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【七夕】飛べ、天の川! ラブラブ♪ランデブー!
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【兄弟で七夕祭り】
《注意》このページにはBL表現があります《注意》
「誉、明日の夕方6時、九夜山ロープウェイ駅で待ち合わせだ。天の川を一緒に見に行こう」
一方的に義兄・
市橋 奏楽
に電話で言われた義弟・
市橋 誉
は頭を抱えていた。
「いつも奏楽は勝手すぎる!」
と言いつつ、誉は前向きに出かける準備をしていた。
まるで乙女だ。
「折角の七夕祭りだし、ここは浴衣がいいかな……?」
悩んだ挙句、やはり浴衣で出かけることにした誉。
シンプルな濃紺の浴衣をチョイスした。
祭り当日。
「誉、こっちだこっち。誉も浴衣着てきたんだな」
誉も浴衣で、気が合ったようで嬉しいのか、奏楽の顔が綻んだ。
「こうしてお祭りを二人で楽しむなんて……、本当に久し振りだ」
「まぁ、そうだな。でも奏楽、男同士、しかも2人きりで七夕祭りってどうなんだ?」
周りの目が気になるのか、誉は仏頂面で聞いてきた。
だが奏楽ははにかみながら、臆面なくこう言った。
「仲のいい兄弟にしか見えないだろ?」
「あ、そ、そうだよな!」
誉が却って狼狽してしまう結果になってしまった。
(奏楽は終始ニコニコしてるし、俺だって天の川は見たい。お互い浴衣姿だし……、まぁ、いいか)
こうして義兄弟水入らずのお祭り漫遊が始まった。
日がとっぷりと落ち、天の川鑑賞が本番になる頃、旧市街は観光客でごった返していた。
2人が傍にいても、通行客に遮られて時々はぐれそうになる。
奏楽ははぐれてはいけない、と心配し、義兄として良い所を見せようと誉の手を取った。
「誉、ほら。人が多いから、はぐれないように」
これに誉はびっくりして思わず手を振り払った。
「奏楽、ちょっと待て! 手を繋ぐとかおかしいだろ!? そんな事しなくても、俺ははぐれたりはしない」
ムスっとして誉は眉間にシワを寄せる。
奏楽は参ったなと呟くと、自身の記憶を辿りこう告げた。
「前に俺の忠告を無視して夏祭りではぐれたことあるだろう? 俺はただ心配なだけで……」
「あのな、奏楽……。確かに、昔は奏楽に手を引いて貰って、お祭りに行ったものだけど……! 何年前の話だよ……」
(……ったく、どうして奏楽はこう……、俺を子供扱いするのか……)
ますます誉れは不機嫌になり、奏楽が差し出す手に目もくれない。
奏楽もこれには自省せざるを得ない。
(つい、昔のクセで手を差し出てしまった。誉、あんなに不機嫌になってしまって……。高校生の男子に言う言葉じゃ、なかったかな?)
苦笑いを浮かべつつ、奏楽は屋台の一角を指差した。
「誉、林檎飴食べないか?」
「そうやって物で俺の機嫌を直そうと……!」
「あ、食べないのか、そうか……。じゃあ俺だけ食べる事にしよう」
「……食べる。ってか、俺がいつ食べないって言った?」
「そうこなくっちゃ」
ニコリと微笑む義兄の顔に、義弟は「してやられた」と複雑な気分で林檎飴2本を強請ったのだった。
そして竹飾りの前で短冊に願いを書き込む2人。
奏楽は少し迷って、誉を盗み見た。
(俺にとって、誉は俺の夢を叶えてくれる存在だ。それは、俺が再び音楽の道を選ぶとしても……、変わる事はない。こういう事を言うと、きっと誉は俺を叱るんだろうけど。『夢は自分で叶えろ』って)
奏楽は過去、誉の音楽の才能の差を自覚してしまい、音楽の道を諦めて父親の事業を手伝う道を選んだ。
それは誉の音楽への道を潤沢に進めるための兄の思いやりであった。
だがしかし、それは誉にとっては理解しがたいことだった。
一緒に音楽の道を歩めないのか
、と気持ちをぶつけられたことがある。
誉は、才能云々より、義兄と一緒の道を歩むことを望んでいた。
それを知ってから、奏楽は自分の選択した道に迷いが出始めた。
(でも、何でかな? 俺は……、誉が誉の夢を叶える姿を見たいと、何よりも強く思うんだ)
しかしながら、やはり誉には自分の夢を優先して叶えて欲しいという気持ちが強くなっていくのも事実だった。
だから、奏楽は短冊にこうしたためた。
『誉が、健康で元気に過ごせますように』
何事も体が資本、ということなのだろう。
一方、誉はというと?
(俺の願い事は一つ)
『奏楽が本当に望む道を、進めますように』
少し前なら音楽の道を選んで欲しいと書いていた、と誉は短冊を眺めて考える。
(でも違うんだ、俺の気持ちは
マラソン大会
で伝わった筈だから、後は奏楽が自分の心を偽らず、道を決めてくれたらいい)
義弟は義弟で義兄のことを思いやっていたのだ。
こうして笹に吊るされた短冊の願いで、神魂効果が発動する。
「うわ、浮いた!?」
誉は咄嗟に奏楽の手を掴む。
すると奏楽も浮遊感に襲われ(誉に掴まれたことでより浮遊感がUP!)、2人は上空2000mまで急上昇する。
「これは……夢、なのか? 空を飛ぶなんて……」
奏楽も誉の手を握り、しきりに遠ざかる地面を眺めていた。
「た、多分、幻じゃないか? 俺もよく分からない!」
もれいびではない義兄を納得させようと、誉は必死に取り繕う。
奏楽はどうやらのんびりとしたところがあるようで、「そっか、楽しい夢だといいな」とワクワクしだした。
(……どう考えても神魂のせいだ。奏楽の反応は……よかった、奏楽がのんびりした奴で)
「奏楽、俺の手を離すなよ? 夢とはいえ、離したら落ちるかもしれないから」
「ああ、分かった。離さない」
正直言えば、奏楽単独でも空を飛べそうな気がした(夢だから)。
だが折角誉が握ってくれと言ってきているのを拒む理由がない。
(子供の頃に戻ったみたいで、なんだか嬉しいな)
奏楽は誉の手を握り返すと、心底嬉しそうに笑みを見せた。
(不可抗力だし、仕方ない。しっかりと奏楽の手を握ろう)
誉もそれに応えるように指を絡めた。
星の海までやってくると、その飛行の感覚に奏楽は驚いた。
「凄い景色だな、誉! 風も心地よく、実に気持ち良い」
「そうだな……」
不思議な感覚だ、と誉は思った。
星の海の中にいると、とても穏やかな気分になれる。
暫し誉は無言になってしまう。
「ん? 誉、あの女の子2人組は誉の友達か?」
奏楽が指差す方向に、BLハンターの
響 タルト
と
常盤 四月
2号(シガツー)が迫ってきていた!
「ラブラブのBLカップル発見! いくよ、シガツーさん!」
「合点だよ、響さん!」
2人は義兄弟を取り囲むように散開すると、周囲を旋回しながら鑑賞会を始めだした!
「ねぇねぇ、どっちが攻めでどっちが受け?」とか、「今後の資料にしたいから詳しく馴れ初めを聞かせて!」とか、精神攻撃を波状で仕掛けてきた!
「ちょっとマテ! 俺達は兄弟で、決してカップルでは……!」
「誉の言う通りだ。俺達は兄弟でカップルじゃない」
市橋義兄弟の言葉に、腐女子どもは更にヒートアップ。
腐女子「「やっべぇ、禁断の兄弟カプじゃないですかヤッター!!」」
市橋兄弟「「どうしてこうなった」」
まさにカオス。
そしてカオスは更なるカオスを呼び込むのである……!
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担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
112人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月25日
参加申し込みの期限
2014年02月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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