツァの顔を覗き込んだ。ピッツァは再び石化した。
「次は甘噛みじゃ済まないよ。全噛みだよ、全噛み」
ピッツァの頭部が壊れたバネのように上下動を繰り返した。
「さて、それじゃあ──」
修は事態が収拾したのを見計らって、一同に声を掛けた。
「おお、ちゃんと乗れてるな!」
「でも、ちょっと怖いよ」
「なんでもやってみりゃなんとかなるもんさ!」
力強く励ます轟。それにはにかんで頷く唯。言葉とは裏腹に、とても楽しそうだ。といっても、まだ小さいので、今回は二人乗りでの乗馬体験だ。美咲紀の前にちょこんと座って、一緒に手綱を握っていた。
「少しその辺走ってみようか?」
「え、うーん……うん!」
唯は緊張しながらも、美咲紀の提案を受け入れた。
刀は、その様子を少し離れたところで眺めながら、心の中では今回の一件での自分の立ち回りを検討していた。今回、スタミナは及第点だった。しかし、機動力という課題が見つかった。いつでも加速していられるわけではない。脚力の強化が必要だが、それには空気椅子が良いらしい。1日6時間で足りるだろうか?。
「そろそろ、通常業務に戻らないと」
修は元々受付担当だった。カラス騒ぎも収まって、お客は牧場に戻ってきていた。子供達には、良いレクリエーションになったようだ。
ピッツァはあの後、すごい勢いで飛び去っていった。結局、なんだかんだで当初の目的を達成したわけだが、うんと脅しておいたので、多分同じことはしないだろう。
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あとがき
担当マスター:
湖水映
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございました!
色々と至らない点があるかとは思いますが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
思い思いのアプローチがあって、とても楽しく書かせて頂けました。
またご縁がありましたら、よろしくお願いいたします。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
湖水映
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
バトル
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月10日
参加申し込みの期限
2014年02月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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