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ピンポンとチャイムを鳴らしても、ドアの向こうから返事はない。
仕方がないからノブを回すと──開いてる。
不用心だなあ、女性のひとり暮らしなのに。
ため息をつきつつドアをあけ、佐藤英二は首だけ部屋に入れて呼びかけた。
「野々さーん」
まさか勝手に上がるわけにもいかず、何度か呼びかけをくりかえすとようやく、
「んー? 英二くん?」
玄関口に、
野々 ののこ
が出てきた。
オーバーサイズのTシャツは肩が片方ずり落ち、ショートパンツの裾からはすらりとした生足がのびている。もちろん裸足だ。ブラの肩紐が無防備に顔をのぞかせ、寝癖でぼわぼわにふくらんだ頭が、寝床から引きずり出されてきたばかりだと主張している。
正直、目のやり場に困る格好だった。英二の心臓にも非常によろしくない。
「お、おはよう、で、いいかな?」
一生懸命、視線をそらしながら言う。
「おあよー」
ののこは、顔の半分を占めそうなほど大きなあくびをして、ぽりぽりと頭をかいた。まだ八割がた夢の中にいるような目だ。
「えーっと、英二くん、どしたの今日は? こんな早朝に」
とりあえず注釈しておくが、一般的な朝の時間帯であり、『早朝』ではない。
「あの……もしかして、忘れてる?」
「ん? んん? んんんん? ……あっ」
ぽん、とののこは両手を合わせた。
「あっ、そっか! 今日、川崎に行く日──」
「えっと、それは週末だよ。今日は平日で、木天蓼大学に一緒に行く日、だったよね……ほら二日前に約束した……」
「ああ~、そっちかぁ!」
顔文字にしたら『><』という感じか。ののこは、額に手を当ててあちゃーという顔をした。
「ごめん、寝起きだからさぁ、脳みそまだネットにつながってない感じ……」
「それは大丈夫だけど、もう準備したほうが……」
「うん……する……。英二くん、三分だけ待ってて……三分で人類の顔になる……」
「え、う、うん」
ふらふらと部屋の奥へ消えていくののこを見送り、英二は一度外へ出て、ドア脇の壁にもたれて深呼吸した。
完全に寝起きだったし、目やにまでついてたし、
でも──そんな野々さんを可愛いと思ってしまう。
ブラジャーの紐……見えちゃったし……。
絶対見ないように努力はしたが、一瞬の光景ながら脳裏に焼き付いてしまった。
どうしよう、またドキドキしてきた。心臓に手を当て、深呼吸した。
「お待たせー!」
本当に三分でののこは出てきた。目やには消えているが今度は、口の端に歯磨き粉の白いのをつけている。
「ごっめんごめん昨夜は早めに寝たんだけどなー」
「野々さん朝食は」
「いまから」
言うが早いか鞄からあんパンを取り出し、開封と同時にがぶっとかぶりついた。
そんなののこを眺めながら英二は、先日もらった言葉を思い出す。
「僕の意見を言うなら、焦って答えを探したり打破しようとするより、彼女を連れ出したりして外の空気を吸わせてあげるかな」
「見守ることも、助けることのひとつなんじゃないか、って」
先日
、たまたま遭遇した寝子高教師ふたり──ウォルター・Bと五十嵐尚輝に、『いま進路に迷っている友達がいる』とだけ打ち明けたとき、英二がもらったアドバイスだ。もちろん、その友達がののこだとは伏せていた。
あのとき、ふたりが言ってくれたことは、英二の胸にずっと残っている。
無理に答えを迫るんじゃなくて、ただ隣にいること。
そのうえで、少しでも前を向けるきっかけをそっと渡すこと──。
たしかに、英二にはののこにもう一度マタ大へ挑戦してほしいという願いがある。
でもそれ以上に、現在の彼女にはいろんな景色を見てほしい。行ったことのない場所を満喫してほしい。
その想いが、今日の「大学、行ってみない?」という誘いにつながっていた。
何気なく腕時計に目を落とすと、思った以上に時間が過ぎていた。
「あっ、でもそろそろ、電車の時間、危ないかも」
ののこはうなずくやいなや、駅への道をぱたぱた駆け出した。
「野々さん、パンくわえたままだよ!?」
「らいじょうぶ!」
得意なんだ、というようなことをののこは言った。
「こーこー時代もよくやってたから!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年11月17日
参加申し込みの期限
2025年11月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年11月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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