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窓村センセイのはた迷惑な好奇心
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●面接18:00~(その2)
「
斑鳩 遙
だ、寝子島水処理センターの研究室で、浄水に作用するバクテリアの培養実験をしている。まあ早い話が、君と同類だな」
窓村の頭の包帯が気になったものの、助手に敬遠される程の変人だから、と気に留めず遙は話を進める。
同世代という事もあり、また同じ理系の研究者として一種のシンパシーを得たか、窓村は「宜しく」と握手を求めた。
「ところで、君の専門は何だ? 何の研究をしている?」
「ぼくはジャンルを、これと決める事はないよ。興味さえ沸けば、どんな事でも研究する。例えば、今、熱中しているのはこれだ!」
見たまえ、と窓村は手にしたスパナを振り上げた。
「おい! どうする気だ」
腰を浮かしかけた遙だが、窓村は目をそらすなと自身の側頭部 目掛けて振り下ろした。
鈍い音がして……気付けば、遙の体長は15センチ程に縮んでいた。
「これは?」
「驚かせて済まないね、最近、偶然この力に気付いて、研究中なんだ。今日一日で、色々な事が分かったよ」
興奮気味にまくし立てる窓村と対照的に、遙は冷静に頷く。
「ふむ、頭をぶつけた瞬間を見ていた人間を、縮める能力――と言った所か」
「やあ驚いた、本当に冷静なんだな」
遙が もれいびとは知らない窓村は、ひどく感心している。
「いいだろう、実験台になってやる。大人しくしてるから採血なり、血圧を測るなり好きにしろ」
「助かるよ! だが、採血は注射針の用意が無い……」
「なんだ、準備してなかったのか。治験バイトの名目で人を集めておいて、片手落ちだな」
遙の鋭い指摘に、面目無さそうに窓村は頭を摩る。
「本格的な研究は、また改めてと思ってね。こんな事なら、最初から準備しておくんだった。あ、しかしその体に丁度いい、針はあるかな?」
「医療用に痛みを軽減するために、極限まで細く改良した針が開発されたという話を聞いたが? いやそれより、こうして俺と一緒に、身に着けたものまで縮んでいるわけだ。最初から俺が、注射器を持った状態で君が ろっこんを使えば、小さい物を用意せずとも、済むんじゃないか?」
事も無げにアドバイスする遙に、窓村はウンウンと納得。
(構えていた所もあったが、拍子抜けなくらいだな)
俺は貴重な実験体、いくらなんでもいきなり解剖はしない筈と確信をしてはいたが、変人の悪名高い窓村である。慢心ではないか、気にはなっていた。
だが窓村はマイペースに自分の話をしている。
「マウス等、小さい生物は脈が速いだろう? 一般的に言われているのは、心臓寿命は 寿命(分)=20~23億拍÷心拍数/分(一説であり、他にも様々な要因があります) 。もし縮小化によって脈が速くなっているなら、この実験によって被験者の寿命を縮める事になるんだろうか?」
「ふむ……ま、何をしていようと、生きてれば死に近づくものさ」
「違いない」
二人、ひとしきり笑ってから、真顔になって窓村は遙の露出した腕に触れた。
「しかし、触れてみても、通常時と変わらない体温に思える。なぜだ……今は夏だから体温は奪われにくいが、体積が小さい程、恒温動物の体温は高くなるんじゃないのか」
顎をざりざりと撫でる窓村に、遙はふと思う。
もしかしたら、それこそが神魂の力の本質かもしれない、と。
「さておき。縮小化した際の細胞や、血圧の変化は、俺自身大いに気になる所だ。環境が整ったら、是非調べてくれ」
「そうだな」
「しまった、話に夢中で時間だ。斑鳩君、続きはまた今度頼むよ」
「ああ、ところで俺にも一つ試したい事がある。すぐ済むから、付き合え」
「なんだい?」
遙の疑問は、このサイズでも ろっこんが発動するかだった。
「俺の目を見ろ」
眼鏡を外すと、遙は にらめっこよろしく【痕跡活写(スカーシャッター)】を発動し、強い感情を伴う窓村の過去を透視した。
白い風景。研究室の一角で、実験を繰り返す男性に、学生時代と思しき窓村が話しかける。
「先生、次の被験者は見つかりました? 見つからなければ、またぼくが」
「窓村君、何度も言ってるだろう? 私を先生と呼ぶのは、やめなさい」
「でも……先生」
「私から見れば、私の実験に答えを返してくれる、全ての被験者こそが、私の師だよ」
瞬きする窓村に、彼は皮肉気に唇を歪めた。
「私は大義を振りかざして、問い掛けるだけの人間。学ばせてもらっているのは、むしろ私だ」
窓村は笑った。
「あなた程の人が先生を名乗らないなら――ぼくなんかは一生かかっても先生を名乗れませんね!」
「どうした? そんな顔して」
「いや、気にするな」
別れを告げて、遙は窓村宅を出た。
遙の ろっこんは、遜色なく発動した。
窃視は趣味じゃないが、これも実験の一環。
――実験台は望んだ事だが、一方的に搾取されるのは些か癪なのでね。ギブアンドテイクの精神だ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
三三三
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月10日
参加申し込みの期限
2014年01月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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