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窓村センセイのはた迷惑な好奇心
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●面接16:00~(その1)
「あら、尚輝先生?」
いつものように和服姿で、夕飯の買い物をしていた
御巫 時子
は、薄汚れた白衣を着た猫背の男を目に留めて、思わず声を掛けた。
化学の
五十嵐 尚輝
教諭と、誤認したのだ。
だが振り返った無精ひげの男は、痩せて雰囲気こそ似ていたが、時子の見ず知らずの人間だった。
あまり人相の良くないその顔に、時子の肩の上で小鳥が居心地悪そうに足踏みした。
「ごめんなさい、人違いでした……私の学校の先生に、似てらしたものですから……」
五十嵐を密かに想う時子は、エキセントリックな外見をした窓村にも、面影を重ねて微笑を向ける。
「失礼ですが……もしかして五十嵐尚輝先生を、御存知ありませんか……?」
いかにも研究者といった窓村の風貌に、知り合いではと考えた時子だが。
「五十嵐? 聞いた事ないな」
「そうですか……あの、もう一つ宜しいでしょうか。その包帯は……?」
「ああ、これか。実は――」
窓村は時子に、自分がマタ大の研究者で、治験被験者を募集している事を明かした。
怪我の説明の核心となる部分には触れていなかったが、お人好しの時子も、説明する本人も夢中で気付いてなかった。
けれど時子は納得する。
普段、五十嵐がどれ程、不可解な行動を彼女の前でしているかが、伺い知れるというものである。
「それなら……私で良ければ、お手伝いさせて下さい……」
「え、いいのかい!?」
驚く窓村(と小鳥)に、時子はにこやかに頷いて見せた。
『時子、ダイジョウブ?』
窓村の背中について歩きながら、時子は ろっこん【鳥の囀り】の力で、小鳥の心配の声を聞く。
「ええ……菜園さん、どことなく尚輝先生に似ていらっしゃいますし……きっと悪い方ではないはずです……」
帰り着いた窓村と時子を待っていたのは、
喫茶店
でビラを見てやって来た
鴇波 羽衣
と、同じ
陸上部
に所属する
後木 真央
である。
「あたし欲しい物があって、お金ためなきゃなんだ~」
「羽衣ちゃんもなのだ? 真央ちゃんも一眼レフデジカメ購入まであと12万なのだバイト代欲しいのだ~」
新聞部
も掛け持ちする真央は、何かと物入りらしい。
「わ、そんなにいいカメラ狙ってるの? お互いガンバらなきゃーだね!」
「えいえいおーなのだ! あ、帰ってきたみたいなのだ!」
「やあ、面接の人かな。健康そうで実に結構だね」
時子を伴って現れた窓村に、二人はペコリと頭を下げた。
「はじめまして、鴇波羽衣です。よろしくお願いします、おじさん!」
ここで純粋な少女の、痛烈な一言。
「……おじさんか、まだ28だし、若いと言える範疇だと思うんだがな……」
がくりと肩を落とし、周囲に火の玉飛ばしてる窓村に、羽衣が狼狽する。
「え、28!? ごめんなさいっ、えーと、お名前は?」
「窓村 菜園だ」
「……菜園さん? 変わった名前ですねー」
小首を傾げる羽衣に、窓村は「一発変換出来るよ」と笑えないジョークをかまして、中へ入るよう勧めた。
時子はまず、台所の雑然さに瞬きした。
コンロには油汚れは見られない、きっとお湯しか沸かさないのだろう。
網を掛けたコップの中には、濁った石鹸液。使用済みのプレパラートが、漬け置かれたままになっている。
シンクに積み重なるのは、シャーレやビーカー。
透明ごみ袋から見えるのは、カップ麺の空き容器ばかり。
(本当に尚輝先生みたいですね……)
「菜園さん……差し支えなければ、お台所を片づけをさせて頂きますね……。買った物を保存するのに、冷蔵庫をお借りして構いませんか……?」
羽衣と真央に治験の説明をしている窓村に、時子が尋ねた。
「いいよ、スペースあったかな?」
やはり何だかよくわからない物が詰め込まれた冷蔵庫に、隙間を見出した時子は、早速片付けに。
襷をかけて、どかしたビーカーの陰から黒いものが飛び出して、時子は初めて見るGに短い悲鳴を上げた。
恐怖は連鎖する。
「きゃー! ごきぶり、こっち来たぁ!?」
羽衣が咄嗟に頭を抱えて、しゃがみこむ。
「にゃひぃーなのだ! おのれ我等が敵なのだっ台所の平和を乱す悪モノは成敗なのだ覚悟なのだ菜園ちゃんスリッパありませんかなのだ丸めた新聞紙でもいいのだ人類の叡智に相応しい武器で対抗……があぁん、死にたくないくせにこっち飛んでくんなし!?」
元気印の真央だが、虫は大の苦手だった。
威勢のいい言葉とは裏腹に、和室に駆け込んで本を引っつかむと、やたらめったら投げつける。
「うわ! やめろ本が汚れる!!」
「汚れが気になるなら、ちゃんとゴミ出しなよ~!」
「にゃ、にゃにゃにゃがおー!」
真央はたまらず、ろっこんでデップリした三毛猫の『がおー』を召喚した。
*この先、一部グロ表現があります*
「おおお、猫が突然出てきたぞ!!」
これには、窓村が大興奮。鼻息の荒い窓村に、がおーは涼しい視線を投げる。
「だから、こっち来るななのだぁー何べんも言わすななのだ! がおー、Gをやっつけるのだー!」
ご主人様の命を受けて、がおーは黒い悪魔に標的を定めた。
「頑張って!」
羽衣の応援も自然と熱が入り、がおーは巨体をバネに宙を舞う。
「フニャー!!(ぱくっ★)」
「っ!?」
全員が息を呑んだ。
ぱりっ★
「――っ!!!??」
がおーは悠然と捕らえたGをばりっと噛み砕き、命を断ち切ると用は無いとばかりに、ぺっと吐き出した。
ワイルドだろ~?
ドヤ顔で真央が誉めてくれるのを待つ、がおー。
「は、はぁはぁ……が、がおー……えらいのだ……よくやった、の、だ……」
真央はぶるぶる震える手で、がおーを撫でると、そのまま送還した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
三三三
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月10日
参加申し込みの期限
2014年01月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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