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オウガフェス in SUMMER
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「……なんだかジョギングみたいになっちゃったな」
スタートしてから30分、走り通しだった灯子は足を止めた。
何人か鬼に追いかけられる子は見たが、幸い自分が追われることはなかった。
けれども、この短時間で鬼の数が大分増えたのはなんとなく感じていた。
「……やーな予感がする」
女の勘というのは当たるものだ。
ダダダダっと慌ただしい足音とともに、道の先からシダと仄が走ってきた。このただならぬ感じ、追われている……!
とその瞬間、右の薮から竜司が飛び出してきた。こっちも追われている様子。
続いて、左の薮からは拓郎と月が葉っぱを撒き散らして出てきた。あえて言わなくてもいい気もするが、こちらも絶賛追われ中である。
「……マジかよ……」
これまで平和だった分、まとめてピンチがきた。
追いかける鬼は、円、春告に勇、蛇那伊と真央、それから冴来と顔をボコボコに腫らしたメイソン。少し遅れて夏朝。鬼軍団の大集合だ。
ちなみに、といきと英二はまだトイレにいる。下心は……手をあわせてあげよう。南無。
そんな彼らをこっそり待ち構えているのは修一郎、またしても茂みに隠れ、またしても道端にぬいぐるみを置いてある。
「ククク……今度はシマリスの山本だ。可愛らしさに悶えるがいい」
だが、この状態の彼らに、もはや道に転がるぬいぐるみを気に留める余裕はなかった。山本をドカドカと蹴散らし、一団は嵐のように走っていく。
「なっ……! 山本に何をする!!」
怒った修一郎は釣り糸を投げ縄のように振り回し投げた。
糸は走っていた仄をとらえた。
「な、なんだこれ! ま、まずい!」
彼女はとっさに手を伸ばし、シダの肩を捕まえた。
「え……!?」「一緒にしのう?」
「や、やだ、シダ、捕まる、困る……ああああああーーーーーっ!!」
道連れにされ、2人まとめて茂みに引きずられていった。
【双葉仄 確保 記録41分15秒】
【シダ美穂戸 確保 記録41分15秒】
「やばい……2人やられた」
竜司はかくなる上は……と適当な方向を指差した。
「あっ、あんなところに幼女が!」
これで一瞬の隙を作れるはず、と思った彼はなんというか頭脳が残念だった。
誰1人引っかからなかった。唯一、引っかかりそうな下心はビームでリタイアしているのだ。
「こ、これじゃ俺がバカみたいじゃねぇか……!」
実際そのとおりである。
「くそ!」
1人道を外れ、原っぱに竜司は向かった。1人で逃げる気だ。
しかし、そこには刀の仕掛けた罠が待ち構えていた。思いっきり足を持っていかれ、盛大にコケる。
「ぐえ……」
そこに遅れてやってきた夏朝が、ぺしっと頭をタッチした。
「……はぁはぁ、1人捕まえた……」
「く、くそぉ……」
【冴木竜司 確保 記録42分12秒】
「……これを使う時がきたかな」
円は腰につけていたボーラをひゅんひゅん回し、投擲した。
ぐるぐると回転して迫るボーラは、月の真横をかすめ、先頭を走っていた灯子の足に絡み付いた。
「うわっ!!」
彼女は草むらの上に転がるように倒れた。
【剣崎灯子 確保 記録42分59秒】
それを見て、月はむむむと眉間にしわを作った。
「……貴方がその手でくるなら、こちらも相応の手を用いるまでです」
服の袖口からは鋼糸を引き出し、前方の木や柵に次々に引っ掛けた。ワイヤートラップというものだ。
「わっ!!」
最初に円がトラップの犠牲となり転倒した。
それから、勇、蛇那伊、メイソン、冴来がトラップに捕まった。
「うわああああああああ!!」
「きゃあああああああ!!」
次々に転倒。大クラッシュだ。
「……め、メイソンさん……あなたまた……」
「あっ! 違う! 違う違う!」
またしてもメイソンは冴来を押し倒し、またぎゅぎゅううう……とつねりあげられた。
「……草食系かと思ったら、随分積極的なメガネ男子ね……」
「え? あ、う……うわぁぁぁーーーーーっ!!」
そしてこちらでは、勇が蛇那伊を押し倒し、彼の固く厚い胸を触るという不幸な事故があったことを伝えておこう。合掌。
月は鋼糸を避け、むしろ足場にして、集団の先頭に躍り出た。
曲がり角が見えてきた。
だが、安心するにはまだ早い。
そこに華蓮が待ち構えているのだ。
「オーホッホッホッ! 馬鹿正直に追いかけるのはむだな労力ですわ。人間らしく知恵を使いませんと」
そう言って、頭を指した。
「先回りして一網打尽。完璧な計画です……」
「どうしてこんなところに……!!」
「わ……わわわわっ!!!」
猛スピードでカーブを曲がった月は、出会い頭に華蓮と激突。
「きゃああああああーーーっ!!」
絡まりあって、道の横に転がっていった。
【常闇月 確保 記録43分18秒】
残るは拓郎。それから春告と真央。
順番でいうと、先頭が拓郎、続くのは真央、大きく離されて春告という位置だ。
「待つのだー! 拓郎ちゃーん!!」
「後木……さん……。さすがに……速い……な……」
真央も同じ陸上部、みるみる距離を縮めていく。
もう少しで彼の背中に届く……そこまで迫ったところで、唐突に拓郎は立ち止まった。
「ほえ!?」
加速していた真央は、彼の横を全速力で走り去り、まっすぐ茂みに飛び込んだ。
「止まれないのだぁーーーーーーー……わぁ!!」
拓郎は固まったまま、道の端に立つ女の子を見つめていた。その女の子とは、彩葉である。
「あ、しばっち……」
「あ……彩葉さん……参加して……たんだ……」
普段以上にぎこちなく言った。髪をかき、目を泳がせ、どうにも落ち着かない様子。
それもそのはず、何せ彼女は片思い中のお相手なのだ。
さらに言えば、彩葉も拓郎を意識していたりする。
「すごいね、しばっち。私なんてすぐ捕まっちゃったのに」
「いや……たまたま……運がよかった……だけだと……思う」
「ううん、しばっちの実力だよぉ」
「そう……かな……?」
表情にはあまり出てなかったが、これでも拓郎は照れていた。
「な、何がそうかな、だ……デレデレして……」
ようやく追いついた春告は、ぜーぜーと息を切らして、彼の肩を叩いた。
【志波拓郎 確保 記録44分26秒】
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月15日
参加申し込みの期限
2013年12月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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