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昼間には見れない美しさがある。人工的な光に照らされた薔薇は黒い背景の中で一層の輝きを放っていた。
ももは踊るように園内を見て回る。
「いつか瓢君と来てみたいなって思っていたの。その願いがこんなに早くに叶うなんて、夢みたい」
「良かったねぇ」
側にいた瓢は捻りのない言葉を返した。昼間の勢いは淑やかな雰囲気に呑まれたのかもしれない。
「白い薔薇がいっぱいあるね。花言葉は『恋の吐息』なの」
「薔薇には棘にも意味があるよぃ。『不幸中の幸い』だねぇ」
「葉っぱは『がんばれ』だから、励まされて幸せになれるよね」
ももは全てをやんわりと包み込むような笑みを見せた。そうだねぇ、と瓢は曖昧な相槌を打った。
ももは立ち止まった。道の方に枝を伸ばし、その先に白い可憐な薔薇が咲いていた。
「薔薇園の白い薔薇には不思議な力があるの。触れた人の心を感じて色が変わるらしいよ」
「へぇー、そりゃ見ものですねぇ」
瓢が見ている中、ももは白い薔薇を詰んで両手に包んだ。額を寄せて神に祈りを捧げるような姿になる。
ももの両手が花弁のように開いてピンクの薔薇が現れた。
「瓢君、私の気持ちをあげるね」
瓢の髪にピンクの薔薇を挿した。
「似合いますかねぇ。それと、もも嬢のどんな気持ちを貰えばいいんですかい?」
「よくわかんない」
ももは甘ったるい声で、くるりと回って歩き出す。頬はピンクに染まって薔薇のようだった。
「……ピンクは『仄かな恋心』だよ」
瓢の耳には届かない、吐息にも似たももの精一杯の告白だった。
星が見える頃、真理は九夜山の山中にいた。落神神社を参ったあとで山に分け入って偶然に見つけた場所であった。
廃棄された神社の一隅に真理は腰を下ろした。
「それにしてもだ。この島には世話焼きが多すぎるな」
真理の隣に光る靄のようなものが浮かび上がる。不安定な輪郭はほっそりとした人型でとどまった。
真理が隣に目を向けて言った。
「まあ、そうだな。しばらく住むには悪くない。冷たい連中よりは遥かにマシだよ、姉さん」
真理は仰向けになって星を眺めた。何時しか言葉は途絶えて、穏やかな寝息へと変わっていった。
その日、寝子島は全ての者を懐に抱いて安らかな眠りに就いた。
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あとがき
担当マスター:
黒羽カラス
ファンレターはマスターページから!
寝子島の一日はいかがでしたでしょうか。
新しい発見や心浮き立つ出会いはありましたか?
また訪れてみたい。そのような場所を見つけられましたか?
小さな島の中で生きる人々は、どこかの誰かに繋がっているものです。
その時には気づかなくても、きっと繋がっています。
寝子島で生きている限り、その縁が絶たれることはありません。
一度は切れた繋がりであっても、寝子島があれば結ぶことはできます。
皆様と一緒に私も寝子島で生きてゆきます。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月04日
参加申し込みの期限
2014年01月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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