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【期末テスト】赤点? 満点?? 夏目前、四日間の死線
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●3日目:朝
綺麗な夕焼けの次の日は晴れるって。――昨日のみゆきの言葉はたしかだった。
試験3日目。
今朝はまるで春の終わり頃のような、ぽかぽかした陽気だった。パステルブルーの空には、とろりとまろやかなシュークリームみたいな雲が、ぷかぷかと浮いている。
そんな朝の通学路を、ポニーテールに結った少女が軽やかに駆けていた。ピンクのリボンが朝日に眩しく輝き、肩に掛けたカバンに揺れているのはお気に入りの風車のアクセサリー。
「おはよう!」
詠坂 紫蓮
は今朝の陽気に相応しい明るさで、クラスメイトの
椿 美咲紀
に声を掛けた。
美咲紀も軽やかにポニーテールを翻して振り返る。
「あっ、おはよう、詠坂さん」
「試験も3日目だねー。調子どう?」
「うん、朝ごはんはちゃんと食べてきた! 真面目に勉強もしたしね。詠坂さんは?」
「まあ特別いい成績って感じでもないけど、普段からそれなりには勉強してるしね。ここまではそこそこいい感じに来てるかな。試験前だからって遅くまで勉強したりはしないけど」
「余裕だね。でもそれって大事だよね」
「うん。睡眠はきっちりとるようにしてるの。安眠大事!」
「朝ごはんも大事!」
紫蓮と美咲紀は並んで歩きながら、くすくすと笑い声を上げる。そうしてひとしきりさざめくように笑ったあと、でも、と美咲紀はちょっぴり表情を曇らせた。
「今日は数学と音楽だよね。数学はもともとちょっと苦手なの。家庭科ほど壊滅的じゃないけど……」
「そうなの?」
「でも今年はね、4月から新聞部ぶちょーの八神さんに数学や理科の勉強を見てもらっていたのね。私は植物大好きだから、もしそっちの勉強がしたくなったら理系になる。すると数学・理科は必須だぞ……と。将来の選択肢を狭めないため、今から努力したのね」
「えっらーい! 将来のこと、真面目に考えてるんだね。それに……八神君ってあの八神君だよね」
中間テストのとき
八神塾
に入塾した紫蓮は、あの
八神 修
氏のもと頑張ってきたという美咲紀に尊敬のまなざしを向けた。そしてあの八神塾を体験したからこそ気になることがひとつ。
「えっと、あのさ、正直なとこ、ついていけるの?」
すると美咲紀は申し訳なさそうに肩をすくめる。
「教え方は優しいよ。でもあの理屈っぽい八神センセェに付いていくのは正直大変だったの」
と、そこまでいうと美咲紀は張り切って握り拳をつくった。
「だからこそ、今までの成果を存分に発揮したいのっ!」
美咲紀の意気込みに紫蓮も同じように拳をつくると、美咲紀の拳をちょんと合わせた。
「うん、がんばろー! 私はどっちもそんなに得意じゃないのよね。そんなに悲劇的なことにはならないだろうけど、油断しないようにしないと」
「そうだね! よーし、やるわ、私! 八神ぶちょー見ててくださーい!」
どこか遠くで、修がくしゅんとくしゃみした。
◇
1時間目、数学。
配られたテスト問題を見て、美咲紀はその薔薇色の頬をふわっと綻ばせる。
(うわっ……感動する! どう解けばいいのかわかる問題がいっぱいなの! これが真面目に勉強した成果ですかぁ)
先日のサービス授業こそうっかり睡魔に負けてしまったけれど、日ごろの努力を神様はちゃんと見てくれていたのだろう。すごくいい、とは言えないかもしれない。けれど実力通りの力は出せそうだ。
並んでいる数字たち。今日はいままでより仲良くなれる気がする。ひとつ問題を解くごとに、一歩ずつ夢へ近づいているように美咲紀には思えた。これまで苦手としてきた数学が、こんなふうに読み解けるようになった、それだけでも我ながら成長だと思う。頑張った自分を誉めてあげたい。それから友人たちにも感謝を。
(……ありがと、八神ぶちょー)
「くしゅん!」
修は本日2度目のくしゃみ。おかしいな、体調は万全のはずなのに、と不思議そうに首を傾げている。
このくしゃみは美咲紀の耳にも届き、噂したのは私だよ、とくすっと笑ってしまうのだった。
(テスト終わったら、新聞部のみんなを誘ってシャンテに打ち上げカラオケに行けるといいなぁ)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
103人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年02月27日
参加申し込みの期限
2014年03月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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