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[TOS] 狂気日食
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峡谷の隠し通路はやがてトンネルに行き着き、トンネルの先は廃屋の壁穴につながっていた。
ファイは背をかがめて穴から這い出す。廃屋を出る。
「うーん」
大きく伸びをした。
目の前に広がっていたのは、もう『居住地〈コロニー〉』と呼ぶにはあまりに壊れた風景だった。
崩れ落ちた建物、焼き切れたガラス、どれも皆既日食の残光を受けて灰色だ。
転がる遺体。老若男女、数えきれないほどの。
それらをファイは淡々と見渡した。
まるで模造品の花でも前にしているかのように。
痛ましいとも、恐ろしいとも思わなかった。
ただ、どこかで既視感を覚えた。どうしてだろう。
破壊と殺戮をもたらしているのは、ガーナック量産型の集団だ。灰色で、個性のない自動人形たち。コピーペーストして増やしたかのように、どれもこれも同じ見た目。命令に従い、標的を検出し、処理していくだけ。動作音すら規則的で、見ていると退屈してあくびが出そうになる。
死んだ老人の遺骸、いや、まだ息があるから遺骸ではないが、もうじきそうなるもの──をまたいでファイは歩いていった。
どこからか、風鈴のような音がした。
振り返ると、壊れた配線が風に揺れているではないか。人間ではなく量産型ガーナックの残骸だ。
絡みついた金属片が反射し、光を投げている。
ファイは立ち止まり、その光をぼんやりと目で追った。
──きれい。
声には出さなかった。
けれど、胸の奥でそんな言葉が転がった。
感情ではなく、反射のようなもの。
遠くで何かが爆ぜた。
その衝撃が遅れて風となり、ファイの髪を撫でていく。
白銀の髪がふわりと舞い、赤いリボンが揺れた。
絶え間なく破壊と殺戮が行われるなかを歩きながら、ファイの歩調は軽かった。まるで、これから誰かに会う約束がある人のように。
このコロニーに、ラムダちゃんがいる。
ファイは確信していた。
なぜならさきほど目にした量産型は、両脚を氷結させられていたから。冷気を操るのはラムダの得意技だ。
「やっと会えたね」
ファイは満面の笑みとなる。
「ラムダちゃん」
生き別れになってから短くはない時間が流れた。それでも、見まちがうことはない。
呼ばれて振り返った少女は、手にしていた量産型の頭部を投げ捨てた。
ポニーテール、ファイとお揃いの赤いリボン。
ガーナックΛ(ラムダ)だった。七枷ラムなどと名乗っているそうだが、そんな名前をファイは認めない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
前回シナリオ
[TOS] 戦蘭の世紀
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年08月29日
参加申し込みの期限
2025年09月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年09月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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