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鈴島、森に隠された古代遺跡
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●大広間その3
「まさか、これで終わるつもりではないだろう?」
一行の束の間の安堵を破ったのは、
双葉 仄
の口から発せられた言葉だった。
「ここまで来て、封印されているのが何か知らずに帰りたいなんて言ったりしないよな? ここからが本番――そうだろう?」
にたりと口唇を引く。
能美子と小麗によって十分引き寄せられた【阿】の存在は、仄の思惑通りだった。
砕けた石畳の欠片を拾うと少し下がって助走をつけ、【阿】へ向かって体当たりを試みる。
ギリギリまでおびき寄せているので、自分の身体が陣の中に入り相手が動いたときには体当たりが成立しているはずだ、というのが仄の目論見で、まさにその通りだった。
握った石を振りかざした仄の身体が、【阿】の石の肉体にぶつかる!
が、小柄な仄の体重では、【阿】を押し倒すことなど到底できなかった。
「くっ……! 硬い、な!」
握った石を頭めがけて打ちつけるが、傷つけることができない。
【阿】は片手で仄を打ち払う!
仄は横っ飛びに飛ばされたが、なんとか転がって受け身を取った。
石像はまた止まっている。
「……頑丈なヤツだ。だが、ヒットアンドアウェイを繰り返せば……!」
「ヒトハはん、ちょいと待ちな」
骨削 瓢
がいつものようにけらけらと笑いながら仄を引きとめた。
「ヒトハはんの言うとおり、手ぶらでは帰れないってのは同意だよぃ。そのためにはあのデカブツをなんとかせなぁね。で、だ。あっしにちょいと考えがあるんだが、先に試させちゃもらえないかい?」
「わかった。お手並み拝見といこう」
仄が下がり、瓢は
坂内 梨香
を近くに呼んでこう尋ねた。
「石像に<魔法使いの目>と似たようなのがくっついてるのは気のせいかね?」
たしかに、牛のかたちをした石像の額には、赤い宝石が埋め込まれている。
黒依 アリーセ
がつぶやく。
「『見守り人は第三の目を持ち、第三の目が見守り人を動かす』――インドの絵画だと、第三の目って額に描かれるわよね? あの宝石が目?」
「ああ。そして見守り人というのはあの石像だろうね。戦って倒せるならそれに越したことないが、『第三の目が見守り人を動かす』ということは石像の宝石抜き取れば止まってくれるんでは?」
「ありうるわね」
アリーセが頷く。仄はじめ、ほかにも幾人か同様に頷いている。
だが、瓢はさらに捻ったことを考えていた。
「も一個。第三の目と、<魔法使いの目>は同質のものじゃないか? ってことは、<魔法使いの目>を持ってる坂内はんもまた見守り人とカウントされて、襲ってこないんじゃないかい?」
瓢は弓のように口の端を引き上げる。
上手くいったらお慰み、駄目でもあわよくばここで消えてもらえれば……なんて考えながら。
「試しに坂内はん一人で石像に近づいてごらんよ」
梨香は、瓢の言葉を心から信じたわけではなかった。むしろ、疑いの方が強かったともいえる。
しかし、どんな可能性であれ、試さずに諦められる性格でもなかった。
この鈴島遺跡の謎を解きたかった。
だから梨香はひとり、魔法陣の中に足を踏み入れた。
全員が固唾を呑んで見守る。
そして――。
何も起こらなかった。
梨香は、中央の封印に向かって歩を進めてゆく。
その背に向かって
晴海 飛鳥
が声をかけた。
「梨香君、その<魔法使いの目>、あの石像についてる宝石の方に翳したりしてみてよ。なにか、起こるかもしれないよ」
いわれるまま、梨香は魔法使いの目を石像の方に翳した。目に見える変化はとくに起こらなかったが、琥珀越しに石像を見ていた梨香は「額の石のあたりが特に揺らいでみえるわ」といった。
それから梨香は何気なく封印されたナニカの方を見た。――次の瞬間。
その身体がぐらりと傾ぐ。
何が起こったのかわからなかった。
ただ一瞬戸惑うような表情を見せた後、梨香は小さく悲鳴を上げてその場に崩れ落ちたのだ。
「梨香君!」
飛鳥が呼びかける。それでも梨香は動かない。気を失ってしまったのだろうか。
浮足立つ一同を鎮めたのは、
尾鎌 蛇那伊
の一喝だった。
「落ち着くのよ。あの子を助けるためにも、ナニカを調べるためにも、やることは一緒よ」
「あの石像を、なんとかする。そういうことだな」
仄の答えに蛇那伊は頷き、檄を飛ばす。
「額の宝石を狙うのよ! それできっと石像は止まるはずよ!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月21日
参加申し込みの期限
2014年01月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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