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鈴島、森に隠された古代遺跡
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●プロローグ
よく晴れた日曜の朝のことだった。
星ヶ丘の船着場を訪れた
雨垂 ミゾレ
は、片手で日よけを作り、その下で舌打ちをする。
夏至過ぎの青い海が眩しすぎる。うんざりだ。しかもなんだ? 今日はガキどもがいっぱいだ。
ミゾレは元新聞記者だった。訳あってこんなところで燻っているが、いつか返り咲きたい。自分を追い出したやつらの鼻を明かしてやりたい。だからこそ手に入れたいものがあった。
誰も知らない大スクープ。
それこそが、ミゾレにとって、どんな宝石よりもすばらしい宝だ。
このところ無性に新鮮な魚の写真ばかり撮りたくなって港に足を運んでいたミゾレは、そのうち漁師たちと仲良くなり、偶然にも鈴島の伝説を耳にした。そこで何度か鈴島に渡ってみたが、いまのところ、望むようなスクープは手に入っていない。
だが、諦めることなんてない。何かあるはずだ。
世間をあっと言わせるような何かが、必ず……。
「雨垂さん。今日も写真撮りに行くのかい?」
何度か鈴島に渡るうちに顔馴染になっていた海上タクシーの船長が、ミゾレの姿を見つけ声を掛けてきた。
「おう。あそこはいいな。美しい自然、野生の動物も撮れる」
本当は鈴島の秘密を調べているのだが。
「にしても、今日は船着場が妙に混んでるな」
「ああ、なんでもね、寝子高の学生さんたちも鈴島に行くんだってさ。だから悪いんだけど、今日は相乗りでもいいかな」
「そいつはもちろん構わねーが」
12人乗りの客席は、すでに多くが学生で埋まっていた。船内に乗り込んだミゾレは、空いていた席に腰を下ろす。隣は水色のケープを羽織った可愛い子で、ミゾレはひゅうと小さく口笛を吹いた。
「なあ、みんなして鈴島に何の用だ?」
突然声を掛けられた
音海 なぎさ
は、ちょっと戸惑ったように微笑むと答えた。
「じつは、遺跡があるという噂を確かめに」
「ほう。お前みたいなかわいこちゃんもそんなのに興味が?」
「ええまあ。この島にはまだ知らないことがたくさんあって……ボクはあまりにも知らなさすぎる。だから隠された秘密があるなら知りたいんだ。もしかすると【知りたがり】な気持ちに従っているだけなのかもしれないけれど」
「【知りたがり】な気持ち、か」
知りたい。ミゾレもまたその欲求に従っている。人間には様々な欲望があるが、なぎさもミゾレも、さしずめ知識欲のしもべというところだろうか。
「ボクは」となぎさはまっすぐに遠くを見た。
「……皆の未来を手助けしたいと思ってて。そのためには知っておきたいこともあるんだ」
「はーん」
ミゾレは気のない相槌を打ったが、頭はすでに打算へと動いていた。
――ガキ共が集団で現れるところに非日常あり。しめしめ、こいつはスクープになりそうだ。
ミゾレは努めて笑顔を作ると、親切めかしてこういった。
「ガキ共だけじゃ危険だ。ここは大人である俺も同行してやろうじゃねーか」
そのとき、船の外でがやがやと騒ぎ声がした。
◇
「アァ? 乗船拒否たぁどういうことだい」
大荷物の
桜崎 巴
が船長に向かって凄みを利かせている。
「乗船拒否とは言ってないよ。ただ、その荷物……特に梯子ね。うちの船に乗せるには大きすぎるよ。今日は特に混んでるし」
「ええー! そんなー! そこをなんとかなのだ!」
船長にすがって頼むのは、
後木 真央
だ。
こちらもやはり大荷物で、背中に背負った赤猫リュックはパンパン。
そして、真央の傍らには、古いアルミ製の3連梯子。伸ばせば10メートルになろうというしろもので、伸縮式で収納しやすいとはいえ、それでも長さは4メートル近くある。
「遺跡探検に必要だからって巴ちゃんがいうから、猫鳴館の屋根修繕用のを借りて、巴ちゃんとふたりでむちゃくちゃ苦労してここまで持ってきたのだ。頼むのだ、一緒に船に乗せてくれなのだ!」
「そう言われてもねえ」
海上タクシーはそんなに大きくない。しかも学生割引で通常よりサービス済みだ。
困り顔の船長に助け舟を出したのは、
旅鴉 月詠
だった。
「問題ない。ふたりとも、ちょっとこっちに」
月詠に手招きされた巴と真央は梯子を持って物陰に行き、しばらくして戻って来たときにはもう梯子はなかった。荷物も幾分減ったようだ。
「ありがとなのだ月詠ちゃん」
「すまない、助かったよ」
真央と巴は月詠にほっとした笑顔を見せる。物陰でろっこん<絵空事>を発動させた月詠が、梯子をはじめとした大きい荷物のいくつかを絵に封じてくれたのだ。
「なに、気にするな」
月詠は涼しい顔でそういうと、自分の荷物の中に1冊のスケッチブックを仕舞った。
「これでいいだろう、船長?」
船長は狐につままれたような顔をしていたが、ややあって我に返り、「どうぞ」と乗船を促した。
おそらく船長には、月詠が持っていたスケッチブックの中にあの梯子が入ってしまったなんてことは想像もつかなかっただろう。
こうしてちょっとしたすったもんだはあったものの、海上タクシーは無事、船着場を出港した。
海上タクシーは舵を寝子島の南へ。
15分足らずの快適な船旅を経て、一路、鈴島へ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月21日
参加申し込みの期限
2014年01月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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