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【七夕】飛べ、天の川! ラブラブ♪ランデブー!
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【勘違いトライアングル(横槍添え)・1】
展望台へやってきた男女3名は、それぞれテンションがバラバラであった。
「もう、信じらんないっ!」
最上 るるか
は終始ご機嫌斜めだ。
「なんで七夕デートにトーマスがいるの~!? せっかくあたし浴衣でおめかししたのに……」
最上はジト目で元凶(と目される)の
トーマス・ジャスティン
を睨み付ける。
「私は響ちゃんに誘われてきたんだけど?」
何故、自分が睨まれているのか薄々気付きながら、彼は苦笑いしながら同居人に話を振った。
「俺が悪いのかよ……。トーマスだって行きたそうな顔してたじゃないか」
濃紺の浴衣の
篠崎 響也
は首を傾げながら、「自分に落ち度はない」といった態度を取っていた。
篠崎は最上の浴衣姿を改めて眺める。
紺地にスミレの柄が風流な浴衣。自慢の赤毛は結ってスミレの飾りが付いたリボン型の髪留めでまとめている。
普段は見ることの出来ない、最上の真っ白なうなじ。
全てが篠崎にとって新鮮で、うまく彼女の顔を合わせて会話することができずにいた。
結果、彼は同居人と会話することで緊張感を和らげていたのだ。
「なによ、響也ったら全然あたしのこと見てくれないし……」
最上の機嫌は今にも最底辺に到達しそうだ。
「せっかくあたしから誘ったのに……。なんでこうなるのよ、もう!」
最上は数日前、
寝子島クラシック同好会
の帰りにデートの誘いをした光景を思い出していた。
「最上さん、私のことはコケシか何かだと思って」
トーマスが一歩下がって存在感を消そうとするが、184cmの筋肉質の巨体は嫌が応にも存在感がありすぎた。
最上は恨めしそうにトーマスを見上げた。
「コケシじゃなくてトーテムポールじゃない!」
「おい、喧嘩は止すんだ。ほら、短冊を書こう」
マイペースに話を進める篠崎に、最上の苛立ちは募る一方。
(うーん、なんか初対面でえらく嫌われちゃったなぁ)
トーマスは数歩下がった位置から最上を見遣る。
彼はデートの邪魔になると勘付きながらも、敢えてここに来たのは理由があるのだ。
(最上さんが響ちゃんに相応しい女性か、この目で見定めようと思ったんだけど……)
オカンのような発想で同行していたトーマスは、最上に嫌われたことによって目的の遂行が危ういと悟る。
そんな彼が願ったことは、これだ。
『無病息災』
一見、平凡な願い。しかも達筆。
そしてマイ筆ペンだ。
だが、トーマスはこの四字熟語に深い願いを込めていた。
(私と出会った人が、皆元気に過ごせればいいな)
実に慈しみ深い博愛主義な願いである。
そのまま竹に吊り下げると、両手を合わせて願いを込めた。
対して篠崎は少し悩みつつ、願い書き直していた。
『
両親の仲が改善しますよ
色々な音楽にこれからも触れられますように』
(親のことは、俺が願ったところでどうにもならないよな)
表情が少し曇った。
それを願うなら、夢中になっている音楽の出会いに期待したい。
だが、その願いを最上は偶然見てしまっていた。
(響也……、あたしの事を願った訳じゃないのね……)
ペンを握る力が強くなる。
(もう嫌……。なんでこんな気持ちにならなくちゃいけないの? これも全部、トーマスが悪いのよ!)
最上は震える手で、ありったけの気持ちを短冊に籠めた。
『響也の彼女になれますように』
最上が短冊を竹に飾った次の瞬間、彼女の思いに応えて神魂が作用した。
「わっ、急に体が浮いた!?」
空中で自由の利かない体に動揺する最上。
「助けて響也!」
慌てて手を伸ばし、篠崎に抱きついた。
彼もまた短冊を吊るしたお陰で浮上していた。
「俺も、飛んで……!?」
最上に抱きつかれた上に空中でバランスを取る篠崎も狼狽してしまう。
「へー、ホントに飛べるんだ。ねこったーの噂は本当だったんだね!」
何故かトーマスだけが、この状況に適応していた。
どうやら事前に噂を聞き付けていたようだ。
「ろっこんの力でもないなら嘘だろうと思ってたけど、こういうのは楽しくていいね!」
「なんでトーマスも浮いてるのよーっ!? あっち行ってよー!!」
恐怖や怒りや悲しみが渦巻き、最上の心はグズグズになっていた。
そして心が乱れると、人は誰しも思わぬことを口走ってしまうものである。
「ねぇ、響也。トーマスと同棲してるって本当?」
最上の問いに、篠崎は「ルームシェアの間違いだろ」と首を傾げる。
「それを世間一般では同棲っていうのよ! 世の中には同性愛ってものも存在するんだから! 特にトーマスは普段から『スケベじゃないと人類は滅びる』とか言ってるし! 怪しいのよ!!」
キーッとがなる最上に、抱きつかれた篠崎は困惑顔だ。
「この際だからはっきり聞くけど響也はあたしとトーマスどっちが好きなの!? どっちを選ぶの!?」
「はぁ?」
この質問に篠崎の目は点になった。
「同棲するくらいの仲って、そういう事よね!? もしかして、まさか……」
「最上さん、何を想像しているか私はなんとなく分かるけど」
「分かるんだ!?」
篠崎のツッコミをトーマスはスルー。
「でも、それは勘違いだから」
「嘘!! だって響也、あたしがどんなにモーション掛けても全然なびかないんだもの! それって、トーマスのせいで響也が女の子に興味持てないからじゃない?」
「ちょっと待って。流石にそれは聞き捨てならないよ、最上さん?」
「何が違うのよ! 噂じゃ響也のご飯まで作ってるそうじゃない? どうせ裸エプロンとかしてるんでしょう!? 卑猥よ!!」
「どういう発想でそこに行き着くのかな……!?」
「いい加減にしろ、2人とも!」
篠崎は困り果て、思わず間に割った。
「最上、誤解だ。トーマスが困ってるじゃないか」
そして篠崎のこの一言である。
トーマスは目元を手で覆い嘆息を吐く。
最上は、言わずもがな、火が付いたように激昂した。
「響也の馬鹿ぁっ!! なんでトーマスを庇うのよっ? あたしよりトーマスが大事だって言うのね!? この、トーマスの泥棒猫っ!」
最上の瞳から大粒の涙がぽろぽろと流れ出てきた。
「ショックよ、響也はあたしみたいなカワイイ女の子より、筋肉質の男が好みだったなんて! そんなにトーマスが好きならずっとトーマスといちゃいちゃしてればいいのよ! 裸エプロンでも、添い寝でもやったらいいじゃん!」
夜空にスラップ音が響き渡る。
篠崎の頬に強烈な最上の平手打ちが叩き込まれたのだ。
最上は篠崎の体を突き飛ばすと、星海の彼方へ飛んでいってしまった。
しばし、篠崎は彼女の背中を呆然と見送るしかできなかった。
そこへやって来た
響 タルト
。
したり顔でインタヴューを敢行する。
「おふたりの馴れ初めを聞かせてほしいなぁ♪ で、どっちが右側かな?」
「「いえ、俺たちは健全ですから」」
2人は最上を追いかけ始めた。
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シルバーシナリオ(150)
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なし
シナリオジャンル
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コメディ
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
112人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月25日
参加申し込みの期限
2014年02月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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