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【期末テスト】赤点? 満点?? 夏目前、四日間の死線
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●1日目:体育その2
(……ブラか。ホックを外せばもうすこし涼しくなる、のかの……?)
智瑜のブラホック事件を横目でみながら、
黒兎 都
は朦朧とする頭で考えた。
暑かった。そりゃあもう尋常じゃなく暑かった。
なにしろ都の服装ときたら、この暑いのに
長袖の黒パーカー
なのだから!
体育の問題など字面だけでなにやら暑苦しいというのに、そのうえ、ゴゴゴと魂を燃やす轟までいる。その暑さたるや、まるで柔道部員と入るサウナのごとし。
もちろん、その黒パーカーを脱げばいい、というのは道理だ。都だって何度自問したか。
(だが断る……)
都はテストそっちのけで思った。誰かと勝負してるわけでも、持病があるわけでもない。肌がちょっと弱い、という理由はあるがそれ以上に、この黒パーカーはいつだって都の一番傍にいてくれた、いわば戦友! 暑さごときで脱いだら、いろいろ負けな気がするのだ!
(黒パーカーはうちのアイデンティティだし。昔からずっとこれだしの。
だから、どんなことがあろうと脱がん。絶対にだ!
)
アイデンティティと利便性の戦いは、アイデンティティに軍配が上がった!
というわけで、戦いは次の段階に移っていた。
どうせパーカーを脱がないならブラのホックを外して涼を取るか、女子としての尊厳を守るか……!
暑さで揺らぐ自制心と、都は闘っている!
智瑜が戻って来た。トイレで直してきたらしい。
「大丈夫ですか……?」
同じ豊かな胸の持ち主として他人事ではないと、冬華は気遣わしげに尋ねた。
智瑜は赤い頬のまま頷く。きっと消え入りたい気持ちだったろう。けれど冬華の言葉で、すこし落ち着きを取り戻したようでもあった。
(よかった)
その様子にほっとして、冬華は改めて気を引き締める。復習はしっかりしてきたし、油断しなければ問題ないはずだ。さすがにテスト用紙で煽ぎはしなかったが、時折、手で胸元に風を送りながら続きを解く。
そんな冬華の背中、透けて見えるブラのラインをぽわわんと見つめていたのは
夢宮 瑠奈
だった。
(わぁ……ナイスバディも大変なんだぁ……)
そんなことを思いながら、ぽわわん、ふわわん、と頬杖をつく。
瑠奈は体育のペーパーテストがどうにも苦手だった。
(体の動きを言葉で覚えるのって、なんでこんなに苦手なのかなぁ……)
試験問題に目を落としてみるけれど、その途端に瞼が重くなってくる。
(むわーっとしてて、眠くなっちゃうよねぇ……
こないだ
もすっごく眠くなっちゃったし、最近寝不足なのかなあ? 夜更かししてるつもりはないのだけれど……はっ、まさか、これも神魂の仕業!?)
たしかに中間テストやサービス授業は、いろいろ神魂の影響とかあったけれど、今回は違う。
違うのだが、瑠奈の意識はぽやぽやと遠くへ運ばれてゆく。
(どうせならテオがテレパシーみたいなあれで、答え教えてくれないかなあ……)
バカタコ、バカタコ、バカタコ、と、テオが教えてくれた答えを書き込む夢を見る。
テオの答えは全部「バカタコ」だった。そっかあ……体育の問題の答え、全部「バカタコ」かぁ……。
「壬生ぅ! テスト中にクッキー食べる奴があるか、このバカタコがぁ!」
クマ先生の怒鳴り声で瑠奈はびくっと身体を震わせた。いけない、気が遠のきかけていた。
3年生の
壬生 由貴奈
がクマ先生にクッキーを取り上げられている。――クッキー?
気付けば、時計は残り5分を示していた。
クッキーな先輩には悪いけれど、クマ先生の声で目が覚めてよかった。
(あっ、これ、サービス授業でテストに出るって言われた問題! せめて、この問題だけでも……!)
夢うつつに解答欄に「バカタコ」と書いていたのを慌てて消すと、瑠奈は覚えていた答えを書き込む。
そして――!
「終わったぁー!」
瑠奈が、轟が、冬華が、智瑜が、安堵のため息をついた。
「勝った……!」
都も辛うじて女子の尊厳を守り切った!
◇
「ふーっ」
しゅわしゅわと冷たいレモン水が
御鏡 聖
の喉を潤す。
学食は、冷たい飲み物を求める生徒で溢れていた。たまたま空いていた席に座ると、そこにいた
北条 冬華
が牛乳瓶を傾けて、にっこり乾杯を求めてきた。
「お疲れさまでした!」
「はい、一日目、お疲れ様です!」
学食は、同じように暑さを乗り切った戦友たちの乾杯でいっぱいになった。
――1日目、暑い暑い試験終了!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
103人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月27日
参加申し込みの期限
2014年03月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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