this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ラブレター☆パニック!
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
つぎへ >>
●心の内を●
【南校舎1F:階段の踊り場】
「おろ? 見つけたってもっちー、何が?」
いきなり大声を上げてじったんばったんし始めた、
宇佐見 望月
を不思議そうに眺めていた
志波 武道
は、そこでもう1つ、奇妙なことに気が付いた。
ついさっきまで近くに居たはずの、
楪 櫻
の姿がどこにも見えないのだ。
「おっかしーなー、櫻ちゃんどこ行っちゃったのかナー」
きょろきょろと立ち上がった武道は、踊り場まで登って上を見上げてみたが、そちらの階段の方にも櫻の姿は見当たらなかった。
「……ん? おっと、詰め忘れかなー?」
代わりに武道は、その踊り場の隅っこに、1通の手紙が落ちているのを発見した。きっと、ゴミ袋をここまで上げてくる際に、袋の底に貼り付いたまま運ばれてきたのだろう。
「ってワー! 差出人が俺の名前だ!? ビックリ!」
弟への愛の言葉だったらあるかもなーなどと、冗談めかして望月には答えていたけれど、まさか本当に見つかるとは思わなかった。封筒には「宛て名」の記載はなく、武道はワクワクしながら、その封を開けてみる。
「さぁってどんなふざけたことかいてるかなー、
やっぱ弟ラブかなーテヘペロ☆」
取り出した便箋は、淡い桃色の桜柄で……
楪櫻さんへ
強く、そして弱い所…
『自分と似ている』
そんな親近感を勝手に勘違いしているだけかもしれません
俺には「好きです」と言う覚悟がありません
なので、ささやかに想わせてください
想うことを許してください
志波武道
…………。
真顔のまま暫し、その場に硬直する武道。
ぱくぱくするだけの役立たずの口。誰かに助けを求めるように周囲を見回すが、踊り場には彼以外、誰もいない。
「アルェ? おっかしいな別の人のカナー……って、
ばっちり差出人俺ってかいてあるねーHAHAHA☆
ボケろよ俺!! なんだよこれ!?」
口の下半分を片手で塞ぎ、うろたえる。動揺のあまり階段を踏み外して、落ちそうになる。
「ちょっとまって、いや……まって、なぁ?」
階段の隅にともかく腰を下ろし、もういちど恐る恐るその便箋をひらいてみた。
何度読んでも、同じ文面。神魂が写し取ったと言う、彼の奥底の想い。
(……俺が、こういう想いを持っていいんだろうか?)
もしかしたら神魂の影響で、彼女に対する感謝や、ほんの少しの好意が、拡大されて書かれているだけなのかもしれない。そんなふうにも考えてみるが、思考はますます支離滅裂に混乱していくばかり。
そんな収拾の付かない自分の心が急に怖くなり、武道は封筒ごと思わず、その手紙を破ろうとする。
けれど封筒が裂けた時点で、身体が動かなくなり──
どうしたらいいのか何も分からないまま。
鞄の奥の奥底へと、彼はそれを仕舞いこんだのだった。
【南校舎2F:女子更衣室】
その、少し前。
1人になれる場所を求めて、
楪 櫻
は校舎の中を彷徨っていた。
彼女もまた作業中に、自分の手紙を見つけていたのである。封筒に記されていたのは、「差出人」の櫻の名前のみ。見つけた時は、ただ声もなかった。他の人に見つかる前に、その手紙を懐に仕舞い、そっと武道たちのいる階段を離れたのである。
(馬鹿な……こんなものを書いた記憶は無い。
そもそも私はそんなものには無縁だ……)
2年10組の教室に足を向けかけたが、誰かが探しに来るような気がした。少しだけ考えて、櫻は2階の女子更衣室に向かう。あそこには、鍵付きの個人ロッカーがある。
幸い、中には誰もいなかった。
そこで封を開け──最初に目にしたその相手の名前に、櫻はもういちど息を呑んだ。
(相手は……志波?
何故、志波に……?)
ずっと一人だと思っていた。
一人で生きていけると思っていた。
だからせめて他人に迷惑をかけないようにと思っていた。
でも、少しだけ。
ほんの少しだけ。
自分でも気付かない程度に、その考えに違和感を感じるのは。
きっとこのままではいけないのだと、心の見えない所で気付いてるのかもしれない。
このろっこんに目覚めた時、
この力を他人を守るために使うと決めた。
その力を一人を守るために使うと決めた時。
一時だけでも、お前を決めると決めた時。
私の中の何かが変わったのかもしれない。
…ややこしい屁理屈を書き連ねるのはやめよう。
こういう時に綴る言葉を私は知らない。
それでも、少しだけで良い。もし求める事が許されるのなら。
お前のそばにいたいと思う。
…もし叶うのなら。
お前の心の内を、抱えている何かを、少しだけでも教えて欲しいと思う。
「これは……」
こんな手紙、私は知らない。
そう言い切れないのは、何故なのだろう。
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ラブレター☆パニック!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月07日
参加申し込みの期限
2014年12月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!