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\ オーバータイム!/
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短夜のsparkler
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○お邪魔虫には然るべき……?
◆
『かたなくん』
「ん? どうした、小山内」
『ロケットはなびって、やってもだいじょうぶかな?』
ロケット花火と聞いて、刀の頭のなかについさっきの記憶が蘇る。
(……楽しそうだったし、仕方がなかったんだよ)
一瞬遠い目になった彼を、海は残念そうな顔で見上げている。
『もしかして、だめなの?』
そんなことはない、と顔の前でぶんぶんと手を振る。
「危ないことさえしなきゃ、大丈夫だと思うぞ」
さっきも、ロケット花火を使うこと自体にお咎めを受けたわけじゃあなかったはずだ。
ぱあっと海の顔が輝いた。
『ロケットはなびって、やったことなかったんだよね』
『スペースないとできないから』
「確かに、ロケット花火はある程度の広さがないと出来ないもんな」
こくこくと頷く海。既にその手はロケット花火を掴んでいる。
「当たると結構痛いから、人の居ない方にな」
頷いて狙いを定め――着火!
ボン、という発射音の後、弧を描きながら夜の闇を切り裂いていく。
『すごいね、これ』
少し興奮気味に、海は次のロケット花火を手に取る。
「そうだ、俺もまだ残ってたな」
刀も合戦で使わなかったロケット花火を取り出し、今度は二人同時に着火。
高さの違う二つの弧が放たれ、闇に火花の軌跡を描いた。
その軌跡の消えた先、
「痛え!」
と叫んだのは
骨削 瓢
。おそらく、『悋気の独楽』でふっ飛ばしてやろうと思っていたところに命中したのだろう。
ぴょんぴょん飛び跳ねる瓢の姿に、二人は顔を見合わせ――どちらからともなく、吹き出してしまった。
◆
片手にススキ花火を持ち、もう片手で浴衣の裾を押さえ、
澪乃 澄佳
はぐるぐると回る。
「こういうきらきらっとしたのさ持ってると、ついついはしゃぎたくなっちゃうね!」
楽しそうに笑いかける姿に、
六月一日宮 檸檬
は我慢しきれなくなったように叫ぶ。
「俺も花火振り回して遊ぶっすー! ほんとはいけねーけど!」
ススキ花火を手に、澄佳のようにぐるぐる回る。まるで、火花と一緒に二人が踊っているようだ。
「こうやってキミと遊んだりしてると、やっぱり楽しいねえ」
そんな澄佳の言葉に、
「俺もっすよ!」
と檸檬。二人の表情は、本当に楽しげだ。
それを物陰から見ているのは、
骨削 瓢
である。
「カップルを邪魔するのは疎ましんじゃない」
――趣味だ! 力強く叫ぶと同時、『悋気の独楽』が発動しようとするがその前に、
「オイタは許さんさね」
宇佐見 満月
の放り込んだネズミ花火がそれを妨害した。
「またネズミですかぃ逃げろォ!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月23日
参加申し込みの期限
2014年01月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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