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短夜のsparkler
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○短夜に咲く光
◆
「皆ちゅうもーく!」
中央の噴水近く、
日暮 ねむる
が叫ぶ。彼の隣には、タオルがかかった三脚が一つ。
バサッとタオルを取っ払うと、大量のロケット花火が積み込まれた台座が現れる。
日暮印のロケ花ガトリングランチャーだ!
そう、これこそ彼が準備していたものであり、ロケット花火合戦でロケット花火を使わなかった理由!
そんな噴水近くの様子に、周りも少しつられだす。
「澪乃センパイ、残ってた打ち上げ花火やりましょうよ!」
「いいんじゃないかなあ。なんだかすごいのが見られそうだよう」
と檸檬と澄佳。アレと一緒に打ち上げを点火すれば、きっと壮観な光景になるに違いない。
『これもやっちゃおうか』
海が出したのでは、セットの中に一つだけ入っていた小さな打ち上げ式の花火。
「そうするか。筒が倒れないように気を付けないとな」
刀がそれをセットし、点火の準備に入る。
「そういえば、私のセットにも一つ入ってますね」
エリューシアの言葉に、
「やろう!」
一も二もなく千里が返す。その様子に、こまちは微笑。
「皆で一斉にやるのって、なんだか楽しそうだものね」
「凄い大きな音しそうっすけど、大丈夫っすか?」
心配そうに誠也が訊くと、時子はふにゃりと笑う。
「耳を塞いでれば、大丈夫だと思います……」
近くに居た鳥達は、『鳥の囀り』でちょっと離れておくようにお話ずみだ。
そんな風に、ねむるのガトリングランチャーを中心に打ち上げ花火の陣が出来上がる。
「よし、んじゃいくよ――3、2、1、着火!」
ガトリングランチャーに点火されるのと同時、打ち上げ花火にも火が入った。
沈黙が、噴水広場を包む。そして数秒後――。
ドドドドドドドドドドドドドド!!!!!
激しい炸裂音と共に、夜空に無数の弾幕が舞う。
同時に、打ち上げ花火も上がり出す。二種類の花火が、夏の夜を明るく照らす。
勿論、普通の花火大会で打ち上げられる花火に比べれば、ずっとずっと小さなものだけど。
「ははは、見よ。星がごみのようだー」
「皆、今からネズミ花火を投げるぞ」
「――えっ?」
月詠が大量のネズミ花火を投げ込んだ。高速回転する群れが、打ち上げ花火の周囲で踊る。
空いた手にすかさずデジカメを持ち、光の溢れる噴水広場をまず一枚。それから噴水の淵に転がって、打ち上げ花火とロケット花火が彩る空を写真に収める。
「月詠ちゃんこっち向くのだー」
声の方を見れば、
後木 真央
がデジカメをこちらに向けている。
折角だ、撮られる側になるのも悪くないと転がったままピースをして、パシャリ。
◆
打ち上げ花火の火花を眺めながら、海が刀にそういえばと懐かしそうに、
『まえにこのタイプのやろうとしたらね』
「うん?」
『つつたおれて、かおのよこをとんでったことがあったんだ』
『あのときはびっくりした』
危ないな、と刀。
「小山内は女の子なんだから、顔に傷が付かないよう気をつけないと」
そんな心配をされたことが嬉しかったのだろうか、
『うん、きをつける』
ちょっとだけ海は機嫌良さ気に見えた。
◆
こっそり野郎諸君の股下に噴出花火をセットしようとしていた瓢。
肘に何かが当って倒れる音に視線を向けると、なんと倒れたのは打ち上げ花火の筒。
しかも、瓢の方をばっちり向いている。
「ヤベェ! こっち向いて倒れた逃げろォ!!」
大慌てで逃げるもむなしく、打ち上げ花火の砲撃を受けて噴水の中へと逃げこんだ。
ドッボーン、と飛沫が上がる。
◆
「ふへえ、こんな風になるなんてねえ」
家庭用花火だけだし、あまり派手な感じにはならないだろう――と思っていた澄佳は、空を見上げて目を細める。
「俺も打ち上げ持ってきてましたけど……こうなるとは思ってなかったっすね」
隣に立つ檸檬の視線は、空と澄佳の間であっちこっち。やがて意を決したように、
「澪乃センパイ」
澄佳に向き直る。
「実は、前々から言いたい事があったんです……」
彼の真剣な様子に、振り向いた澄佳の心臓は小さく跳ねた。
「なあに、檸檬くん……」
「俺…センパイのこと――」
心臓が、早鐘を打つ。花火の音が、遠くに聞こえる。
最後の一発が、打ち上がった。
「澄佳センパイって呼んでも、いいですか……?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月23日
参加申し込みの期限
2014年01月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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