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窓村センセイのはた迷惑な好奇心
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「次 ジュースだ ヴァン 炭酸だ これに入る!」
ゼリーから跳ね起きると、シダは涼しげな炭酸のグラスに「モッ ハイ バー ボン(1 2 3 4)」で飛び込んだ。
「しゅわしゅわーだ くすぐったいかもだな」
「なるほど、それで水着だったのですね」
納得した様子の文緒に、シダは「ヴァン」と満足そうに頷く。勿論、味わう事も忘れない。
「ンゴーン でも つめたい ちょっと ……っくしゅん! まだまだ」
「風邪ひかないでね? ところで……」
マイペースに楽しむシダを、興味深そうに撮影する窓村に、円は質問を投げる。
「これ、ろっこんだよね? 窓村さん、これが実験ー?」
「ろっこん? 何だね、それは」
「あー、やっぱり知らないか」
効果を撮影しているくらいだからなぁと、円は納得した。
「私達は神様がバラ撒いた神魂というものを得て、不思議な力を身に着けたのですよ」
文緒と円が、代わる代わるに説明するのを、窓村は呆気に取られながらも、聞き耳を立てる。
円は徐々に瞳に熱を帯びる窓村の、頭の包帯を見てため息をついた。
(あれってどう見ても、試したの一度や二度って感じじゃないよねー……)
「他の人のろっこんは、あまり把握してないので勉強になります。私は植物とお話ができるんですよ。例えば、このお花は少し水が足りなくなって、心もとないみたい……信じられないかもしれませんが」
語尾から覇気が失せた文緒に、窓村はざりざりと顎をなでた。
「そうだな、証明する手立てがない」
「あう、そうですよね……」
しょんぼりする文緒に、窓村は「今のところは」と付け加えた。
「だが例えば空気、見えなくとも存在するものはある。証明する方法はいずれ見つかる」
大した問題じゃない、と窓村は破顔一笑。
「良かった。ご参考までに、体が小さくなっても私の ろっこんは、衰えないみたいです」
「ほお、ありがとう! それは貴重なデータだ」
「きけ サイエン つづくぞ 泳いで のんだら 次だ」
仁王立ちしたシダが、窓村を蹴っ飛ばす。指差すのは、穴の開いたチーズ。
「この穴で かくれんぼしてみたかった わかるか わかれ けろうか? けろうか?」
「猫と鼠が喧嘩するやつだっけ? 保険屋のキッズルームで、見た事あるな。む、また蹴られた」
穴が内部で繋がってなかった。
窓村の向う脛にキックをくれてやりながら、シダはむっとしてチーズを口一杯に頬張った。
「次 メインだ メイン」
「焼きそばか」
「そう やきそばだ 少しだけ お前も わかってきたな ほめてやる」
「胃の中は、どうなっているんだ? 戻った時、彼女は満腹なんだろうか」
「それはボクも、ちょっと気になる……」
熱視線を余所に、絡み付く焼きそばの海を泳ぐという、壮絶な戦いに身を投じるシダ。
当然だが、食べる事は忘れていない。
「やきそば あったかい 大好物 シダ」
「それは、良かったですね……ところで窓村さん」
文緒は窓村を、ちらと見上げ「ろっこんを再使用すれば更に小さくなれるか」尋ねた。
自分より小さなシダや円に、ふと疑問を感じての提案。
頭を強打するので心配でもあったが、窓村は快諾した。
結果は……すでに限界サイズに達していた円やシダは、効果時間が上書きされただけだった。
つまりこの場合、条件が同じなら新たに頭に衝撃が加えられてから、1時間延長という事になる。
「サイズについては、窓村さんの ろっこんの、力やコントロールによるんだろうね」
んむーと、腕組みする円の近くで、シダが巨大紅しょうがで咽ていた。
「気合いで……ヴァン やるぞ やる」
「無茶しないでくださいね?」
一方、円らと変わらぬ大きさになった文緒は、椅子に花を立てかけた。
ワンピースの裾がめくれないよう抑えながら、細長い葉を滑り台に見立てて滑り落ち「親指姫になった気分です」とご満悦。
「あ、そうだ。窓村さん、これを見て」
窓村に何を実験したいのか、改めて聞いた円が差し出したのは、持っていたペン。所有者の円と一緒に、小さく縮んでしまっていた。
「おお、これは凄い……」
「このペンがそのまま使えるなら、人間もそのままなんじゃないです?」
「服もそうですが、身に着けていたものは、皆小さくなったようですね」
文緒は内心、ほっとしていた。もし体だけが小さくなっていたら、素っ裸になってしまったからだ。
ペンが使用に耐える事を証明して見せながら、円も全面的に同意した。
「流石にボクたち女の子だし、勘弁してもらいたいもんねー」
窓村がミニペンを試すのに夢中で、あまり聞いていない事が気になったが、円は ろっこんの事を広められると困るので、出来れば広めないで欲しいと釘を刺し、バイト代とお勧め論文を抜粋したコピーを受け取って、シダや文緒と共に窓村宅を後にした。
ちなみにシダは、元に戻っても満腹のままだった。
「おなかいっぱい ヘンガップライ(またね)」
幸せそうに、お腹を撫でるシダを横目に、科学だけでは説明出来ない神の力に、心中複雑な円なのだった。
(多分……この力は誰かにとって、都合よく出来ているんだ……)
それが誰かなんて、考えなくても分かるけれど。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
三三三
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月10日
参加申し込みの期限
2014年01月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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