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赤い三つ編みが印象的な妖艶な美女に、
北園寺 衝
は目を奪われ、足元にいた少女に気づくのが遅れた。息を呑むほどの美少女が一粒の涙を零した時、衝の視界がグニャリと歪んだ。
祖母が倒れた事は、聞いていた。心配して慌てて電話をかけてみれば元気な声で、大丈夫だと言っていたから安心した。年齢から来る、ちょっとした不調なんだと思っていた。だから衝は仕事を優先して、顔を見せに行く予定を先延ばしにしていた。
まさか容態が急変して亡くなってしまうとは、思わなかった。祖母は衝の到着を待たずに、先に旅立ってしまった。
何時も面倒を見てくれて、勝気なところもあるけれども、かけがえのない大切な存在だった。
何故言葉だけで安心して顔を見せに行かなかったのだろう。大丈夫と言った声が元気だからと、何故仕事を優先してしまったのだろう。祖母と仕事、秤にかけずともどちらが大切かなんて、分かりきっているのに。
どんなに後悔をしても、生きている祖母と会う事はもう出来ない。
どんなに話しかけても、言葉を返してはくれない。
記憶の中の祖母の笑顔は色褪せる事なく、けれど目の前の祖母は目を閉じたまま。
過去の自分を幾ら罵っても、時は巻き戻ってはくれない。
衝は唇を噛み締めると、強く拳を握った。
街の雑踏が耳に届き、閉じていた目を開ける。先ほどまでいたはずの霊安室はどこにもなく、衝はポケットから携帯を取り出すと祖母のアドレスを開いた。数度のコールの後に出た祖母の声は相変わらず元気そうで、ついつい話に華が咲く。
父親に黙ってコッソリとお年玉をくれた事、テストで悪い点を取った時に庇ってくれた事、いつも美味しい御菓子を用意してくれていた事。昔話は緩やかに今へと重なり、恋人の話題へと向かう。絶賛彼女募集中の衝は言葉を濁しながらも、明るく言った。
「嫁さんはまだ見つけてねーけど、昔の婆さんに負けないぐらい綺麗でボインなねーちゃん見つけて、嫁さんとして自慢するつもり」
電話の向こうで祖母がカラカラと笑う。衝は絶対に見つけると断言すると、近いうちに顔を見せに行くと約束をした。
仕事は良いのかい? 柔らかい心配の言葉に、衝は微笑んだ。
「仕事も大事だが、ばあちゃんのがよっぽど大事だからなぁ」
そう言った衝の視界の端で、あの少女が眼帯をした少年に話しかけているのが見えた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月17日
参加申し込みの期限
2013年12月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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