窓村センセイのはた迷惑な好奇心｜リアクション

窓村センセイのはた迷惑な好奇心

●好奇心の末路

　そして物語は、衝撃のラスト（物理）を迎える。
　スパナで自分の頭を殴打し続けた窓村は、数十回目のチャレンジで昏倒し、病院に運ばれたのである。

「服も髪もびしょ濡れで、どうやって帰りゃいいんだ、畜生。あー、酷え目にあった」
　毒づきながら、ジニーはこれ以上は付き合いきれないと、窓村の財布から自分の取り分を抜き取ると、さっさと帰ってしまった。

　修はと言えば、窓村に “実験と称してパワハラやセクハラ紛いの事を行い、ろっこんを面白半分で扱う人物” として制裁を……と考えていた。
　あいつは自滅だと嫌悪を感じる一方で、他に何か手立ては無かったのかと――思考はただ、巡る。

　修は今、窓村に付き添って、病院に居た。
　長く薄暗い廊下で、重い息を落とす。
　窓村の気持ちが、全く分からないでもない。
　自分自身、知への欲望が強い方で、勉強をしていない時間に不安を感じてしまう性質だから。
　神魂への探究心も、然り。
　なのに、結果的に出す事は無かったが、最後の持ちかけは最初からするつもりで、金属バットを持ち込んだ自分を知っている。
　何より、無意味と知りつつ、窓村を止めなかった。

　窓村が目覚めたら、今度は腹を割って話してみよう。
　彼はただ、窓村の無事を祈った。

　　　終

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あとがき

担当マスター：メシータ／三三三
ファンレターはマスターページから！

「窓村センセイのはた迷惑な好奇心」

　ガイド：三三三マスター
　リアクション全文：メシータ　にて、お届けいたしました。

　三三三マスターが執筆不可能との事で、急遽、代筆をさせて頂きました、メシータです。
　プレイヤーの皆様には、大変お待たせして申し訳ございませんでした。

　ガイドの内容とシナリオジャンルから、三三三マスターがこのシナリオで目指した方向性を推測し、このような形で纏めさせて頂きました。
　少しでも、お気に召しましたら幸いです。

　ミニマム化したキャラクターの体長は、プレイヤー様の申告の結果を反映したものです。
　これについては、ひと、もれいび関係ありません。ご了承ください。
　ＮＰＣ窓村菜園の今後については、三三三マスターのお考え次第だと思いますが、もし再登場することがありましたら、お手柔らかにお願いします。

　遅延、またマスターの交代と、プレイヤーの皆様にはご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。
　今後とも、らっかみ！　をよろしくお願い致します。

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