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Mon seul Tresor
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鈴の音が一つ、ジニーの耳に届いた。全身に纏わり付くようだった血のにおいが掻き消え、見慣れた自分の部屋が広がる。今のは、夢だったのだろうか? ジニーの茶色い瞳が床に横たわる洋美に向けられ、駆け寄る。おずおずと洋美の柔らかな頬を両手で抱き、優しい温もりに息を吐く。
洋美が目を開け、頬に触れる手に自身の手を添える。ジニーの手は若干冷たかったが、それでも死者とは違う温もりがあった。
「生きてるんだな?」
「はい、生きてますよ」
ジニーの顔が、今にも泣き出しそうに歪む。
「謝々」
震える声に、洋美はにっこりと微笑んだ。
「……私こそ、ありがとうございます」
あんな悪夢を見たからこそ、強く思う。この人が大切だと、この人の支えになりたいと、この人と共に歩んで行きたいと。
洋美がジニーの手を強く握る。今度こそ、何も出来ない自分に嘆くのはやめると誓う。大切な人を繋ぎ止める為なら、何でもする。この人を守りたい、そう強く思う。
ジニーは洋美の頬から優しく手を離すと、掴んでいる洋美の手に自身の手を重ねた後で、そっと振り解いた。
洋美が死に逝く時も、母が死に逝く時も、ジニーは何も出来なかった。……最初から、何にも出来ないと知っていた。自分には大切なものを繋ぎとめる力がない事は、分かっていた。だから、大切なものを作らなかった。失う事が怖かったから、失った時の心の痛みに耐えられないから。
……今ならまだ、手放せるだろ?
蜘蛛が蝶を捕まえても、いずれは殺してしまうだけ。
洋美が大切だからこそ、手を離す。洋美には、こんな薄暗い地下なんて、似合わない。もっとずっと、明るくて綺麗な場所が似合うから。
―― 大切なものが壊れてしまう瞬間を、もう見たくないから……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月17日
参加申し込みの期限
2013年12月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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