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●大広間その4
「う、お、おおおおおおおおおおおお!!」
雄叫びを上げて【阿】に突撃したのは、
雨垂 ミゾレ
だった!
「俺のスクープ、こんなところで邪魔されてたまるかぁー!」
ミゾレは自分自身を撮影する。すると、ミゾレの痩せた身体がみるみる筋骨隆々に変化した。これが、彼のろっこん<超人化>の力!
陣を踏む。石像が動きだし、ミゾレに向かってくる。
「この力で返り討ちだぜ!」
ミゾレは真正面から【阿】にぶつかっていった。しかし!
「ぐ、ふ……!」
ミゾレは石の身体に打ち負けた。次の呼吸でみぞおちにキツイ一撃をくらい、壁まで吹っ飛ぶ。
こっぴどく打ちつけられ、どさりと床に落ちたミゾレは苦痛に呻いて動けなくなった。
「力ではとてもかなわなそうね……」
尾鎌 蛇那伊
は中国拳法の要領で呼吸を整え気を練り上げた。その気を全身に巡らせると、五感を研ぎ澄まされてゆくのを感じる。
一点ではなく全体を捉え、異音を拾う。それで石像の動きを予測し対応することが可能なはずだ。
「石像が人体を模してるなら重心も人と同じはず。なら、動きを読んで石像の力を利用して投げ転がす。合気道の領域だけど、中国拳法にも理屈は存在してるし、アタシが出来ない道理はないわ」
蛇那伊はその肉体を滑らかに運び、正面から打ってきた【阿】の力を受け流した。蛇那伊はひらりと身を入れ替え腰を落とす。そして。
「フッ!」
見事、【阿】自身の力のベクトルを利用し、投げ転がした!
その機を逃さず、
双葉 仄
が額の宝石を取り外そうと手を伸ばす!
一方、
黒依 アリーセ
と
李 小麗
は、ロープで引っ掛けて石像を転ばせる作戦を考えていた。
「お前の相手はしゃおりーなのだ!」
八極拳を学んでいるという小麗は、攻撃を避けながらちょこまかと走り回り【吽】を引きつける。しかし、なかなかうまい具合にロープのところに誘導できない。
桜崎 巴
が月詠のスケッチブックを手当たり次第に破ってアイテムをぶちまけ、その中から瓶入りの瞬間接着剤を掴むと、小麗に投げた。
「こいつを使いな! 『足止め袋』にするんだよ!」
「わかった! 『足止め袋』だな! ……って、それ、どーいうもので、どーやって作るのだー!?」
「自分で考えな! あたしは『冒険 道具』で検索しただけだから!」
どうやら巴、ゲーム関係の資料を参考に持ち物を準備してきたらしい。
「わ、わからないのだ……仕方がないのだ、このまま使うのだー!」
やけになった小麗は瓶の蓋をあけ、【吽】の進行方向めがけて投げつけた。
ぶちまけられた瞬間接着剤を【吽】が踏む。
1歩。2歩。
「と、止まらない!?」
かと思いきや、3歩目の足が上がらなかった。
「結果オーライ!?」
アリーセと小麗はこの隙を逃さず、ロープを掛け思いきり引いた。
「いっせーの、なのだ!!」
バランスを崩した【吽】はロープに足を絡ませて、どうっと音を立てて倒れた。
小麗はこの隙を逃さず、【吽】の頭に取り付いた。そして、額の宝石を外そうと試みる。
ところが。
「は、外れない、のだ!」
と、【吽】が激しく頭を振った。小麗は必至で牛の角にしがみつく。
「李さん!」
エヴァ・ブランシェ
が持ってきていたハンマーを<タービュランス>で吹き飛ばした!
「く……か、は……!」
ちょうど同じとき、陣の反対側では宝石を取り外そうとしていた仄が、体勢を立て直した【阿】に首を押さえつけられ苦しげに呻いていた。こちらの宝石もやはり外れなかったのだ。開いた口から覗く石の牙は鋭く、荒々しい息遣いの聞こえそうな鼻面が仄の眼前に迫る。
「そいつを、よこ……せ……!」
それでも仄は手を伸ばし続ける。その分だけ、仄は苦しげな表情になる。
「もうやめなさい! 外れないなら、壊すしかないわ!」
蛇那伊が、巴がぶちまけた荷物の中から咄嗟にバールを拾い振り上げる。
エヴァのハンマーが、蛇那伊のバールが、額の宝石を割った!
ゥゥオォォォオォォゥ……!
それは、石像たちの断末魔だったろうか。
悲痛な叫びが大広間に木霊し、次の瞬間、ざらり!
石像たちはきらきらと光る砂と弾け、崩れた。
石像の腕から解放された仄は、咳込みながらも砂の中に砕けた赤い宝石を探す。
そんな仄の背を蛇那伊がやさしく擦った。
「欲をかくものじゃないわ……命あってのものだねと言うでしょ」
「ふん……あの宝石は、石像たちの力の源で、弱点でもあったのだな」
そういって仄はまた咳込む。
「すこし休んだ方がいいわよ」
仄は今度こそ、蛇那伊の忠告を素直に受け入れたのだった。
◇
陣の中で倒れた
坂内 梨香
は、戦いに加わらなかった者たちの手によって助け出されていた。幸いなことに命に別状はなく、ほどなくして意識を取り戻すと、封印の方を見た途端になにか大きな力――梨香は脳味噌を掻き回されるような強い揺らぎと表現した――を感じた、というようなことを話した。
負傷したミゾレにはアリーセが、仄には蛇那伊が、梨香には
逆巻 天野
が付き添い、介抱している。
それ以外の一同は石像撃破という結果と梨香の無事に安堵し、注意深くそろそろと陣の中に集まってきた。
陣の真ん中に聳えたつ何千という腕の塊は、大人が数人がかりでやっと抱えられるほどの太さで、まるで巨大な卵を抱え込んだ古木のようだった。一行は遠巻きに、注連縄と札で厳重に封印されたその小象ほどもあるナニカを見上げた。
骨削 瓢
が持ち帰りたいというようなことを言い出し、こんな大掛かりな遺跡を作って守っていたのだから持ち帰るべきではないという
晴海 飛鳥
や
エヴァ・ブランシェ
と言い合いになった。しかし、結局のところ、これを持ちかえるのは至難の技だろう、という雰囲気になり、この言い合いは尻すぼみになった。
そもそも、これがなんなのかすら、まだわかっていないのだ。
これは、いったい何なのだろうか。こんな大掛かりなことをして封じるべきものとは何だったのだろう。
少しの間、その場にいる誰もがそのことを考え、無言の時が流れる。
――と、沈黙を破るかのように、大広間の扉にひとつの影が現れた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月21日
参加申し込みの期限
2014年01月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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