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河童の七夕
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◎老河童との会話
円は土産の箱を手に、キュウリの屋台を見る。
「屋台があるんじゃ、皆に渡したら屋台も困るかも」
「そうだ、運営の人に渡そ。ねえアマタロウ、偉い人は何処ー?」
「エライ……? チョット、マッテテ」
アマタロウは首を傾げたが、思い当たったらしく少し上へと浮かび、辺りを見回す。
「ジイチャン、チョットキテ」
アマタロウが呼んできたのは、顎ひげを蓄え、体も毛で覆われた河童だった。
じいちゃんと言われれば、なるほどそんな感じだ。
「ドウシタ」
「アマタロウの友達です。よろしくお願いします」
円が老河童にキュウリを渡す。
「お土産程度です、みんなで分けてください」
「ジイチャン、コレモ モラッタ」
アマタロウが伸幸のキュウリも渡す。
「ホウ、コレハ アリガトウ。孫ガ オ世話ニナッテルヨウデ」
老河童はキュウリの箱を受け取り、屋台の河童に渡した。
垂れ下がった眉毛もあり表情がわかりにくいが、喜んでくれたようだ。
「そうだ。アマタロウと相撲したんだけど面白かったから、相撲大会やらない?」
円が提案する。
「スモウ、ヤリタイ!」
アマタロウの声がはずんでいるようだ。
「ホウ」
老河童も興味を示したようだ。
「賭け事とか抜きで、技比べみたいなのー。
観客も見て楽しめるし面白いかもって」
「ヨカロウ」
老河童は近くを泳いでいた河童を捕まえ、話を始めた。
美味しそうな果物を見つけて買い、食べながら刀が戻ってきた。
「桜庭、何を話してたんだ」
「相撲大会はどうかなと思って、アマタロウのお爺ちゃんに話してみたんだ。やってくれるみたい」
話が終わったらしいお爺ちゃん河童を指して、円が説明する。
「相撲? それなら俺も出よう。それと……」
刀は老河童に声をかけた。
「こんにちは。七夕以外のお祭りや行事ってあるんですか?」
老河童はこちらをいぶかしげに見る。
「昔ホド イロンナ行事ハ ナクナットルヨ。正月クライカノウ。
人ノ祭リノホウガ 賑ヤカダロウ」
人間の世界も古い風習は廃れていきがちだが、河童の世界もそうなのだろうか。
「九夜山にはどんな妖怪が居るんですか?」
この問いに、老河童の表情がやや動いた。
「モウ ズイブン イナクナッテシモウタヨ。河童ハ 人間ヲ拒否ハシナイガ、人間ヲ嫌ガル者モイルデナ。
人前ニデルノハ 猫又ヤ化ケ狐クライジャロ」
「そうですか……ありがとうございます」
老河童はあまりこのことを語りたくないようだった。
刀は頭を下げ、引き下がることにした。
(この島には俺達と違う種族が居てその種族達の世界があるんだよな、
猫又川の猫又とか幻の桜やキヌさんの事、俺の知らない事がまだまだ沢山ある。
これからも色々と調べてみよう)
修は、アマタロウに声をかけていた。
「河童の村長に会いたいんだが」
「ソンチョウ? ……オジイチャンノ コトカナ?」
「ムラオサ ナラ ワシジャ」
近くにいた老河童がこちらを見る。
「アマタロウくんに連れてきてもらった八神と申します」
修は礼儀正しく会釈する。
「素晴らしいお祭りですね。河童の文化や風習をもっと知りたいです。こちらの皆さんは何人いるのですか」
老河童は考えているようだった。
「ズイブント ヘッテシモウタヨ。今日ハ 島ノ外カラノ客人ガ オルガ」
「いつから住んでらっしゃるのですか」
「ズット前カラジャノ」
「人との交流をどう感じているのでしょうか」
「河童ガ 陸ニ上ガッテモ イイコトハナイ。
来ルモノハ 拒マヌ。ダガ、害ヲ ナスモノニハ 容赦セヌ」
老河童の気持ちを動かすのは難しそうだ、と修は感じる。
「今後も友好的な関係でいたいのです。差や領域を知り、尊重と配慮をしあえば、異種族でも関係を良好に保つことができるはずです。
七夕が終わっても、何かの機会に時々こうした交流を今後も持って頂けませんか?」
「若者ガ 世界ヲ 知リタイト思ウノハ 自然ナコトジャ。ダガワシハ 人間ニ 関ワリタイトハ思ワンヨ」
交流は無理なのだろうか、と思う修の横で、ミストがニャーと鳴いた。
老河童の表情が和らいだように見えた。
「若者ハ若者同士、ツキアウノハ トガメハ セン」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月26日
参加申し込みの期限
2014年01月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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