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ある霧の向こうの
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「りんちゃん、一緒に帰ろうよ」
全ての授業が終わって放課後。ひとりで帰ろうとした
浅山 小淋
は、
高梨 彩葉
の声を聞いた。
手にするスケッチブックには何も書かず、笑顔で頷いて、肯定の意思表示をする。
彩葉が楽しそうに話すのを聞いていると、ふと、不思議な感覚が小淋を襲った。
周囲がおかしい。森だろうか。明らかに見慣れない景色だ。これもろっこんが作り上げた世界なのだろうか。
誰かと手を繋いでいることに気付いて、声は出さぬまま、あっと驚く。驚いた拍子に小淋は繋いでいる手を離してしまった。
その途端、足元に黒い穴が生まれて、重力に引き寄せられるかのように身体がその中へ……落ちることは無かった。先程手を離してしまった誰かが、手を繋ぎ直してくれたらしい。
足元にあったはずの黒い穴は消えていた。どうも、常に繋いでいないといけないようだ。神魂が関係していそうだ。
霧の中で目を凝らすと、繋いでくれた相手の顔が見える。彩葉だった。
「りんちゃん大丈夫?」
頷くことで、大丈夫の意を伝える。
「これも神魂の所為なのかな」
彩葉も小淋と同じことを考えていたらしい。ここはどこで、どうすればいいのか。
そう考える小淋の視界に、光が見えた。光が線のようになっている。小淋は光の線を指差すして、彩葉に伝える。
「これを辿って行けばいいのかな?」
小淋の指差す方向を見た彩葉がぽつりと呟いた。言葉の最後に疑問符がついてはいるが、何も導きの無い今、標となるのはそれしか無いだろう。
スケッチブックを右手に、彩葉の手を左手に。脱出を図るべく、2人は歩き出す。
『寮が閉まっちゃう前に、帰れたらいいのですけれどね』
右手にあるのはスケッチブックに加えて鉛筆。片方の手を繋いでいるため、とても書きにくい。それを察して、彩葉が空いている左手で小淋のスケッチブックを持った。
「これで書きやすくなるね」
『ありがとうございます』
スケッチブックを支えてくれる彩葉のおかげで、比べものにならないほど書きやすくなる。とはいえ、スケッチブックは失っても、左手は彩葉と繋いでいることは忘れないようにしなければならない。
離さないよう、小淋は繋いだ手をきゅっと握った。
寮が閉まる前に早く脱出しなきゃね、と彩葉は心に留め置く。
留め置いて、光の道を歩きながらも彩葉が気に掛けるのは小淋のことだ。
小淋のスケッチブックは、今や彩葉の左手にある。小淋が筆談したそうに見てきたら、先程のようにスケッチブックを支えて書かせてあげよう、と思う。それまでは小淋を不安がらせないよう、楽しい話をするのだ。……あの話がいいかもしれない。
「それでねー、お菓子作り過ぎちゃって兄貴に怒られちゃったんだー。付き合わせたのは悪いと思ってるけどさー」
彩葉の話を聞く小淋がくすりと笑って、彩葉はほっとする。
そのまま続きを話していると、突然大岩が隆起して出てきた。
「うわわ、なになに!?」
思わず彩葉は声を上げ、小淋の手をぎゅっと握りしめた。怖いとかそういうものではなく、吃驚してうっかり離してしまうなんてことが無いようにするためだ。
突如隆起した大岩は地中に戻ることもなく、そこに静かにある。ここだけそういうエリアなのかもしれない。今まで何も無かったのは何も無いエリアで、ここは大岩が出てくるエリア。この森にいたことに気付いたとき、ここまで歩いてきた道中と、ずっと霧が出ている。慎重に動かなければならないようだ。
「大岩がどこに隆起してくるかわかればいいんだけどなぁ……って、はい」
小淋の筆談したそうな視線に気付いて、彩葉は左手のスケッチブックを支える。
『せめて大岩の現れる地帯がパターン化されていれば、まだ辿るルートが分かりそうなものですが……』
「パターンかあ……さっきの大岩はそこにあるままだし……分かるまでゆっくり進んだほうがいいかもしれないね」
彩葉の言葉に、小淋が頷く。
(何があっても淋ちゃんの手を離さないように頑張らなきゃ)
お互い慎重に歩みを進めながら、彩葉は心の中で呟いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
冒険
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月18日
参加申し込みの期限
2014年02月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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