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【第2グラウンド:数学】
「寝子島ー」
「ファイオッ! ファイオッ!」
野球部の、威勢のいいかけ声が聞こえる——
「ふわっ、ふわぁあ。もう放課後かあ」
真辺 伸幸
にとってそれは、帰宅の合図。大きな伸びを一つすると、眠い目をしばたたかせつつ、机の横に引っ掛けた薄っぺらい鞄へ手を伸ばした。
「でもなんか今日の練習は凄く間近で聞こえたようなぁ」
しかも野太かったような〜。次第に視界が鮮明になると、鞄がないことに気づく。というか、床がタイルではなく砂。ピッと迷いのない白線も一本引かれている。
「え〜?」
線の先をたどると、野球帽を被ったサンマさんたち十名ほどが、えっさほいさとジョギングしている。まさに青春真っ盛りといった感じだが、しょせんサンマ、どことなく潮臭さが漂っている。
目を3回こすり、ようやくここが寝子島高校のグラウンドだと知る。
「なんでこんなところに」
自分の席があるのだろう。しかもなぜか三遊間。ホームベースに向かって、机が3つ並んでいる。
「ん、3つ?」
伸幸の両脇に一つずつ机がある。まずは向かって右、1分前の伸幸のように机に突っ伏して居眠りしている見知った背中があった。
「ふわあぁ。放課後か……
店
行かないと……でもねむい」
むにゃむにゃいいながら首を回すのは
日暮 ねむる
。
「日暮さんじゃないかぁ」
「あれ、真辺くん。今日もお疲れー」
「やあ、昼寝しかしてないけどねぇ」
ははははー。とひとしきりのん気に笑った後、周囲の異様な光景に気がつくねむる。
「数学の授業受けてたと思ったんだけど、なぜグラウンド?」
首を傾げながら伸幸、今度は左側に座る女の子のほうを見た。
(八神さんをギャフンと言わせてやるのよ!)
椿 美咲紀
はここが教室でないことも気づかず、ひたすらノートの問題を解いていた。
数学を教えてくれる
八神 修
の期待に応えるためにも、今度の試験、数学だけは失敗できない。サービス授業をしっかり受けて、何としても高得点をゲットしたかった。
「頑張っているな椿」
数学教師
桐島 義弘
が、美咲紀のノートを覗き込む。
「今回は絶対いい点とるんだから!」
顔を上げると、桐島の背景がフェンスと青空になっているが、なぜか違和感を覚えない。それはここが夢の世界だからだろう。
「その調子だ」
踵を返す桐島先生。
「だがな」ピッチャーマウンドへと歩きながら言う。「椿には数学を解く上で欠けている能力がある」
「へ?」
顔の横で、ピッと指を鳴らす桐島先生。ピッチャーマウンドがウイーンと開き、大きなホワイトボードが出現した。
「椿に欠けているもの、それは集中力だ。テスト中、教壇に飾られている花が気になったり、飛んでいる虫が怖かったりして、思考を中断することが多い。そのせいで何でもないところでミスをおかしたり、詰めの甘さが出てしまうんだ」
「あっ……」
心当たりはたくさんあった。
「そこで椿には特別メニューを用意した」
マーカーですらすらと、ボードに数式を書き込んでいく桐島先生。Σや音符のような形をしたものなど、見たこともない記号がまるで壁画のように並ぶ。
すると……。
「……ええ?」
ベリッと張り紙が剥がれるようにして、ボードから記号たちが飛び出した。それらは一つにかたまり踊るようにして、美咲紀のほうへと近づいてくる。
『初めまして、高校数学から登場するθです』
『二次不等式だよ。さあ僕たちを解いて解いて』
くねくねと美咲紀の周りを囲う。
「うう、虫みたいで……キショイ……」
「数式たちと触れ合いながら問題を解くんだ。とにかく集中してやること。いいな」
「ひいぃ〜」
しかしテストの点数のため。やるしかない。足元に絡み付く記号たちに背筋を凍らせながらも、シャーペンを握り問題に立ち向かうのだった。
「さて、次は」
中指で眼鏡の位置を正しながら桐島先生、伸幸とねむるに向き直る。
「2人に欠けているものは解析するまでもなく明らかだ」
「うーんまぁ、大体分かるよねぇ」
「言わずもがなでしょう」
頬杖の2人、同時にあくびをする。
「それだ。本質的な学力は他の生徒に劣っていないというのに、2人とも睡眠欲に従うままに眠る」
「仕方がないでしょう、眠いんだから」
開き直りのねむる。
「そこで2人に課す課題はこれだ」
指をパチンと鳴らすと、今度は空から大きな砂時計が降ってきた。
「この砂が全て下に落ちるまで、眠らずに問題を解き続けること。正解不正解は問わない。とにかく眠らなければ勝ちだ。眠ってしまったら……赤点を覚悟しておけ」
「ぬー」
「それは困るな」
エンジンのかかりきらないまま、伸幸とねむるも問題を解き始める。
(大丈夫、
中間
のときだって頑張れたもの。眠るな、集中、集中なのよー……!)
鼓舞する伸幸。対してねむるは、
(やばい、もうほんのり眠い……)
すでに落ちかけている。
「寝子島ー」
「ファイオッ! ファイオッ!」
寝子島高校グラウンド。数学を舞台にした精神対決の火蓋が切って落とされた。
美咲紀はすでに頭がショートし始める。
(うーん数式見てるだけでクラクラ……記号たちも気持ち悪いし。八神さん助けてー……)
椿 美咲紀
苦手:虫 対決:虫のような記号たちに邪魔されながら数学テスト
真辺 伸幸
&
日暮 ねむる
苦手:起きてること 対決:眠らないこと
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
スポーツ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月12日
参加申し込みの期限
2014年02月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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