this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
Mon seul Tresor
<< もどる
1
…
15
16
17
18
19
…
39
つぎへ >>
戸口を叩く音に、零は重たい腰を上げると扉を開けた。初夏に相応しい、夏草と湿気を含んだ風が零の白い髪を撫で、目の前に立つ女性が赤い髪を手で押さえる。零の赤い瞳が女性を見上げ、彼女の黒い瞳が笑うように細められる。
「……!? ……し、師匠!?」
目を大きく見開き、零が息を呑む。かつて自分が殺めてしまったはずの師の姿に、まだ夢が続いているのだろうかと混乱する。夢でなければ、亡霊だろうか? いや、そんなはずは……。
「ちょ、ちょっと? そんな妖怪が出たような反応は……ひどいなぁ」
もっと喜んでくれると思ったのに。そう言いたげに燐が小さく溜息をつき、肩を落とす。
「あたいよ? 燐、覚えてるかしら?」
「も、勿論でござるよ!」
勢いよく言い、燐の手にそっと触れる。温かい温度は燐が生きている事を表しており、ホッと息を吐く。
「……そう簡単に死ねないわよん。零ちゃんには、まだ教える事はいくらでもあるんだからね?」
「今まで、何故姿を見せてくださらなかったのでござるか?」
「いつまでも師の元に居るのではなく、いずれ独り立ちの時は来るものなのよん」
燐の手が、零の頭にポンと乗せられる。
「師匠も意地悪でござるな……ほんとに……」
それでも、生きていて良かった。またこうして出逢う事ができて、良かった。そんな気持ちをこめて小さく微笑んだ時、燐の後ろに金色の瞳の少女が立っている事に気付いた。
「お主は……」
燐が振り返り、「あら?」と声を上げるとしゃがんだ。何も言わずとも、燐には彼女がどういう存在なのかが分かった。少女の柔らかな銀色の髪をそっと撫で、ポケットから鈴の付いた赤いリボンを取り出すと彼女の手首につけた。
「鈴の音が、導いてくれますように……」
願いをこめ、鈴に触れる。
「拙者も、お主が大切な人と再び出会えるよう、祈っておる」
少女がチリンと手首の鈴を鳴らし、どこか悲しそうな笑顔を浮かべながら『ありがとう』と呟くと背を向けて走り出した。美しい鷹が彼女を追うように木から飛び立ち、零が思わず名前を呼ぶ。
「リン!」
少女の背中を見つめていた燐が鷹に視線を移し、悪戯っぽく微笑みながら振り返った。
「リンって名前なのねん」
零は赤い瞳を足元に落としながら、小さく頷いた。
<< もどる
1
…
15
16
17
18
19
…
39
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
Mon seul Tresor
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月17日
参加申し込みの期限
2013年12月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!