this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【中間テスト】一夜漬け狂騒曲 ~寝るなよ? 絶対寝るなよ?~
<< もどる
1
…
39
40
41
42
43
…
46
つぎへ >>
【6】
「あ、あのっ……ここ、ちょっとわからなくて……」
とうとうわからないところに突き当たってしまい、光子朗が手を挙げた。
「うん? 諦めが悪い奴は嫌いじゃない、足掻くなら手伝ってやるぜ? 1点でも上げたいって奴には、協力してやろう」
いつの間にやら参加していた、
シグレ・ナイトウォーカー
もアールグレイを淹れながら、自信たっぷりに微笑む。
「因数分解か。そうだな、まず公式が使えるようにしてみようか。これをよく見てみろ、うまく二乗出来る数字だろう?」
因数分解というワードに反応して、
鬼河内 萌
の体がピクリと動いた。
萌は先日の
授業
で、因数分解を教えてもらったばかりだ。
トラウマが蘇って、汗だくだくである。
そんなこととは露知らず、光子朗は先生のシグレの顔にガンくr……いや、真剣な眼差しを向ける。
「ああ、それは分かる」
光子朗が理解しているのを確認し、シグレも筆記具を手に更に解説を進める。
「そうすると、こちらと、こちらの式は同等という事になる。ここまでわかるか?」
「……なるほど!」
「因数分解の公式が、当てはめられる形になったよな?」
「そうか! ありがとう」
嬉しそうにノートに正解を書き込む光子朗に、シグレもベルガモットの香りを楽しみながら、紅茶を一口。
「こっちも聞いていいか?」
「もちろんだ。まずはよく見ろ、いいか? この二つの数字を見て、何か気づかないか?」
「う……?」
腕を組み、考え込む光子朗。しばらく間を置く。
また怖いもの見たさで数式を盗み見てしまった、萌たんの息が荒い。
「すまん、さっぱりわからん」
がっくり項垂れる光子朗に、シグレはふむと顎に手を当てる。
「公式を当てはめられる形にしてやるのが、基本だ。だから、この数字を使えるように、揃えてやる必要があるんだ。それはわかるな?」
「な、なんとなく……」
「なら、話は簡単だな? ここは足してやれば、こっちは掛けてやれば同じ数字に出来るだろう?」
「……! そうか、そういうことか。だが一つ一つ言われないと気付かないんじゃ、テスト本番で解けねえな」
「諦めるな、大事なのはインスピレーションだ」
ぱたり。萌たんがひっくり返った。
茂と洋二の掛け算疑惑も解けないままに、うわ言を繰り返す。。
「きょぉこそゎべんきょぅしょぉとぉもって、萌ゎがんばった……でも……もぅだめ……なにもかんがぇられなぃょ……せかぃし、ぉしぇてもらぇて……ぅれしかった……ゴメン……げんかぃ……」
抵抗をやめた萌を、ピコハン解理が様子を見に来て、すぐにお手上げした。
「これは寝てるんじゃなくて、昇天してると言った方が正しいな」
素通りした解理だが、彼女なりの理由がある。
(寝不足で思考力が下がってる状態で、記憶するという行為が、非効率かつ無駄無駄ぁだしな!)
身も蓋もなかった。
意識を手放した萌の顔にも、
響 タルト
がきゅきゅーと、マジックで猫ヒゲを描き込んだ。
「問3、間違ってるぜ? やり直し」
シグレの鬼コーチは続く。今度の生徒は、
真辺 伸幸
である。
参考書を前に、ぬんぬん言う様子には、余り切羽詰った感じはないが、彼なりに困っているのである。
「やあ、勉強自体は毎日やってるから、別に大丈夫なんだけれどねぇ……数学以外は。……数学以外は……!
何だろうねぇアレ。いくらやっても、何だか理解出来る気がしないのよ……図形ならまだいいんだけれどねぇ……数式とか未知の言葉よねぇ?」
「泣き言をいう暇があるなら、キリキリ頭と手を動かせ」
「にょええ~、厳しいのよー。ぬー……やあ、もう数学、お空に飛んでいけばいいのにー……」
「敵前逃亡士道不覚悟って、昔の日本人が言ってただろ?」
英和辞典を伸幸の脳天に、コツコツしながらシグレが脅迫する。
「俺は新撰組じゃないのよー」
「いいから、やり直しだ!」
へにょりと笑いながら、伸幸は言われたとおりに頭と手を、のんびりながらも動かしていく。
「数学……ぬん、数学……! 頑張れ、俺の頭ーなのよー……!!」
寝癖のついた髪を、くしゃくしゃにかき混ぜながらも、伸幸の集中力はなかなかのもの。
というのも、読書に時間を掛ける習慣がある彼、本を読みふけっていて、そのまま朝を迎えてしまう事も少なくなかった。
「今、出来る事を、こつこつと精一杯……!」
「いや、違うな。今出来ない事を、やるんだ!」
「……上手いこと言うのね~……」
ぬんぬんしながらも、伸幸が数式に答えを出す。
「よし、パーフェクトだ。よくやったな」
「ほんとに~? やったのよ~……」
くったり。疲労は感じながらも、答えにたどり着いた充足感は心地よい。
灰磁特製アップルパイを噛み締め、シグレに淹れて貰ったアールグレイで、ほっと一息。
「ぬー……ちょっとトイレートイレー」
伸幸が席を立った。
誰かがトイレに行くのを見計らっていた、
梅影 裕樹
もこそこそと付いていく。
祐樹は、夜の猫鳴館の雰囲気が怖くて、さっきからずっと我慢していたのだ。
そこで、ようやく今回の仕込が発動というわけである。
<< もどる
1
…
39
40
41
42
43
…
46
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【中間テスト】一夜漬け狂騒曲 ~寝るなよ? 絶対寝るなよ?~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
137人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月26日
参加申し込みの期限
2013年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!