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ラブレター☆パニック!
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●三角関係(3)●
【体育館】
ちょうど同じ頃、体育館の方では。
「やあやあ真央ちゃん、話は聞いたよ! 寝子高1モテキング決定戦だって?」
八十八旗 信彦
が、例の取材中の
後木 真央
をとっつかまえて、ラブレターの集計数を聞き出しているところだった。
「あっはっはっ、このモテモテラブレター王の大本命!
1-2の爽やかジェントル紳士でお馴染み、この信彦さんには、
いったい何百通、いやさ何万人のレディから手紙が届いていたんだい?」
「う……あ、あ〜う〜なのだ……」
なぜか目が泳ぎ出す真央の、その手許の正の字をニコヤカに見れば、何と八十八旗──ここまでのラブレター送られ数0通!
「な、ナンダッテーーー!? そんな馬鹿な!」
ガビーーンって立ちくらむ紳士さんに、アウアウと真央がしどろもどろの言い訳をする。
「マヂ信彦ちゃんすまぬのだ校内1モテキングはきっと信彦ちゃんに違いないのだ、
でも何しろラブレターの数が多過ぎて真央ちゃん1人では全然手が回らないのだ、
猫の手も借りたい所だけど、がおーもちっとも役に立たなかったのだ……」
「ははあ、なるほど分かったよ真央ちゃん!
そういうことならこの俺も一緒に、ラブレター探しを手伝おうじゃないか!」
きらーーん☆と白い歯を見せて八十八旗がそう請け合う。
「1人の紳士として、レディ達の熱い想いに応えたい。
そのためには、まずレディ達の手紙を探しださないとね!」
さらにもっと人手が必要だということで、ちょうど近くを歩いていた
瑠璃条 ベガ
や
猫島 寝太郎
まで手当たり次第に呼ばれて、八十八旗宛てのラブレター探しを手伝う羽目になった。
「えっなになに、彦にゃんへのラブレター探し?」
自分の彼女であるベガにまで構わず依頼してしまうあたり、自称紳士さんのデリカシーの無さが窺い知れるけど……本人の方はあんまり事態をよく分かってないのか、
「そっかーこの中に、あたしから彦にゃんへの
ラブラブラブレターがあるんだね、きゃっ☆
よーし、頑張って見つけちゃうよー!」
といたって楽しげな様子。ここまでの時点で
八神 修
が何往復かして、すでに運び込んでいたダンボールの山々を前に、駆り出された猫島の方は戸惑い顔だ。
「なりゆきで手伝う事になったんだけど、
えーっと封筒とか開けちゃって良いのかなぁ?」
封筒に差出人や宛て名が書いてあれば問題ないのだけれど、
「そうじゃなかったら中身確認しないとなんだよね?
うー……罪悪感」
◇
こうして体育館のフロアにそれぞれ散らばって、ひっくり返したダンボールからガサゴソ手紙を探す4人。
ところが……と言うか、案の定と言うべきか。
八十八旗 信彦
宛てのラブレターはちっとも見つからず、首をひねりまくる当のご本人だ。
「う〜ん? おかしいなあ?」
「全てのレディに愛を以て接する紳士、この八十八旗信彦さんになら、
全ての寝子高レディから手紙が届いていたって、おかしくはない筈なのにっ!?」
うんまあ、「レディからモテている」というのは、あくまで彼の主観なので……(ごにょごにょ)
「きゃーあったー! あったよ彦にゃん、あたしのラブレター☆」
その時だ。手紙に半ば埋もれていた
瑠璃条 ベガ
が、山のテッペンからぴょこんと顔を出し、ようやく1通を高々と掲げてみせる。もちろんそれはベガから恋人の、八十八旗その人に宛てられたラブレターだ。
瑠璃条 ベガ
→
八十八旗 信彦
へのラブレター
「彦にゃんへ」
私の事を好きになってくれてありがとう
私、お父さんもお母さんもいなくて
でも、ひこにゃんにであってたくさんの幸せをひこにゃんにもらって、いますごく幸せだよ
彦にゃんは、いなくなったりしないかな?
ずっとずっと、一緒にいられるといいな
彦にゃんはちょっと浮気性だけど
それでもずっと幸せにしてくれるって伝えてくれて嬉しかった
私、ひこにゃんにちゃんと今も、私だけを愛してもらえてるかな
あのね!
私、全然旨く言葉に出来ないけど、ずっと一緒にいてくれるのが彦にゃんでよかったよ!
彦にゃんのおかげで、今何十倍も、何百、何千、何万倍も幸せだよ!
ありがとう。
これからも、彦にゃんの隣にいられる誰かが、私でありますように
……なんか、今更照れくさいね☆
ベガより
「わーーっ! きゃーっ!!」
自分の気持ちだからもちろん分かっていたけど、こうして文字になっているのを改めて見ると、やっぱり恥ずかしい。1人でラブレターを読んで身悶えしているベガの様子に、その文面までは分からないものの何となく想像はついて、
猫島 寝太郎
はちょっぴり羨ましげだ。
「いいなあ、自分もああいうロマンチックな恋愛って、憧れるかも……
って今度は何だか、すごく分厚い封筒が出てきたんだけど!?」
「ややっ! その手紙は、もしかして!?」
中身の便箋の枚数が多すぎて、ひと昔前のボーナス袋みたいに、封筒が床に立っている。もしやと八十八旗が駆け寄れば、案の定それは、八十八旗からベガ宛てのラブレターだった。
「やっぱりね! 俺からベガちへの愛情は、
どれだけ紙幅を費しても足りないってことさ!」
「へ、へえ〜」
素直に感心する猫島が、八十八旗の許可を得てその中身を読み上げる。美辞麗句の限りを尽くして、便箋にビッシリと綴られたその想いは(長いので)要約すると、こんな感じ。
八十八旗 信彦
→
瑠璃条 ベガ
へのラブレター(抜粋)
・愛おしい。眠れない夜、羊を数えてみても君が迷い込むほどに。
・俺の紳士としての在り方が君を不安にさせているかもしれない。
だけど信じて欲しい。何があっても一番はキミだから。
「そのとーり! ベガち、俺が1番に想っているのはいつだってキミだけなのさ♪」
「ひっこにゃぁあああああん! すっごく嬉しいよ、ありがとーー!(ぎゅー)」
「やべぇのだ寝太郎ちゃん、もしかしなくても真央ちゃんたち、
リアルお邪魔虫になってるのだ……にゃふっ?」
べたべたといちゃつきまくるバカップルに、ぼっちの辛さを噛み締めながら手紙を漁っていた真央が、そこで1通のラブレターを山から引っ張り出した。
「これ、真央ちゃんの字なのだ?」
宛て名の無いその封筒をひっくり返して、きょとんと不思議顔の真央である。
「あれれっ? でも彦にゃん……ここにももう1通、分厚い手紙があるよ?」
一方、ぴょんぴょん喜んでいたベガの方は、自分の足許に別の封筒を見つけて、キョトンとそれを拾い上げる。ずっしり重みのある、その封筒の「宛て名」を見れば、
「えっ。これってもしかして……彦にゃんから、ちーちゃんへのラブレター!?」
「へっ? ……ええええっ!?」
八十八旗が止めようとするがもう遅い。ベガが目にしてしまったその内容は、
八十八旗 信彦
→
上穗木 千鶴
へのラブレター(抜粋)
・何をするにも傍らにキミがいる気がするよ。
いつも無茶に付き合ってくれて、ありがとう。
・君の瞳を独占できる男は幸せ者だね。
叶う事ならそれは俺でありたいぐらいさ。
「そっか。やっぱり彦にゃんは、私だけじゃダメなんだ……(くしゃ……)」
「い、いやベガちー!? きっと多分かなり恐らく違うんだこれはっ!!」
「パァン!」
言葉はなかった。無言で恋人の頬をひっぱたき、わっとその場から逃げ出すベガ。
一瞬呆然とした八十八旗が、ハッと我に返った時にはもう、遅かった。
「ま、待ってくれ、ベガちー!」
ベガが走り去った後に残されたのはただ、こぼれ落ちた涙と、幸せそうにベガが読んでいた彼女のラブレターだけ……。
「ベ、ベガち……」
彼女が落としていった手紙を、ぽかんと見つめていた八十八旗が、ふとその側にもう1通、別のラブレターがあることに気が付いた。いっしょに2通を拾い上げれば、
「あ、そ、それは!?」
聞き覚えのあるその声にハッと顔を上げれば、ちょうどベガとすれ違うようにして体育館に走り込んできたのは、
上穗木 千鶴
だ。
千鶴は八十八旗の手から、目にも止まらぬ早さでその封筒の片方を奪い取ると、慌ててその封を開ける。中から出てきたのは、淡いピンクに桜の花びらがあしらわれたデザインの便箋だ。
さっと千鶴がその文面に目を通すと──
上穗木 千鶴
→
八十八旗 信彦
へのラブレター
いつからかな?きみのことが好きになったのって…
正直に言えないけれど、ぼくはきみのことが好きっ…好き好き、大好きっ
い、いつも…ぼくのおっぱいを触ったりしてくるけれど…
それでもぼくはきみが好きっ
きみの前だとうまく言えないけれど…
ぼくは信彦くん、きみのことが大、大、だあい好きっ(キスマーク)
「わああああっ! 信彦くん、ま、まだ読んでないよね? ね?」
千鶴はしつこく八十八旗にそう念押ししながら、そのラブレターをびりびりに千切って、紙ふぶきにしてしまうのだった……。
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シルバーシナリオ★(150)
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3人まで
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学校生活
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定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月07日
参加申し込みの期限
2014年12月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月14日 11時00分
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