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下駄箱に入っていたエーデルワイスの花束には小さなメッセージカードが添えられており、征一郎の演奏を聴いてファンになったというような事が書かれていた。いつもならすぐに捨てているプレゼントだったが、あんな悪夢を見た後では知らない人間でも好意を向けられる事は嬉しかった。
花束を手に校舎を後にし、足早に歩いていると、誰かとぶつかった。征一郎よりも20cm近く低いその少女は少しだけよろめくと、青い瞳を花束に向けて目を見開いた。驚いた顔で花束を見つめるアリーセの顔に、征一郎は眉を顰めた後で花束を確認した。別に、驚くような事は何もないはずなのだが……。
「欲しいなら、やる」
「いえ、別にそういう意味では……」
ポンと投げられた花束を受け取ったアリーセが、困惑しながら返そうとした時、背後から明るい声がかかった。
「あー! 征一郎くんがナンパしてるー!」
武道がいつもと変わらない笑顔で走り寄って来て、征一郎が顔を顰める。
「違ぇ! 貰った花だが、自分はいらねぇからやろうとしただけだ!」
「やろうだなんて、ひ・わ・い☆」
きゃー! っと、武道がはしゃぎ、征一郎がイラついた顔をする。
「征一郎くんが持ってるよりは、アリーセちゃんが持ってた方が絵になるし、花束も幸せだろうから貰っちゃいなよ」
どうしたものかと悩むアリーセに武道がそう声をかけ、少し躊躇うような表情をみせた後で微笑む。
「では、お言葉に甘えて。ありがとうございます」
青い瞳を持つ男の子から白い花をもらう。子供の時に想像していたような甘いシチュエーションではなかったが、くすぐったいような嬉しいような、不思議な気持ちだった。
知らない人間からこれだけ邪気のない好意の眼差しを向けられるのは、久しぶりだった。征一郎はアリーセの青い瞳を見ていられなくて視線を足元に落とすと、ほんの少しだけ口の端を上げた。
嬉しそうなアリーセの顔と、照れて俯いてはいるものの少しだけ微笑んでいる征一郎の横顔。二人の顔を見ながら、武道は心の奥で固まっていた恐怖が溶けていくのを感じていた。誰かの笑顔を見ると、安心する。
アリーセが丁寧にお礼を言いながら去って行った直後、誘うような鈴の音が征一郎の耳に届いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月17日
参加申し込みの期限
2013年12月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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