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Mon seul Tresor
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畑生はクールだが、時々良く分からない事を喋りだす。訳も分からず巻き込まれた刀は小さく溜息をつき、目の前に立つ少女に気付いて目を丸くした。
そのボールペンは、両親からの誕生日プレゼントだった。大きくなっても使えるようにと、両親が選んでくれた上等なボールペンだった。物の価値もよく分かっていない子供ながらも、値段くらいは想像がついた。けれどそこにどんな想いが込められていたのか、幼過ぎた刀は考えもしなかった。ボールペンを使う機会は少ないながらも、刀はどこに行くにも、いつも持ち歩いた。
あの当時から、刀は剣術に夢中だった。勉強をする時間を削ってまで剣術の修行ばかりする刀を、両親は叱りつけた。それが、刀の将来を思っての事だと言う事は、今なら分かる。現代には必要のない剣術は、将来性が薄い。けれどその時はそんな両親の想いには気付かず、刀は激しく反発した。貰ったボールペンをへし折って床に叩きつけ、家を飛び出した。
あの時の両親の顔は、出来れば思い出したくない……。
自分の事しか考えられない子供だった。両親の想いの詰まったボールペンを、一時の感情だけで壊してしまった。
家を飛び出した刀は祖父の家に転がり込み、随分祖父に叱られた。当然だ。散々お説教され、諭された刀は家に帰って両親に謝り、その後は剣術に打ち込んで勉強もそれなりにした。あの日の事は、次第に記憶から忘れ去られて行った。
周囲の空気が変わるのを感じ、刀は目を閉じた。
「お前があの時のボールペンなら、お前は俺に何を言っても良い。……いや、言ってもらった方が俺は……」
顔を上げる。そこには先ほどの少女の姿はなく、代わりに銀髪の可愛らしい少女、
ジャンヌ・クローデル
が真顔で立っていた。暫らく紫と青紫の瞳が刀を見つめ、ふいと視線を逸らすと踵を返した。刀は去って行く背中に何も言う事が出来ずに、廊下に背中をつけて天井を仰ぎ見た。
何だよ……本当にただ思い出してもらいたかっただけかよ、畜生。
ジクジクと痛む胸に手を当てる。未だに、自分はただのガキだ。あの時から、少しも変わっていない。
刀は拳を握り締め、その場に立ち尽くした……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月17日
参加申し込みの期限
2013年12月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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