this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【七夕】飛べ、天の川! ラブラブ♪ランデブー!
<< もどる
1
…
15
16
17
18
19
…
53
つぎへ >>
【仲良し兄妹の恋バナ】
「あれ? 浮いてる? やっほーい!」
勝手に浮き上がる
佐々 寿美礼
のテンションは、その体とともに急上昇。
「おい! なんか浮かんでるぞ!」
元々飛空系ろっこんの持ち主にして寿美礼の兄、
佐々 藤寿
は重力に反して浮かぶ身体に一瞬焦る。
「まぁ、噂通りってことか。もともと俺はろっこんで飛ぶつもりだったしな」
そう言って、浴衣の懐から唐草模様の風呂敷を取り出した。
彼はそれを広げて器用に乗ると「飛べ!」と掛け声を発した。
すると魔法の絨毯のごとく藤寿を乗せた風呂敷が空中を滑らかに滑るように飛び回り出す。
「よし、『風呂敷ライダー』成功だ。寿美礼、ここに座れよ」
「わぁ、空中で腰掛けられるなんて便利!」
大きな風呂敷は、兄妹2人が乗っても余裕が有り余っていた。
あまり大きすぎる代物は飛ばせないのだが、今回は上手く発動条件の範囲内に収まってくれたようだ。
「願い事したら本当に飛べたね! 藤兄はなんて願い事したの?」
「それ今聞くのか?」
寿美礼の問いに藤寿は恥ずかしそうに答えた。
「け、健康第一……」
「なにそれ!?」
笑い転げる寿美礼。
藤寿は顔を真っ赤にしていた。
(言えるわけないだろ……。
『妹に彼氏が出来……たらいいと思う』
だなんて!)
しかも、『出来ますように』と恥ずかしくて書けず、結局ぼかしてしまった残念っぷりである。
「そういう寿美礼は何て書いたんだよ?」
妹は自信たっぷりに答えてくれた。
「ズバリ、
『藤兄に彼女が出来ますように』
だよ!」
「寿美礼、余計なお世話だ……!」
「藤兄、悔しかったら浮いた話の1つや2つ持ってきてよ。妹が心配してるよー?」
ニヤニヤと茶化す寿美礼に、兄は「俺だっていつかは……!」とぐぬぬと唸ってしまう。
「そういえばさ」
寿美礼は上空に広がる天の川を指差して、思い出していた。
「天の川かー。見に行ったのは6歳の時だったはず」
「こうやって二人で天の川見たのも久しぶりだな。寿美礼が天の川見に行くって言い出して二人だけでこっそり出かけて、見れたのはいいがその後帰って叱られたな。帰り道が真っ暗なせいで寿美礼が泣きだして、結局俺が背負ったっていう――」
「あれ、泣いてたのは藤兄じゃなかったっけ?」
寿美礼は「はて?」と首を捻った。
これに藤寿は反論する。
「何言ってんだ。おぶった俺がなんで泣いてるんだよ? 泣いてたのは寿美礼だろ?」
「ホントに泣いてたんだよ、藤兄は。暗がり怖いってあたしを背負いながら」
「……全然記憶が無えな」
藤寿は眉間にしわ寄せながら記憶を辿るが、全く思い出せない。
寿美礼は「小さい時だから都合良く記憶が抜け落ちてるのかな?」と一緒になって首を傾けた。
「あの時はありがとね、一人じゃなくてよかったって心強く思えたんだから」
ペコリと寿美礼は頭を下げると、藤寿は「兄として当然の行いだ」と何処か誇らしげに胸を張る。
「でも、そのあとお父さんとお母さんに怒られたっけ? そこは忘れちゃった」
「そこ忘れるのかよ!」
藤寿が苦笑しながらツッコミを入れた。
「ていうかさ、藤兄、好きな女性のタイプってどんなの?」
「えらく唐突な話題転換だな!?」
今時の女子高生である寿美礼は、文脈などお構いなしである。
「だってー、気になるんだもの、妹として。それとも、藤兄、もしかして……!?」
「んなわけねえだろ、なんだよその目は! 俺の好きなタイプ? ああ、言ってやるよ!」
妹に煽られ、兄はまんまと乗せられてしまった。
「そうだな、常識があって几帳面で真面目で大人しくて……、具体的に寿美礼とは正反対なのがいいな」
「なんであたしの名前が出てくるの!?」
「寿美礼とは正反対なのがいいな」
「強調しないでよ!! しかも2回言うって、そんなに大事なことなの!?」
ないわー、と色んな意味でショックを受ける寿美礼である。
「そういう寿美礼はどんな奴が好きなんだ?」
攻守交替。今度は兄が妹に探りを入れる。
寿美礼は風呂敷の縁に腰掛け、足をぶらぶらさせながら質問に答えた。
「あたしは頼りになって、面白くて、スポーツ出来て……、藤兄から見た目の怖さを引いて、素直さとファッションセンスを足したような人がいいな……って、なんで睨んでくるの?」
「どうして俺の名前が出てくんだよ?」
「藤兄から見た目の怖さを引いて、素直さとファッションセンスを――」
「2度言うな! そんなに重要か!?」
「うん」
即答だった。
そして驚くべきことに、好みのタイプがお互い実の兄妹がベースになってることである。
もちろん、この事実に佐々兄妹は気が付いていない。
「もー、あたしに彼氏が出来たらお父さんより藤兄が立ちはだかりそうだなー」
「そんな面倒なことするか、ったく。……でも、お前に相応しい相手かどうかは、一応、俺が見定めてやる」
兄の無自覚なシスコンぶりに寿美礼は「あー、やっぱり?」とクスクス笑みを漏らす。
「……彼氏にするなら面倒見のいいやつにしろよ」
藤寿は気恥ずかしげにボソボソと言う。
「お前1人で放っとくと危なっかしくてしょうがねえし、俺の肩の荷が少しでも下りてくれるんなら万々歳だ」
「なんかいつもあたしが藤兄を振り回しているみたいな言い方だよね、それ?」
妹の不満そうな声に藤寿がウンザリしながら言った。
「事実じゃねえか……。今まで散々俺を振り回して巻き込んで! 俺にだって都合ってものが……」
「え……、迷惑だった……? もしかして、今までもあたしのために無理して……?」
妹の困惑した表情が兄に向けられた。
これを見た兄は、力強く妹に向けて告げる。
「寿美礼、用事がある場合は前もって言うように。予定をずらすように俺も調節するから」
「ありがとー、藤兄!」
なんだかんだで妹には勝てない兄である。
「やっぱり藤兄には甘えられる人がいいんじゃないかな?」
「だから話が突飛すぎるんだって。俺の未来の彼女のことなんて今はいいだろう?」
「そんなにへそ曲げないでよー。話してて素直になれる人が藤兄の彼女だったらいいのになーって思っただけ。将来の義理の姉になる人だもの。藤兄は勿論、あたしたち家族とうまくやっていけると嬉しいじゃない?」
「お前は小姑かよ。結婚とかまだ先の話だろうが……、ははっ」
藤寿が声に出して笑い出せば、寿美礼も釣られて笑い出す。
幾千幾万の星の下、仲睦まじい兄妹は、今日もフツウを謳歌していた。
佐々 寿美礼
:兄の恋愛を応援することを決意する
佐々 藤寿
:シスコンはステータス、自身の恋愛はまだまだ未知数
<< もどる
1
…
15
16
17
18
19
…
53
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【七夕】飛べ、天の川! ラブラブ♪ランデブー!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
112人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月25日
参加申し込みの期限
2014年02月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年02月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!