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短夜のsparkler
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○良い子も悪い子も真似はしちゃダメ
◆
ミニスカフレア浴衣の裾を揺らし、
後木 真央
は広場近くの松林の前に立った。その手に握られたロケット花火を高々掲げ、意気揚々と叫ぶ。
「集え勇者よ! 花火は撃ち合うものなのだ~!」
金属バケツを兜のように被り、松林に飛び込む。
「……面白そうじゃないか、俺も混ぜろ!」
後を追いかけるのは、丁度今来たばかりの
御剣 刀
。飲み物やお菓子の袋を置いて、ロケット花火を手に松林へ。
旅鴉 月詠
もそれに続く。
一方の手にはロケット花火、もう一方の手にはビニール傘というスタイル。胸にはデジカメがぶら下がっている。
盾のようにビニール傘を開き、松林へと入っていく。
良いものを撮るためには、火中に飛び込むことも辞さない。
その為の、ビニール傘だ。
「刀ちゃんくらえなのだー!」
金属バケツでガードしながら、反撃のロケット花火を点火。牛乳瓶に挿したソレに手を添え、弾道を微調整して発射!
「うおっと! お返しだ!」
刀は松の木を使ってうまく回避。お返しのロケット花火を放つ。しかし狙いは逸れ、月詠の方へ。
デジカメ片手に傘で鮮やかに受け流し、自身もロケット花火を発射。
そのまま地面に寝転がり、飛び交うロケット花火を見上げる構図で写真を撮る。
「月詠ちゃんも中々やるのだ! ――あ、瓢ちゃん見っけなのだ!」
いつの間にか松林の中に紛れこんでいた
骨削 瓢
を発見し、点火したロケット花火を振り回しながら接近。
自分のところに来るとは思っていなかったのか、瓢は大慌ててで逃げながら、
「うおあぁっ、糞食らえ!」
言葉通りのアレでソレなもの、にとてもよく似たものを振り向きざまに投げつける。
「!?」
流石に真央の足も止まる。が、よく見てみれば何のことはない。
ヘビ花火の燃えカス、だ。
安堵するも束の間、ロケット花火が金属バケツに直撃。
「隙ありだ、後木」
と得意げな刀。しかしその少し後ろから月詠がガサッと姿を現して、
「君もな」
発射。そしてすかさずデジカメをパシャリ。
「熱っ、痛っ!?」
ロケット花火、実際当たると結構痛いものだったりする。
そんなロケット花火合戦の流れ弾が、
「こんにちわー……ねむるさんも遊びにぃ、ってうわ!?」
日暮 ねむる
にアウェイの洗礼を浴びせた。ねむるの視線は、松林で繰り広げられる戦いに。
(ロケット花火はたくさん持ってきてるけど……)
後ろに背負った荷物を見やる。ここで浪費すると、こいつを持ってきた意味が無くなってしまう。でも、遊びたいのも確か。
そうだ、と何か思いついた様子で松林に脚を踏み入れるねむる。
手を叩いて注目を自分に集め、
「みんな……僕に花火を1つ当てるたび、おやつを1つおごろう。ねむるさん俊敏な動き……を捉えることができるかな?」
両手を広げ、自身満々に言い放つ。そしてその直後、
「ふはははは、負けないのだ叔父貴に仕込まれた技を見るのだ~!」
後木真央必殺のロケット花火の洗礼を受けた。
「あだだだだだだだっ!?」
まるでただのカカシである。真央の射線から外れつつねむるの姿をしっかりと見ることのできる位置に走りこんだ月詠が、その姿をばっちりと写真に収めていた。
◆
そんな大騒ぎに、
天満 七星
は線香花火から視線を上げて松林の方を見る。
特に目を引くのは、大騒ぎの一番中心に居る真央。
「いつ見ても、後木様は元気いっぱいですわね」
いつかの温泉での謎解きの時にも、見かけたけれど。ああいった素直なはしゃぎ方には、とても憧れる。
小さな頃から落ち着いた行動を取れと教えられてきたから、七星は走り回るような遊び方をしたことがない。
だから、あんな風に遊べる真央のことが羨ましい。
「――熱ッ」
松林に気を取られていたからだろうか、線香花火の火花が手にかかってしまった。
「どうした、大丈夫かい」
通りかかった
貞広 護堂
が、心配そうに声をかける。見れば、七星の手の甲は少し赤くなっていた。
「あーあ、火傷してら」
有無を言わさず、といっても決してそれほど強い調子ではないのだが、護堂は水道まで七星を連れて行く。
「後からヒリヒリしてきて、水ぶくれにでもなったら大変だ。ちゃんと冷やした方がいいぞ」
「は、はい。ありがとうございますわ」
言われた通り水道でしばらく冷やしたら、今度はアロエの軟膏を。
「効くんだこれが」
重ねて礼を言う七星に、
「いいんだいいんだ、こういう時の為に持ってきてたんだからよ」
護堂はニッと笑いかける。それから、松林の方に視線を向ける。
「あいつらにもやってやんねえとなあ。絶対火傷してんぞあいつら」
「そうですわね、皆さん夢中で気付いてないかもしれませんし」
七星もクスリと微笑を漏らす。
◆
松林の様子を見ていたのは、他にもう一人居た。保護者担当、
宇佐見 満月
である。
「おいおい、あの辺りの小坊主共、オイタが過ぎやしないかい?」
メインは小坊主っていうより小娘である。それはさておき。
ごそごそと満月が取り出したるは、大量のネズミ花火。
着火したソレを、こっそりと松林に放り込む。ロケット花火合戦に盛り上がる真央達は、まだ気づいていない。
「ん? なんだこれ」
「どうしたのだ刀ちゃ――」
気付いた時には、動き出していた。
「うわああああああ!?」
「ネズミ花火がいっぱいなのだー!?」
「待ってねむるさん打たれてただけだよ!?」
慌てふためく三人の姿を、先んじて離脱していた月詠はファインダーに収める。
「うん、迫力があって悪くないな」
花火合戦組の後ろのほうで、不運にも瓢が松林から漏れたネズミ花火に襲われていた。
「こいつ付いてくる逃げろォ!!」
そんな彼らを――一人とばっちりだが――、満月は眺めながら満足気に、
「流石にこれで懲りたさねぇ?」
もし懲りなかったら大量のロケット花火を放り込むつもりだったが……それはどうやら、必要なさそうだ。
因みにこの満月の介入により、ねむるのおかしの件は完全にうやむやになったのであった。
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担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月23日
参加申し込みの期限
2014年01月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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