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窓村センセイのはた迷惑な好奇心
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●面接18:00~(その3)
続いての面接は、
塔ヶ崎 璃亜
と
御剣 刀
の二人で行われた。
「被験者バイトなんてした事なくて、どんなお仕事なのか若干不安ですが……ここで頑張らないと、今月も生活が厳しいんです……だから、どんな仕事だってこなしてみせます!」
頭部が包帯だらけの痩せぎすの怪しい男を前に、小動物のように怯えながら、璃亜は訴える。
天涯孤独の身の彼女、無くなった祖母の家があるものの、両親の貯金を切り崩しながらの生活は、決して楽ではない。
その隣に座り、刀も窓村の風貌を盗み見ながら、どこか浮かない顔をしていた。
(時給2000円のバイト……怪しい、だが金額は魅力的だ)
プライベートで、仲良しの女の子が大勢いる、刀。
何かあるたびに気前良く奢ったり、奢らされたりするものだから、いくつバイトを掛け持ちしても、財布が痩せていく。
また刀自身も参道商店街をはじめとする、美味しい誘惑の数々に、生来の負けず嫌いが発揮できずにいた。
(金は天下の回り物。食費にかかる支出を、考えたら負けだ!)
「あの、私は何をしたらいいんでしょうか?」
「それは決める前に、俺も聞かせてもらいたいです」
被験者バイトの内容に不安を隠せない二人に、窓村は「百聞は一見にしかず、まずはこれを見てくれ」とスパナを持ち上げた。
「な、何を!?」
身構える刀に、硬直する璃亜。
「死なない程度でよろしくお願いします」と言うのが、遅かったかと涙目になった時、窓村のスパナが自身の頭部を直撃した。
鈍い音がして、目撃した両者共に30センチ程のサイズに早変わり。
「か、体が小さく!?」
「……俺の体が小さくなりました、周りにある物が凄く大きいです……何でさ!?」
突っ込みながらも、刀は逡巡する。
――これは神魂の……いや、この人のろっこんか? 実験とか言っていたし、自覚なさそうだ
とは言え、「ハハ! やだなあ、これろっこんですよ」なんて言ったら、無駄足になる可能性がある。
「せ、説明をお願いします……」
縮み上がる璃亜を尻目に、説明はバイト代が出てからにしようと決める刀であった。
そんな刀の思惑など、露知らず。窓村は実験の趣旨と、目的を告げる。
「とりあえず、詳しい調査は後日として、縮小サイズは変更が可能なのは分かった。きみ達には、小さくなった人間の、五感と身体能力の変化について、協力してもらえればと思ってる。本当は体の作りも、詳しく調べたいんだがね……」
窓村は一旦言葉を切って、じっと璃亜を見る。
はっとする璃亜、挙動がおかしい。
しばし窓村と視線を合わせた後、ぎゅっと目を瞑り、ブラウスのボタンに指をかけた。
「や、やさしくお願いします……」
「マテマテマテー!!」
ついガン見してしまった刀だが、理性をフル動員して止めにかかる。
「えっと、アレだ! まず五感が正常か、とか無難な方向からいこうぜ!」
「そう言えば、茶菓子があったな」
窓村が出したのは、
刻人・F・ミセリア
が持参した土産である。
ラッピングを剥がして、出されたマシュマロ大福に璃亜は目を見張る。
「すごく、大きいです……」
刀もごくりと、喉を鳴らした。
「どうぞ、食べてみてくれたまえ」
「いいんですか? やったあ!」
早速、大口を開けて齧り付く。
「うん、うまい! 味覚は正常のようだ。ふわふわして、とろける食感に控えめな甘さがマッチして、すげーウマイです!!」
「じゃあ、私も……きゃっ!」
皿の縁に躓いた、璃亜が大福に突っ込んだ。
「少ない量でお腹がふくれる……これは良いな! って、おい、大丈夫か?」
「は、はい……あれ……沈む……」
新食感のスイーツの、夢のような柔らかさに体がめり込んで、起き上がろうともがくほど、肩も腕も中のクリームに、がっちり囚われていく。
「い、息が……だ、誰か助けてくださぁ~い!」
と、璃亜は叫んでいるのであるが、いかんせん頭部が埋もれていて、周囲には何を言っているのかわからない。
果てにはバタつかせる脚から、水色縞模様のぱんつが見えてしまって……。
刀のラッキースケベ(ろっこんにあらず)が発動したのか、璃亜の【フォーチュンスプリンクル】の自分以外が幸せになって、そのぶん自分が不幸になる効果なのか、判然としない状況であった。
「ひょっとして、窒息してないか?」
窓村に指摘され、刀は我に返る。
「……しまった、つい、悪気はないんだ!!」
「言い訳はいいから」
「そ、そうだな。塔ヶ崎、今助けるぞ!」
ようやく引きずり出されたとき、彼女は溶けたクリーム塗れになっていた。
「けほっ、けほっ! 苦しくて……死ぬかと思いました」
「す、すまん……」
ドギマギする刀に、へにょへにょの璃亜。どちらも今日も絶好調だった、そういう事にしておこう。
「ともあれ、目は見える。言葉も聞こえるし、物を触った感触もある。味や匂いも、普段と変わりない」
布で仕切った向こうで、璃亜は洗面器にお湯を張ってもらって、クリームを落としている。
時折聞こえる水音から耳を塞ぎ、刀は次の実験内容について、自ら提案していた。
「運動能力に関しては、元の体の大きさと小さくなってからの比率を出してから、計測をしよう」
ふむふむ、と頷きながら窓村は洗った璃亜の衣類を、アルコールランプで炙って乾かしていたのだが。
「焦げ臭くないか?」
「あ……、しまった!」
刀の話に、気を取られていた窓村。
璃亜の水色しましまぱんつは、あっという間に炭になっていた。
「え……私のぱんつ……?」
セクシーな黒に変わり果てたぱんつに、璃亜はくず折れた。
代えを買うまで、ノーパンで過ごす運命が決定した。
「不幸な事故だ」
流石に同情したか、窓村は神妙な顔をしていた。
実験終了し、刀は窓村に改めて神魂について説明してから、帰路に着いた。
「酷い目にあった。まあバイト代は良かったし、飯代も浮いたし良いか。窓村さんか、今後も付き合いがありそうだ……覚えておこう――フツウを守る為にもな」
万が一の事を考え、スカートを抑えながら内股で歩く璃亜の後ろにピッタリくっついて歩きながら、刀はシリアスに呟くのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
三三三
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月10日
参加申し込みの期限
2014年01月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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