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R&R Journey:密林のルーインズ<後編>
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探索1~魔女の狙いは
こうして一同は散った。
ラッセルはカナリアになって飛んで行き、豪とサキリ・イツトリ組はまず水を探すという。
朝鳥 さゆる
と
姫木 じゅん
、
三折部 朝衣
と
住沢 遥人
のWペアは、戦闘になったら自信がないから人数が多い方がいい、と組んで村を見て回ることになった。
人は――いないのだろう。生ぬるい静寂が満ちている。遺跡を取り囲むように、廃墟のような石造りの住居がいくつか点在しているので、そのうちのひとつを覗いてみる。
暗い。
四角く切り取られた窓から差し込むぼんやりとした光だけが頼りだ。
一同は恐る恐る室内に立ち入る。
この場所は打ち捨てられて久しいらしく床には厚く埃が積もっていて、踏むとそれが舞い上がった。
朝衣と遥人は、中を見て回った。手前は居間だろうか。仕切りがあって奥が煮炊きをするスペースになっている。そこから寝室らしき部屋に繋がっているようだ。
「ここって誰が住んでいたのかしら? 遺跡を造るのに従事してた人? それとも神官のような人?」
「魔女ランダと聖獣バロンへの信仰はあったんじゃないかな、ほら」
居間と思しき場所に、ギョロ目で舌の長い石像と、長い毛並みの獅子の石像が向かい合って鎮座している。ランダとバロンであろう。
ふたりが気になったのは二体の石像の間の壁に掛けられていたタペストリーだった。シミだらけでまだらの、黒の四角のなかに白の四角が入れ子になった幾何学図案である。
「これ、村の中央にある遺跡に似てるね」
「そうね……文字があれば綾花さんに読んでもらえるんだけど……」
「ひとまず持ち帰ってみようか」
朝衣と遥人は持ち帰るため、タペストリーを外しにかかった。
「ねえ、さゆる」
じゅんとさゆるは入り口近くで、埃を吸い込まないよう口元を押さえていた。
「まだよくわかっていないんだけど……魔女ランダの目的は『代替わりの儀式を行うこと』、で合ってる?」
「おそらくね。『魔女の器』たる『もれいびの女』を手に入れて儀式を行うつもりだったんでしょう――そして、ランダにとって都合のいいことに、今ここには梨香を含めて4人のもれいびの女がいる……」
「梨香さん、綾花さん、さゆるさん、そして私ね――」
タペストリーを手に戻ってきた朝衣がさゆるたちの会話に加わる。行政勤めで、日々、地域の問題と向き合う町長の秘書をしている彼女はピンと来たのだ。この話題は共有しておかなければいけない現状把握だと。
「……要するに、私たち4人のうち1人でも手に入れば、敵は勝利条件を満たす……」
「ええ。このまま消耗戦を強いて、誰でもいいからもれいびの女を一人でも確保できれば、あとは『代替わりの儀式』を行ってしまえばいい」
さゆるの解説に、なるほど、と頷いたのは朝衣だけで、じゅんはさゆるを、遥人は朝衣を、心配そうに見つめている。『魔女の器』の対象だということは、身の危険があるということとイコールだからだ。
朝衣は遥人の視線に気づいて、努めて明るく言った。
「そんな顔しないでよ遥人」
「朝衣……」
「『適性』のようなものがあるのだろうから、単純に器を確保できたからと言って儀式がうまく行くとも限らないじゃない?」
「それって……」
さゆるは何か言いかけて口をつぐんだ。
よくない推測に行きついたのを、呑み込んだように見えた。
朝衣も自分の考察の続きを、じゅんや遥人の前では言えなかった。
(4人のうち1人でも手に入れば敵の勝ち、ってさっきは言ったけれど……魔女ランダとしてはひとまず4人全員を捕まえて、適性の高い者を儀式にかけるのでは? 残りの3人はリザーブ要員として確保したまま――)
朝衣はその考えを振り払うように首を振る。
(勘弁してよ……? 敵の思惑どおりにことが進むのだけは御免だわ)
タペストリーのほかには目ぼしい手掛かりはなく、その住居をあとにする。
「次、行きましょう」
埃っぽい住居からまず朝衣が出てきて、遥人とじゅんがそれに続く。
最後に出てきたさゆるは物思いげに俯き、それから顔をあげてじゅんを見た。
なにかを決意するような眼差しで。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
前回シナリオ
R&R Journey:密林のルーインズ<前編>
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年05月26日
参加申し込みの期限
2025年06月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年06月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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