襲撃！　ねこっこ☆もんすたー｜リアクション

襲撃！　ねこっこ☆もんすたー

　真央がライレエと刀のテオのボタンを押すために奮闘しているすぐ横で、美崎岬は仲間との別れを惜しんでいた。
　順々に彼らを抱きしめていく岬。抱きしめ終えて、彼女はこう言った。
「全部始末つきやしたねぇ」
「そうね……でもこれでお別れね」
「わだすも折角出てきたんだからゲーム機に戻る気ないし」
「これからも私、貴方達の事大事にするわ。
　でもお別れは悲しいからボタンは自分で押してね」
「この世界悪戯して回りたいんで……」
　言葉が途切れ、以降続かない。
「どうしたの瓢ちゃん？」
「え、えっと」
　チカコーテー（モデル：骨削瓢）が慌てているうちにオニックマとホワイトデビルは自身のボタンを押して消えていく。
　岬が期待の眼差しをチカコーテーに送ってくる。
「押さないの？」
　押せないと言って許してくれるご主人でないことは重々承知。
　けれどチカコーテーも簡単には押せなかった。
　なぜなら、彼のボタンは尻にあるのだ。
「ねぇ、まさか押せないの？」
「いや、ご主人……その」
　どこか人が居ないところで、そう言おうとしていると、
「押せないなら、押すまでじっと見ててあげる」
　逃げようと後ずさると、頬を掴まれた。
　ふっと足の感覚がなくなる。
「いつまでも見ててあげるから、ゆっくりでいいわよ」
　早くしないともっと状況が悪くなるだろう。
　わかっている、わかっているけれど、チカコーテーは覚悟を決められない。
　けれど容易にチカコーテー予想はできる。
　根負けするのは自分のほうであることを。
「……アッー！」
　その予想は裏切られない。

　元の世界に戻ると八神修は無性に七夜あおいに会いたくなった。
　会ってなにを話したいわけではない、ただ会いたくて、自然と足が向かってしまう。
　そしてそれとは別に美崎岬と会った骨削瓢の本体は、訳もわからず体が震えるのであった。
　

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あとがき

担当マスター：つるこ。
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アクション見た瞬間からこのやろうｗｗｗｗｗｗ　ってなるようなものばかりたくさんありがとうございました。
それぞれがすごく個性的で、面白くて。
そのアクションの良さをリアクションにそのまま乗せることができればいいのですが……。
それから＋大規模なアドリブアクションありましたね。
その両方を楽しんでもらえれば幸いです。
細かい点につきましては個別で失礼致します。

いつもダイアリーとコメントを大切に読ませていただいております。ありがとうございます！
だいぶ皆さんのお言葉によって鍛えてもらったような気がしますが、まだまだ未熟な私です。
あれ？　と思うことやご意見がありましたらお気軽にお声をかけていただけると幸いです。
叱咤激励その他感想どんなものでも大歓迎です。
よろしくお願いします！
それではありがとうございました。

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