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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
ラブレター☆パニック！
●エピローグ●
【桜花寮３Ｆ：夢宮瑠奈の部屋】
その夜のこと。
夢宮 瑠奈は、枕許に置いたオルゴールの音色に、しずかに耳を傾けながら。
あの事件が終わった後、宮祀 智瑜からそっと耳打ちされたことを、思い返していた。
──瑠奈さんが想いを寄せている方は、ののこさんだったんですね。
（御剣くんには結局、秘密のままにしておけたけど、
智瑜ちゃんには、ばれちゃったな……）
この気持ちを、ののこには絶対知られたくないという思いと。
いっそもう、本人に知られてしまいたいという思いが、瑠奈のちいさな胸でぐるぐるして、彼女はぼふっと枕に顔を埋める。
そしてもう１つ、智瑜はこんなことも口にしていた。彼女がろっこんで見たビジョンは大抵、実物よりも美化されている相手が多かったけれど。
このラブレターに見えた野々 ののこのビジョンは、いつもと変わらない、そのまんまの姿だったと。
（──そっか）
智瑜はそれを少し不思議がっていたけれど、瑠奈にはそれが、心の深い部分で納得できた。
うん、そうだよ。
だって、あたしが好きなののちゃんは、いつだって──
ののちゃんへ。
いつも優しいののちゃんのそばにいられて、あたしはとてもしあわせです。
あのひに受け取った魂の欠片は、今も私のこころと親密につながっているんだよ。
あなたのかけらがこんなにもそばにいるから、あたしはあなたをもっと知りたいと思ってしまうの。
この学校をこころから楽しんでいて、神様だったことも、特別な力のことも知らない、このままのあなたをもっと手に入れたい。
独占したいとかそういう感情はあるのかな。ないとは言い切れない気がするの。
でも、あなたとあたしは女の子同士だから。
だからあたしはせめて、あなたのとなりで歌い続けたいんだ。
あなたが笑顔でいられるように、あなたのそばでずっと。
だってあなたは、あたしが希望を願った宝石だから。
あたしを好いてくれて、ただ笑ってくれる人。
ののちゃんは、そんな存在なんだよ。
その手紙は今も、瑠奈のオルゴールの中に、大切にしまわれている。
『ラブレター☆パニック！』 おしまい
【桜花寮３Ｆ：夢宮瑠奈の部屋】
その夜のこと。
夢宮 瑠奈は、枕許に置いたオルゴールの音色に、しずかに耳を傾けながら。
あの事件が終わった後、宮祀 智瑜からそっと耳打ちされたことを、思い返していた。
──瑠奈さんが想いを寄せている方は、ののこさんだったんですね。
（御剣くんには結局、秘密のままにしておけたけど、
智瑜ちゃんには、ばれちゃったな……）
この気持ちを、ののこには絶対知られたくないという思いと。
いっそもう、本人に知られてしまいたいという思いが、瑠奈のちいさな胸でぐるぐるして、彼女はぼふっと枕に顔を埋める。
そしてもう１つ、智瑜はこんなことも口にしていた。彼女がろっこんで見たビジョンは大抵、実物よりも美化されている相手が多かったけれど。
このラブレターに見えた野々 ののこのビジョンは、いつもと変わらない、そのまんまの姿だったと。
（──そっか）
智瑜はそれを少し不思議がっていたけれど、瑠奈にはそれが、心の深い部分で納得できた。
うん、そうだよ。
だって、あたしが好きなののちゃんは、いつだって──
ののちゃんへ。
いつも優しいののちゃんのそばにいられて、あたしはとてもしあわせです。
あのひに受け取った魂の欠片は、今も私のこころと親密につながっているんだよ。
あなたのかけらがこんなにもそばにいるから、あたしはあなたをもっと知りたいと思ってしまうの。
この学校をこころから楽しんでいて、神様だったことも、特別な力のことも知らない、このままのあなたをもっと手に入れたい。
独占したいとかそういう感情はあるのかな。ないとは言い切れない気がするの。
でも、あなたとあたしは女の子同士だから。
だからあたしはせめて、あなたのとなりで歌い続けたいんだ。
あなたが笑顔でいられるように、あなたのそばでずっと。
だってあなたは、あたしが希望を願った宝石だから。
あたしを好いてくれて、ただ笑ってくれる人。
ののちゃんは、そんな存在なんだよ。
その手紙は今も、瑠奈のオルゴールの中に、大切にしまわれている。
『ラブレター☆パニック！』 おしまい
あとがき
担当マスター：
鈴木二文字
ファンレターはマスターページから！
●ご参加ありがとうございました！ 今回はシナリオガイドにて、「マスターが悶え死ぬような甘酸っぱいラブレター、お待ちしております」と無茶ぶりした訳ですが、いやはや、ＰＣさんのラブレターを実際に拝見するのが、こんなにドキドキするなんて……！ すでにリアクションをお読みの方なら、うんうんと深く頷いていただけるものと思います……ねっ、でしょ？ ステキなラブレターの数々を、どうもありがとうございました。
●ところで今回また気になったので、この場をお借りしてＧＡについて、改めておさらいを。
●ＰＢＷの原理原則として、基本的にアクションに書けるのは、「自ＰＣの行動のみ」です。ＧＡの場合、「Ａさんの◯◯という行動に対して自分は△△と反応する」という書き方になるケースもあるかと思いますが、その場合はＰＬさん同士で事前にきちんと連絡を取り合って、必ずＡさん側のアクションにも「◯◯する」という行動を書いてもらうようにしましょう。
●今回なら例えば、「ラブレターを見つける」とか、「ラブレターを読む」とかね。
●Ａさん側のアクションに「◯◯する」という行動が見当たらない場合、マスターが考える可能性は２つです。
（１）Ａさんが「◯◯する」というアクションを書き忘れた。
（２）「Ａさんが◯◯する」という行動を、Ｂさんが勝手に（相手の承諾なく）指定している。
●（２）がいわゆる、確定ロールというやつですね。ＧＡのアクションに齟齬や矛盾がある場合、大抵は（１）のケースが殆どだと思うのですけれど（文字数内に収めるためにアクションを削っていったら、間違えて「◯◯する」の部分も削っちゃったとか……）、大変悲しいことにマスター側の方では、受け取ったアクションをただ見ているだけでは、その原因が（１）かそれとも（２）の方なのか、全く区別が付かないんですよね。
●判別が付かない以上は、常に（２）の確定ロールの可能性を捨て切れませんので、結果マスターは、Ａさんの「◯◯する」という行動もＢさんの「△△する」という行動も、リアクションでは両方描写を見合わせる、という対応を取ることになります。
●以上が、今回のシナリオガイド内でもご案内しております、
> プレイヤーさん相互の同意が取れていることが、マスターにも分かるようにして下さい。どちらかのＰＣさんのアクションに【ＧＡ】名の記入が無かったり、その内容に矛盾があったりする場合は、描写を見合わせます。
●この箇所の、もうちょっと詳しい説明になるんですが、う〜ん、皆さんお分かりになりますでしょうか？（だめ？ まだ難しければマスターページの方でもう１回説明を試みるので、そう仰って下さい）
●特に今回のようなデリケートな内容を扱うシナリオの場合は、マスターもかなり慎重な判断をしますので、その点はどうぞご理解いただければと思います。今回ＧＡのアクションが上手くリアクションに反映されていなかった方は、お相手のアクションを見せていただき、齟齬がある部分を実際にＰＬさん同士でチェックされることを、お勧めしておきます。
●長々としたあとがきをここまでお読みいただき、どうもありがとうございました、ふぅ。それではまた、寝子島のどこかでお会いしましょう。鈴木二文字でした。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年12月07日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年12月14日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年12月14日 11時00分
