this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ある霧の向こうの
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
15
つぎへ >>
小山内 海
は辺りを見回す。霧が深い場所にいて、誰かと手を繋いでいるようだ。
よくよく見れば、繋いでいる相手が見える。
御剣 刀
だった。驚いて手を離す、と足元に黒い穴が開いて落ちそうになる。海は慌てて手を繋ぎ直した。
手を離すと落ちてしまうらしい。そしてはたと気付く。手を繋いでいないといけないということは、それはつまり。
(スケッチブック使えない……どうしよう……)
そんなことを心配していると、海の身体は突然ふわっと浮いた気がした。驚くにも筆談できず、それでも手は離さず。
状況が分からず慌てる間に、お姫様抱っこされていた。
刀に、だ。当然のごとくに、顔が近い。
「この先何があるか分からないし、お互い歩幅が違うからこの方が咄嗟の時に動けるんだよ」
そんな刀に見惚れそうになって、気付かれないように目を逸らす。
(恥ずかしいけどこれなら……)
海は繋いでいない方の手で、刀の胸に文字を書いて意思疎通を試みる。
『ここはどこなのかな?』
「小山内、その、胸を指でなぞられるとくすぐったいんだけど」
(あ、あれ通じてない?)
光が見える。目を凝らせば、森の奥の方にもあるようだ。この光を辿っていけばいいのかと考えていると、海が刀の胸に同じことを書く。
『ひかりにそっていけばいいのかな? あしもと、きをつけてね』
はっきりと表情は見えないが、抱きかかえて歩く刀を心配してくれているようだ。刀は頷いて、光の先を目指して足を踏み出す。
霧のせいで足元がとても見えづらいから気を付けないといけない。ひとりで転ぶならともかく、腕の中には海がいる。それに、毒蛇とかいたら厄介だ。
「小山内、どうした?」
腕の中の海が繋いでいる手に力を入れたのに気付く。海の視線の先……足元に目を凝らすと、模様の鮮やかな蛇が見える。
『きをつけてね』
「毒蛇か。咬まれないようにしないと」
海の言葉に頷いて言ったのも束の間。
「痛っ!?」
刀の足を鋭い痛みが襲った。足を咬まれたのかと、患部を見るために動かそうとする。がしかし、足は動かない。
(これは拙い……)
『なにかあったの?』
「咬まれたみたいだ。足が動かない」
『だ、だいじょうぶなの!? と、とにかくおりるね』
刀の言葉に、海が腕の中から降りる。手を離さないよう細心の注意を払ってだ。
予想外の出来事に刀の気持ちは焦る。が、海の手の温もりを感じて、無理矢理冷静になった。
(此処にいるのは俺ひとりじゃない、何が何でもこの霧の森を抜けるんだ!)
『だいじょうぶ? あるける?』
海は刀の手の甲に文字を書く。刀は繋いでいる手をきゅっと握った。
「……ああ。先へ進もう」
海に支えられながら、刀は咬まれていない方の足を踏み出した。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
15
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ある霧の向こうの
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
冒険
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月18日
参加申し込みの期限
2014年02月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!