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河童の七夕
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◎投擲と競亀
「相撲の準備ができるまで、屋台のものを買おうっと。にゃーくん、どのお魚がいいー?」
「にゃ~」
にゃーくんが新鮮そうな魚に鼻を寄せる。
「キュウリ モラッタカラ オ代ハイイヨ」
差し入れを見ていた屋台の河童たちは、お金は取らずにキュウリや魚を分けてくれた。
「……! 河童のキュウリって……美味しい。河童だから、かな? 特に美味しいキュウリなのかな……?」
キュウリを食べた日向は、ゆらゆら水の中を漂う伸幸を見かけた。
「川の中なんだけれど、川の中じゃないみたいで。
河童さん達も陸に上がったら、今の俺みたいな気持ちなのかなぁ」
キュウリをかじりながらそんなことを呟いている。
「君は、アマタロウくんと知り合いなんだね……あ、1-10の光村だよ」
ゆっくり祭りを満喫している日向が、リンゴをかじりながら話しかける。
「河童もお祭りしてたなんて……水の中にこんな世界が広がってるなんて童話……みたいだね」
「そうだねえ。俺は1-1の真辺。あ、ねこったーに書き込みしてくれたんだよねえ。
呼んでくれて本当に有難うなのよー。だってこんなに素敵なんだもの」
「うん……僕は書き込みしただけだけど……来られてよかったよねえ」
「見上げても水って不思議な気分だなぁ。このまた上は空なんだよなぁ」
川の中でも地面は地面なんだなぁ、と。
ちょっとしゃがみ込んで下をぺちぺちしながらへにゃりと笑う伸幸。
「ニャー?」
魚を食べ終えてやってきたコトラが、下に何かいるのかと、興味深そうに地面をペチペチする伸幸を見ていた。
「果物と胡瓜は普通に美味しかったのだ。ふう、お腹いっぱいなのだ~」
真央は、投擲の屋台にやってきた。
「人間の落した物があるのだ? 困っている人がいるなら届けてあげたいしゴミなら持ち帰って捨てなきゃと思うのだ」
真央の目は、猫の人形がついたキーホルダーらしきものに吸い寄せられた。
「よし、あれを狙うのだ~!」
真央の放った石は、見事に狙ったキーホルダーを倒した!
「お猫さま石投げてごめんなのだ、直接当たらなかったので許してほしいのだ」
持ち主を探すあてはないが、つけて歩いていれば誰か気づいてくれるかもしれない。
「こんにちは、あたしにもやらせてー」
寿美礼もやってきた。
「数撃ちゃ当たるっていうし何回か挑戦すれば……よーく狙ってえいっ! えいっ!」
何回か投げていると、キラキラした緑色のものに当たった。
「やったー! でもこれなんだろ?」
よく見ると、鈴のような形をしている。
「鈴石ダヨ。オ守リニナル」
「ほんと? ラッキー!」
そこへ羽衣もやってきた。
「羽衣ちゃんも居たのだ。何か面白いものあったのだ?」
「向こうの亀が気になるんだけど、これもやりたいな。何か記念になるものが貰えたら嬉しいな!」
さっそく挑戦した羽衣が投げた石は、綺麗な羽にヒットした。
「皿ニツケタラ オ嬢チャンニ キット 似合ウヨ」
屋台の河童が勧めてくれた。
カケルとケンが挑戦したが、3回投げても当たらない。
「くそー、なんで当たらないんだよ!」
「残念賞ないの?」
次に日向が、コトラと共にやってくる。
「輪投げみたいだね……あ、お魚の形のガラスの石かな? 綺麗……よし」
壊さないよう綺麗に弧を描くように投げた石は、見事魚の形の石を倒した。
「すげえ!」
子供たちが歓声をあげる。
「あ……取ってあげようか?」
ぶんぶん頷く子供たちのために、日向は人間の落とし物らしいミニカーや綺麗な石を取ってあげた。
「ありがとう!」
競亀が始まった。
出場する亀の名前が紹介されている。
「ちっちゃい子(カメキチ)を応援するね!」
羽衣が張り切っている。
「なんだか他人だと思えなくって……」
「亀さん、可愛いですね……」
まほろも眠そうな目で注目している。
のんびり、ゆったりと亀が進んでいく。
「……河童と亀って似てるよね。甲羅」
日向のつぶやきに、まほろが答える。
「そうですね……甲羅は、この前作ったし。亀のぬいぐるみもいいかも。あ、そうだ」
まほろは近くにいたアマタロウを見つけ声をかけた。
バッグからぬいぐるみを取りだす。
「そうだアマタロウくん! 前に言ってた河童さんのぬいぐるみが完成したんだよ!
よかったらもらってください」
それはとても可愛いぬいぐるみだった。
河童を見たものが見れば、空想でなく実際の姿が参考にされていることがわかる。
「ア、アリガトウ……」
アマタロウは嬉しそうだった。
人間だったときには、アマタロウの顔は無表情に見えたのだが、こうして嬉しそうな顔がわかるのは河童になったからだろうか。
リボンのついたワカメに一生懸命ついていったカメキチだが、途中でコースを外れてしまった。
レースは岩のようなガメラが一位となった。
ようやくコースに戻ってゴールしたカメキチに、羽衣が手を伸ばす。
「よく頑張ったね」
頭を撫でられたカメキチは、キュッと首をひっこめてしまったが。
「人間の世界の七夕は短冊に願い事を書いて吊るすけど……ここではそういうのはないのかな?
もしあったら、河童さん達がいつまでも平和に暮らせますようにってお願いするのに」
心からそう思う羽衣だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月26日
参加申し込みの期限
2014年01月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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