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襲撃! ねこっこ☆もんすたー
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電灯のついていない体育館は、なかなか雰囲気のある場所だった。
そこの中央に腰掛けるワシオッパイ。
彼女の膝の上には
添木 牡丹
が座り、牡丹はワシオッパイに抱きしめられ幸せそうに目をつむっていた。
そんな彼女らのもとにひとりの女が近づいていく。
ナナオトメだった。
涼しげな……というよりは無機質で冷たい表情のままナナオトメは告げる。
「旧市街のアキカタナは全員やられたみたいね」と。
「ふーん、そうなんですかぁ……まぁ所詮サンマさんですからねぇ」
牡丹は興味なさげに呟いて、ワシオッパイの胸にもたれかかった。
「うふ、ワシオッパイだいすきですぅ~」
「あら、ご主人様ったら」
牡丹は現実世界では味わえないだろうこの至福のときに身をゆだねる。
ナナオトメの報告も、もはやほとんど聞いていなかった。
あからさまなため息をナナオトメがつく。
「それから私は
鈴野 海斗
を倒したわ」
と吐き捨てるようにナナオトメ。
牡丹の唇がすぅっと伸びて弧を描いた。
「そう」
くつくつと笑いがこみあげてくる。
そのとき更なる吉報が届いた。
「シーサイドタウンもみんなやられたみたい」
帰還したツインテイルがはっきりと述べる。
こみあげてきた笑いが、爆発する。
「アハハハハハハハハハハハ」
狂気的。退廃的。官能的。
その全てを兼ね備えた笑みが少し引いていくと、牡丹はワシオッパイの手をほどき、ゆっくりと立ち上がった。
「ウフフ……順調ですね。四天王も揃いましたし」
そうしてこの場に集まった面々の顔を見渡す。
旧市街を見回っていたナナオトメ。
シーサイドタウンを見回っていたツインテイル。
前回
ともに戦ったホワイトデビル。
それから(物理的に)説得したバーコーチョー(モデル:
雨宮 草太郎
)。
以上が四天王。
そして。
「ワシオッパイを女王にしたねこモンの世界の実現は遠くないようです」
その頂点に君臨するのは女王ワシオッパイ。
帰還を拒むねこモン一大勢力がここにあった。
「待ってー、待ってってばー!」
普堂 しおり
がアキカタナを容赦なく追い立てる。
あちこちにばら撒いておいたネコ型の付箋をうまく利用して、先回り先回りをするのだ。
しおりのろっこんは猫アイテムの間を移動する、という力。
けれどなかなかすばしっこく、その力を持っても今現在、アキカタナを捕まえるには至らなかった。
「そうよ、大人しく捕まってねー」
機動力のあるしおりと違い、ユキシロは後ろから追いかけることしかできない。
ふくよかな体に似合わず、意外と素早いとはいえ、しおりとは比べ物にならない。
挟み撃ちができたとしても、やはり捕まえることはできなかった。
「待てって言われて待つわけねーだろ!」
このままでは埒が明かない。
どうしたものかと考えていると思わぬヒントをアキカタナがこぼした。
「それに俺は追われるよりも追いかける派なんだぜ、ほら尻出せよ尻!」
尻。
しおりはそのひとことを聞き逃さなかった。
それだ! としおりは思う。
(アキカタナがお尻に突撃するんだったら、こっちもバックを狙えばいいんだね☆)
目には目を、尻には尻を、ということだ。
「ユキちゃん、ちょっといいかな?」
「どうしたの? 普堂さん」
「これ、プレゼントだよー!」
ユキシロの前髪に自身が付けていたネコシルエットのヘアピンをつけてあげる。
「うん、とっても似合ってる!」
「あら、なんだか照れくさいわね……!」
「あとはいままでどおりにアキカタナの背後に回ってくれればいいから、お願いね?」
「え、ええ。わかったわ」
しおりはユキシロによく似合っていることに満足して、思いっきり走りだした。
誰もいない方向に向かって。
「なんだぁ?」
アキカタナは首を傾げた。
その隙にユキシロはアキカタナの背後に回る。
アキカタナはユキシロのことはちっとも警戒していなかった。
それが勝敗を分けた。
おもいっきり走っている勢いそのままに、しおりはユキシロの元に転移し、アキカタナの背に飛びかかった。
警戒を怠った彼はどうこうすることもできない。
「うわ!」
ただしおりに倒されるがままに倒れ、身動きがとれなくなった。
それだけでは心もとない、ということでしおりはビニール袋を彼の頭に被せた。
「ぬぐ!」
こうなってはもう逃げることもできないだろう。
しおりは満足気に微笑んだ。
「きゃぁ!」
ただし、倒れたのはアキカタナだけではなかった。ユキシロもしおりに蹴飛ばされて、倒れこんでしまった。
それに驚いたのだろうか。ダメージというほどのダメージを受けてはいないのだが、ユキシロは必殺技を発動したようだった。
彼女の必殺技は恐怖のダイエット。空腹時に攻撃を受けると姿形が変わってしまうのだ。
それによってユキシロの姿が、二十ほどの美女に変化した。
ほっそりとした柳腰。
ぷっくりとした唇。
大きな瞳。
これはいいタイミングだ、としおりは内心喜んだ。
「ねーイケメン魚さん、ボタンの場所、教えてくれない?」
しおり。背後から馬乗り状態で可愛らしくおねだり。
それでユキシロも察する。
「ねぇ、アキカタナさん、ボタンの場所教えてくれない?」
ユキシロ。しおりのすぐ後ろに――つまりイケメン魚さんの背中部分にまたがり、可愛らしくおねだり。
「教えてくれるよね?」
「意地悪しないでね?」
ふたりは交互に言葉攻め(?)しながら、イケメン魚さんの体をまさぐった。
「お、おい。そんな、とこ。や、やめ、ろ……ぉ」
こうかばつぐん。
そんなこんなでアキカタナを籠絡するのだった。
狭い廊下の端にホワイトデビルが立つ。
「ホワイトデビルせんせー、サンマさんに牽制射撃!」
「りょーかいだよぉ」
そんな彼の後ろで指示を送るのは
美崎 岬
。
彼は彼女の声に従い、容赦なくアキカタナに向かって
白い魔弾
(だいたいチョーク)を発射した。
「お、おお?」
アキカタナはなんとか避けるものの体制を後ろに大きく崩す。
「瓢ちゃん、羽交い締め!」
「あいよ、ご主人!」
なんとか堪えたアキカタナであったが、チカコーテー(モデル:
骨削 瓢
)がひょいとその体を羽交い絞めに。
「オニックマせんせー、私を標的目掛けて投擲!」
「無茶、すんなよ」
そう言いながらもオニックマは岬をアキカタナに向かって投げた。
「必殺・ダイビングハグ!」
岬は恍惚とした笑みを浮かべ、
ふたり
に抱きつき頬に触れた。
「わだすが羽交い絞めしているうちにボタンを……って、え?」
もちろんふたりの頬に、だ。
岬はますます笑みを深めて、というよりは笑みの種類を切り替えて、ろっこんを発動させる。
「楽しかった? 愛しい貴方。でも、もう帰りましょうね」
つまりチカコーテーにも岬のろっこんが発動しているわけである。
彼女のろっこんは愛をささやいている間の負傷部位の共有。足を持たない彼女と共有するのだから、相手は動けなくなる。
ふたりは岬に抱きかかえられながら、座り込んだ。
「前は死んだ魚の目にしちゃう程度の愛でごめんなさい。だから私……」
チカコーテーは震えが止まらなかった。
岬の目、完全に自分たちではないナニカを見ているようにしか思えなくて。
「うんと愛情に磨きを掛けたの。
目一杯愛してあげるね」
岬は愛をささやくだけで、ボタンを押そうともそれどころか探そうともしなかった。
「骨の髄まで愛してる。うふふ」
チカコーテーは気が付いた。
(自分で押させる気なんだねぇ)
なんて恐ろしい主人であろうか。
けして口に出せない思いを飲み込んだとき、どうやらアキカタナもその事実に気が付いたらしい。
すぐさま下腹部に手を伸ばして、ぷつりといって消えてしまった。
「……風邪でもひいちまったのかね?」
そして現実世界に居る瓢が身を震わせたとか。
岬たちをすぐ横で見ていた
日暮 ねむる
。
(ぞっとしないな)
そう思いながらも、目をそらせずにいる自分を自覚した。
彼がなぜここにいるか。
というのは別に大した理由もない。
オニックマを敵だと思ったねむるだったが、それは勘違いだったとすぐに理解した。
ただそれだけだ。倒す必要のない、倒すのが面倒な相手と対峙する暇があればさっさと標的を移した方が楽しいに決まっている。
ねむるはライフルを置いてアキカタナその2にとびかかる。
まずは拳を突き出し、それを避けられるとくすりと笑った。
体勢を一気に低くし、上半身の側面で全体重を乗せてアキカタナその2を突き飛ばしたのだ。
それで吹っ飛ぶのか? と思う人もいるのかもしれないが、事実吹っ飛んだ。
これは八極拳の技『鉄山靠』あるいは『貼山靠』と呼ばれている技なのだ。
壁に叩きつけられたアキカタナその2の上に馬乗りになり、ねむるは、
「これある人に倣った技なんだけど、結構痛いよね」
とだけ言った。
アキカタナその2が返事をすることはない。
ねむるのろっこんで眠ってしまったのだった。
それから手早くボタンを探してぽちり。アキカタナその2は姿を消した。
「いて」
とんと尻餅をつくはめになったねむる。
尻をさすっていると聞き覚えのある声が頭に響いた。
『困ったことにねこモンに助勢する奴が出た。
なんでもそいつも元の世界に帰りたくないそうだ。
同じ目的を持つ同士、徒党を組みやがった。
一行は寝子高の体育館に居る。
強敵が多いから気をつけてくれ』
面白いことになってきた。
ねむるはうっそりと立ち上がり、体育館を目指した。
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担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
18人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月30日
参加申し込みの期限
2014年02月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月06日 11時00分
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