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襲撃! ねこっこ☆もんすたー
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長い追いかけっこの末、
八神 修
はどうにかデコリーナを捕まえた。
「……はぁ……ぁは。ま、満足、したか?」
「へへ、今度は美味しいスイーツ食べたいなー……
あのときみたいに
!」
「のの、覚えてるのか?」
修はテオからの連絡を受けてすぐにシーサイドタウンに走った。
もしかすると前回一緒だった『のの』がここに出てきてしまったかもしれないから。
そう思い、近くで自転車を拝借して、とにかく急いでシーサイドタウンに向かったのだ。
そうして修は最初に見つけたデコリーナを『のの』と呼んでみた。
当然闇雲に呼んだわけではない。見つけた瞬間、彼女だと確信したからその名を呼んだのだ。
けれどののは走り出してしまった。「追いかけっこ」だよと言って。
結局覚えていないのかもしれない。
わずかな胸の痛みに気が付かないふりをして修はののを追いかけた。
たとえ覚えていなくても、ののでなくても、彼女は元の世界に帰さなければいけないから。
だというのに。
ののはののであり、修を覚えていた。
「……ああ、もちろんだ」
修はゆるやかな笑みを口の端に浮かべた。
「ショートケーキでいいか?」
「うん!」
ののに手を引かれ、近くの洋菓子店に入ろうとしたとき。
ふわりと甘い香りが漂ってくるような――そんな栗毛のツインテールが風になびいた。
「……のの、少しだけ待っていてくれないか?」
修は拭いきれない疲労感を声ににじませた。
「え、う、うん。いいよ」
さすがにののもそれくらいは察する。
ののを洋菓子店の前に置いて、修は彼女に歩み寄った。
ぽかぽかと暖かい日差しを浴びて、
綾辻 綾花
はツインテイル(モデル:
七夜 あおい
)と問題の解決に励んでいた。
携帯の画面が黒く光る。
綾花は小さくため息をついて首を振った。
「ねこったーは使えません。圏外でした……」
「そっか……それは残念ね」
それに同調しツインテイルも肩を落とした。
「で、でもアオちゃんが一緒なので、問題ないです! 頑張りましょう!」
「うん!」
ツインテイル――いや、アオちゃんは綾花のその一生懸命な気持ちを汲み取り、やわらかい笑みを浮かべた。
綾花はそっとアオちゃんと手を重ね、やさしく握った。
想像よりもふわりとしたアオちゃんの手の感触。
綾花は思わず笑みをこぼした。
(あおいちゃんにそっくりの可愛いモンスターが育てられるって聞いたからプレイしてたんだけど……現実にモンスターが飛び出すゲームって初めてですっ)
自身の手にアオちゃんの温もりが伝わってくる。
(ちゃんとあったかい手です)
そんな何気ない『現実』が不思議と嬉しくて、こんなゲームだったら、やってもいいかな、なんて綾花は思ってしまった。
もちろんツインテイルがあおいでないことはきちんと理解している。
ただ本物みたいですごいなぁと感心したのだ。
そんな風に思いながらデコリーナを捜索していた。
けれどそっちの方はからっきし。見つかる気配さえなかった。
「ちょっといいか」
そろそろ休憩しようかと思った時、綾花の肩を叩く者がいた。
それはすこしセクシーなアルトボイスの持ち主。
綾花は振り向いて思わず目を丸くした。
視力2.0だというのに、自身の目も疑った。
「の、のこちゃん?」
「いいや、私はデコリーナだ」
そのセクシーボイスの持ち主はなんとデコリーナだったのだ。
これがテオのいう性格がちょっと違う個体なのだろう。とすぐに理解した。
理解はしたが、驚かずにはいられなかったのだ。
口調も声色も表情も綾花が知っているののことは違う。
「いやな、見つからないように隠れていてもいいのだが、それでは面白くないだろう?」
そこまで違えば性格が違うのも道理。
綾花はアオちゃんを自分の背の後ろに隠した。
(たとえ本物じゃなくても……傷つけたくない、ですから)
「それよりも、遊んだ方がいいに決まってる。ああ、私のボタンはうなじにあるから」
押せるもんなら押してみろ。
言外に滲み出た挑発に眉をひそめるも、綾花はどうしていいかわからずにじりじりと後退していく。
「なんだ? 相手にしてくれないのか?」
デコリーナがますます威圧的な態度をとったとき。
「これはこれはマドモアゼル! せっかくの素敵なお顔が曇ってしまっているようだね」
八十八旗 信彦
が颯爽と現れ、一輪のバラをデコリーナに差し出した。
「……ほぅ?」
「どうだい? ここは俺と遊んでみるってのはどうかな?」
「悪くないな」
「それは光栄だね! そうと決まれば紳士としての務めは必ず果たしてみせるよ!」
どんどんと目の前で展開が繰り広げられ綾花はきょとんとしてしまう。
そんな綾花にだけ聞こえるように信彦はささやいた。
「レディ、もう大丈夫だよ」
それを聞いて、ようやく助けてくれたことに綾花は気が付いた。
「ちょっといいか?」
修が声をかけるとツインテイルはびくりと肩を震わせた。
綾辻のアオちゃんとは別のツインテイルである。
「ツインテイル」
修は呼び間違えることなく彼女を呼ぶ。
ツインテイルは恐る恐る振り返った。
「なんだ、ああ、誰かと一緒じゃないのか」
「え、あ、うん」
修はなぜ彼女がこれほど怯えているのかはわからなかったが、誰かと一緒でないことにホッとした。
「そうなのか。じゃあ……まぁほどほどで元の世界に帰るんだぞ?」
修がため息交じりに言うと、再び隠しきれないほどの動揺がツインテイルに走る。
「そう、するね」
ツインテイルは力なく笑った。
修は不審に思って声をかけようとするが、その手がツインテイルに触れることはなく、彼女は遠ざかって行った。
だから修には聞こえていない。
「戦いはできれば避けたいけど、元の世界には帰りたくないの……帰りたく、ないの」
ツインテイルの独白が。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
18人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月30日
参加申し込みの期限
2014年02月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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